啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

ニリンソウの大群落

2010-04-30 23:46:01 | 里山

藤岡市の西南部。高山地区のハイキングコース「鎌取コース」を歩いた。
コースを整備したグループの一人のIさんに教えてもらい、毎年1回は歩くコース。
今日は、誰にも会わない静かな日。色々な花やアオゲラなど色々な出会いがあった。

南側から林道を上がってのスタート。肥えた「ホウチャクソウ」やハルジオン、スミレなど
花一杯。タラの芽は例の通りに、誰かがしっかりと摘み取っている。林道終点から、広葉樹
のコースに入る。尾根沿いは山ツツジ。杉林の中のピークに鎌取山がある。

さらに、30分ほど快適な広葉樹林を尾根沿いに歩くと日向山(448㍍)に着く。全行程の約5分の4。写真を撮って引き返した。車を置いた場所の近くに戻って気付いたのが帽子
を忘れたこと。引き返すには辛く、車でコースの終点に行き、日向山まで行くことにした。
奥様の海外旅行の、お土産であり、山の中に置き去りにできないのである。

この決心が、さらに多くの花とめぐり合えることにつながった。高山の村落は花で埋まる賑やかさ。連の鯉のぼりも泳いでいる。集落から下るコース道筋に、ニリンソウの大群落。キンポウゲ、ムラサキケマンなど春の花で埋まっている。エイザン(ヒゴ?)スミレも見つけた。

日向山への登りでは、ブログの愛称でもある「啄木鳥」のアオゲラの夫婦?に遭遇。この冬
にバードウォッチングをはじめ、一度だけ見ている。ただ、その時は双眼鏡のピントが甘く
「グリーンぽい」「アカゲラより大きい」程度での判断。今回は、1分間ほど自分の目で見た。アカゲラよりかなり大きい。美しさではアカゲラに軍配が上がるようだ。

忘れた帽子は、日向山の標識にかぶせたまま残っていた。
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朝日岳北峰

2010-04-29 19:51:19 | 低山歩き

Gウィーク初日。アルプスのどこかへ登ったような立派な山名だ。高さはわずか448㍍。
粗大ごみとまでは行かないが、家の都合で自宅に居れず、曇天のなか家を出る。
吉井町(現・高崎市)の八束山(標高4百㍍強)を歩こうと思ったが、あいにくの雨。

途中でタラの芽を発見。道路から少し高い場所にあったので、雨の中取りに行くか迷う。
タラの芽など山菜を探しながら、車を走らせるが何か物足りない。駐車ができ、山の
奥へ引き込むような山道を発見。小雨の中を迷うことなく歩き出していた。

吉井町には私の散歩コースとして、牛伏山(5百㍍ほど)と八束山がある。その隣・南に
ある山に登りたく、2回ほど登山口を探したが見つからなかった。この道を登ればと
思ったが、すぐに旧住家跡と見られる場所で行き止まり。いつもならここまでだが、
今日は違った。道の無い山中を登る。獣道と思われるが、かすかに林の中に空間がある。
蹄のような跡、猪と思われる大量の毛もあった。木と根を頼りに先を目指す。

登りだして40分ほど。先が見えてきた。ミツバツツジが尾根沿いに美しい。青空が
見え出した頃に、少し広い場所に着いた。この上の部分が頂上らしい。

ヤマツツジ(写真)とミツバツツジが咲く山頂にはさ3等三角点と頂上の標。「朝日岳北峰
(448㍍)」=天引城址とあった。私が登った方向と逆に、登山道らしき道もある。
南峰と思われる場所まで歩いてみたが、新緑の中でのツツジや牛伏山方面の展望など
なかなかだった。

帰路は、登山道を帰りたかったが、車まで距離があり、来た道を戻った。
目印につけておいた3箇所ほどの枝が役に立った。


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イカリソウ

2010-04-28 22:45:25 | 里山

イカリソウは花びらの形を、船のイカリに見立てたものと聞いた。
トキの島で、実家が所有している山林の中の日当たりの良い場所(昔は田んぼ)に
無数に咲いていた。白い花が大半だったような記憶があるが、群馬に
きて何年かたって、紫の花と白系の2種類が生き残っている。

この時期になると、思い出させるように小さな花をつけ楽しませてくれる。
トキワイカリソウとかハナイカリなどさまざまな種類があるようだが、詳しくは
判らない。一番ポピュラーなイカリソウだと思っている。


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クルマバソウ

2010-04-25 21:36:18 | 山野草

クルマバソウは群馬の山ではあまり見かけないが、トキの島では珍しくない。
春先に、白い小さく可愛らしい花を付ける。

田畑や、道路脇、荒地などどこにでもはびこる雑草のヤエムグラ(アカネ科)
の仲間。ヨツバムグラ、葉が6枚のクルマムグラなど仲間は多い。クルマバソウ
の葉は8枚あり、図鑑を見る限り仲間の中で一番多い。

野草に興味のない人なら、咲いていても気付かないほど小さな花。
茎も細く華奢だが、生命力は強く、多湿な場所から、乾燥地帯に持ってきても
鉢の中で元気で増殖している。
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ヤマシャクヤクが咲いた

2010-04-24 22:13:53 | 山野草

当家の庭に咲く山野草の王様と思っている。フィールドではまだ見たことが無い花。
農協で売っていたものを求めたが、珍しい花と思っている割には安く売っていた。
ミツバツツジの根元にあるが、今年は株が少し増え、花も3輪付いた。元気だ!

蕾が膨らみ、もうそろそろと思ってからほぼ1週間近く開花までの時間がかかった。
季節外れのミゾレには「やられてしまった」と心配した。園芸種の「シャクヤク」と
花や茎が意外と似ている。ヤマの方が少し華奢な感じがする。

白く、ホンワリとした花は清楚そのもの。愛する花ゆえに「高貴」「気品の高さ」も
感じている。もう少し増えたら、トキの島に逆輸送してみたいと思っている。
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イワカガミ

2010-04-23 16:20:46 | 山野草

庭の鉢で生き続けてている?イワカガミです。
トキの島から持ってきて、もう何年になるのでしょうか。
コイワカガミのように小さくなっていますが、耕作しなく
なった田んぼ近くを流れる沢添いに自生していたものです。
細々と葉は茂っていましたが、花を持つことは7年ほど
ありませんでした。

当家の奥様が初めての開花をことのほか喜んでいます。同時に
「何年も、水を与え続けた成果」と自信満々のようす。
異常ともいえる春の低温と多雨。そのせいで開花したとは思いません。
群馬に定着し、来年も花をつけてもらいたいもの。


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ヤシオツツジまだ開花せず

2010-04-20 22:13:59 | 低山歩き

備前楯山(栃木県足尾町、1272㍍)に登ってきた。
峠の登山口から、山頂まで1・5㌔。約1時間のハイキングコース。
庚申山への登山口となる銀山平から歩き、3.5㌔を歩くのが
一般的だが、天気予報も思わしくなく、峠まで車でショートカットした。

昨年のGウィークの最終日。休みの大半を仕事でつぶした腹いせに、不意に
思い立って訪ねた山。満開の山ツツジ、ミツバツツジと山頂下の尾根では、
花はほぼ終わっていたが、トンネル状態のアカヤシオツツジに気分が晴れた。
山道の入り口付近では山菜も見られた。

ミツバツツジのトンネルと山頂からの足尾市街や奥日光、奥利根の山々の
大展望を見込み、友人(写真=掲載了解済み)を誘った。

登山口の駐車場に着く前にある程度は状況が把握できたが、山は未だ
早春賦?の状態。大荒れだった数日前の降雪が、所々に残っている。
うす曇の中スタートすると同時に、想定を次々と裏切られる。芽吹き
に遠いタラの芽。昨年山ツツジの大木が満開だった場所には雪が残ったまま。
普通なら、数厘程度は咲いているアカヤシオツツジは硬い蕾のままだった。

山頂からの展望はかろうじて得られ、山歩きでは初心者のYさんには何とか
面目を保った。山頂でのランチを楽しみ下山。銀山平温泉のねっとりした
アルカリ性(PH9ほど=Yさん調べ)の泉質もGOO!!
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利休梅

2010-04-19 21:49:41 | 山野草

この花は良く知らないのですが、お茶をこよなく愛す当家の奥様が大切に
育てているものです。清楚な花をつけ、青空とめっきり愛称が合います。

自分が主体となって育てていたり、写真を撮ってきたりすると、何とか
能書きも付くのですが、今日は何もありません。明日は、今年初めて
アカヤシオツツジをカメラに収められるはずなのですが、、、、、。
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ツクバネソウ

2010-04-18 17:23:54 | 山野草
庭の小さな鉢で生きている、ツクバネソウです。やや変形しています。
頂いた時には、葉径で10㌢弱ありました。4年ほど経って、毎年芽を出して
くれますが、だんだん小さくなり、今では2㌢にも足りないほどに縮小。

本物の葉は4枚で、その上に咲く花を含めて、羽子板の羽に見立てたと
何かで読んだ記憶がありますが、当家では葉が3枚で育っています。

乾燥した上州で、のびのび育つのは難しいようです。
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庭のミツバツツジ

2010-04-17 12:13:58 | 山野草

3年前に農協の園芸センターで大枚?を払って求めたミツバツツジです。
今年は、昨年より多くの花をつけました。本当は、アカヤシオを
欲しかったのですが、係りの人が「難しい」というのでこれにしました。
派手な紫で、花数も多くそれなりの存在感はあります。

数日前、高崎市(旧・吉井町)の牛伏山の尾根に、ミツバツツジが
枯れた尾根に浮かび上がるように満開でした。桜の名所ですが、私は
つつじを見て帰りました。昨夜の雪で西上州の山々も冠雪。開花し始
めたはずのアカヤシオツツジが無事だと良いのですが。

春の季節が不安定だった年は、ニッコウキスゲなど山野草にも影響が
出るそうです。野菜の値上がりなど、それどころではないですね!!!
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