啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「早春のウオッチング」

2024-02-24 19:53:05 | その他
「オオイヌノフグリ」
 風もなく穏やかな早春、ぐんま百名山に選ばれ、また、上杉謙信の再三の攻略にもゆるがなかったという堅城で、関東7名城の一つに数えられている太田金山城跡へのハイキング。標高236mという低山なのに、行けるところまで車で登っていくという超省エネ、ものぐさハイキング。
 金山城跡は、国の史跡指定を受け、日本100名城にも選ばれ、「城」に興味がある人にとっては、歴史の価値を見出すのだろうが、自身はそのあたりは、ひょいひょいやり過ごし、遠くで雪化粧をした山々や景色に心を動かされてしまう。それでも、「月ノ池」や「城門」、「日ノ池」をとおり、新田義貞公を祀る新田神社の近くにある巨大なケヤキを仰ぎ見れば、長い歴史の流れを感じる。登山コースはいくつかあるが、山道はよく整備され、家族でもハイキングを手軽に楽しめる。
 ハイキング中、城址の陽だまりの一角に群生していたオオイヌノフグリ。4枚のブルーの花びらがなんとも可愛い。寒さの中にも、ホット心を和ませるような、早春の訪れを感じさせる花だ。これから本格的な春になれば、一気に野の花が咲き始まる。愉しみな季節だ。
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「演奏会」

2024-02-17 18:31:24 | 庭の花木
「フクジュソウ」 キンポウゲ科
 待ちに待った演奏会‼ 市施行70周年記念プレイベントで、海上自衛隊横須賀音楽隊の演奏会。応募者が多数の為、抽選の結果、幸運にも当選。当日、ロビーではウエルカムコンサートが開催され、期待も膨らむ。収容人数1100人の大ホールは満席。それぞれの楽器を抱えて音楽隊登場。恥ずかしいけれど、自身は楽器の名前に詳しくない。金管楽器、木管楽器、打楽器・・ピアノ、コントラバス、コンサートチャイム・・たくさんの楽器が勢ぞろい。一部は、行進曲や民族舞踊。二部は銀河鉄道999、昴、星に願いをなどのポピュラー曲。終了後は拍手が鳴りやまず、アンコールを求める。期待通りの素晴らしい演奏で、それぞれの楽器の奏でる音の調和、ハーモニーが絶妙な加減で、観客を愉しませる。さりげない日常も大切だけれど、時々「生の演奏」を聴くと、感動の幅も大きく、心も豊かになる。素敵な音楽を聴いたり、美術を鑑賞したり、芸術に触れたり・・・心に種まきをすることも必要かと思う。
 当家でもフクジュソウが咲き出しました。細かく切れ込んだ葉を伸ばし、茎の先に1つ花を咲かせる。花はツヤがあり、たくさんの葉弁をつけている。日差しがあると、パラボナアンテナのように開き、夕方になると閉じてしまう。陽の当たる場所に、まとまって咲いている様は、とても見事です。
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「嬉しい色」

2024-02-10 18:44:27 | 庭の花木
 「ウンナンサクラソウ」
 先日降った大雪も、平地ではすっかりとけたが、遠くに見える山々は銀色に輝き、きれいな山並みだ。茶色が多い当家の庭では、緑色の小さな葉が固い土を破り顔を出してきた。その植物の名前は花が咲かないと分からないが、日々少しずつ成長していく様子を観察するのも、また楽しいひとときだ。
 今朝は珍しく霜が降り、日陰では土もガチガチに凍っていた。せっかく顔を出してくれた植物には気の毒だと思ったけれど、日中は風もなく春を思わせる暖かさ。最近はTVでも花粉情報が伝えられ、これから私は本格的な花粉地獄‼ 春の5K・・乾燥、花粉、黄砂、強風、気温差。本来なら、早春の息吹を感じるワクワクの季節なのだが、当分の間、これらに悩まされそう・・・。
 鉢植えしてあるウンナンサクラソウが咲きました。優しげなうすいピンク色の可愛らしい花。冬の寒さに強く、花の少ない時季に咲いてくれるので、幸せな気持ちになる。毎年、こぼれ種で育てているので、あまり花つきは良くないが、手間がかからないので、気軽に楽しめる。一輪切って花入れに挿したいと思うが、鉢で懸命に咲いてくれたかと思うと、かわいそうで切れない。
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「春よ来い」

2024-02-03 20:35:15 | その他
 ザクッ ザクッ・・標高1470mにある赤城山の小沼はすっかり結氷し、静かな湖畔はまるで鏡のよう。慣れないアイゼンをつけ、一歩氷上に足を踏みだせば、なんとも心地よい氷の響き。友人は初めてのアイゼンをつけ、子供のようにはしゃぎ(?)飛び跳ねる。どうやら、氷の世界が気に入ったようだ。当日は、異常に暖かく、ここは赤城山なのかと思うほど。雲一つない青空を背に、電波塔のある地蔵岳が、陽に照らされ眩しい。冷たく澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込み、目指すは小滝の氷瀑。慣れないアイゼンも、時間の経過とともに足に馴染み、自然がおりなす雪道を楽しみながら歩くこと1時間。そこは、地層からしみ出している水が左右に幅広く氷柱をつくっている。昨年に比べると、氷壁もブルーで美しかったけれど、地層からしみ出てきた幾筋もの水が、陽に照らされ、キラキラ輝きながら落ちていく様に、自然の芸術というには、少し大げさかもしれないが、そこに美を感じてしまう。そして、そこで飲む暖かいコーヒーは、格別に美味しい。美しい冬景色を堪能した。
 今日は節分。豆まきです。「福は内、鬼は外」と言いながら豆をまく。家族揃っての豆まきだ。そして、自分の歳の数だけ豆を拾って食べる。歳の数だけ・・・この歳になると、なかなか厳しいものがあるが・・。明日は立春。気候が冬から春に移る。新しい季節に入るので、1年間、無病息災を願い、私も豆をまこうかしら?。

小沼の氷結  友人のYさん・・楽しそうでした。
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