啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「厳しき残暑」

2018-08-31 09:22:33 | 庭の花木
 「オシロイバナ」
 猛烈な暑さを記録した8月も、今日で終わり。さわやかな秋は、きっと、もうそこまで来ているはず、と信じているのだけれど、期待は裏切られ、厳しい残暑が続いている。本日も最高気温、33℃の予報。
 そろそろ咲くタイミングかな?と庭に出てみても、まだまだ咲いていないオシロイバナ。昨日、すでに時刻は、夕方4時を過ぎていた。さらに、時間が経つこと30分。もう一度様子をみに行くと、咲いていました可愛らしい、あざやかな紅い花。その他、黄色もあり、この鮮やかな色で虫を誘い、夜になれば、甘い香りで虫を誘う。そして、翌朝にはしぼんでしまう一日花。花が咲き終わった後、黒い種ができ、これをつぶすと、白い粉状の胚乳が出てくる。これが、オシロイバナの名の由来。
 子供のころは、この粉を鼻筋につけ、鏡をのぞけば、そこだけ妙に白く、ちょっぴり大人の真似をして遊んだその昔を、脳が覚えている。幼いころの、こんな他愛もない遊びは、いつまでも心に残っており、身の周りの”なんでもないもの”を見つけては、遊び道具にしていた。懐かしい記憶の一ページ。
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「夏の情景」

2018-08-28 14:32:36 | その他
 「オモダカ」  オモダカ科

 雨が降りそうで、ふらない。湿度が高く、少し身体を動かせば、まとわりつく不快感。水田では稲の穂先がその重さで、先端が少し下を向いている。その根元に目をやれば、緑の中に白い可愛らしい花、オモダカが咲いている。三方に伸びた葉先が、ひとの面(顔)のように見え、しかも鼻より高い所にあるので、オモダカ(面高)の名がついたという。
 槍の穂先のように、鋭くかっこいい葉は特徴的で、見どころの一つ。草丈、20cm程度、日本全土に分布し、水田、沼地、池などに生育。なお、白い花は一日花で、夕方にはしぼんでしまう。花径2cm程度の愛らしい花だ。
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「季節の移ろい」

2018-08-25 09:42:09 | その他
 「ツユクサ」  ツユクサ科
 最高気温35℃の予報。暑いです。セミの声も下火になったとはいえ、まだまだ朝から元気。でも、夜になり、耳をすませ、聴こえてくるのは虫の鳴き声。コオロギかな?・・キリギリス?・・あれあれ・・これは?などど思いながら、知らないうちに眠りにつく。空をみれば、夏の雲に混ざって秋の雲。庭先にはトンボが飛び交い、一歩、また一歩と季節が移ろってゆく。
 あんなところにも、こんなところにもと、畑や畔で茎を伸ばしたい放題のツユクサ。少々厄介な雑草。しかし、花の鮮やかなブルーは、実に涼しげで大好きな色。その花、朝しか咲かず、昼までにはしぼんでしまう儚い一日花。名もこれにちなみ、朝露に濡れた姿に由来するという。
 早朝、数本手折り、花入れにさした。上品な色合いで、部屋に涼しさを運んでくれた。
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「夏の一夜」

2018-08-21 11:30:29 | 山野草
 「キオン」  キク科
 夏休み期間中、プールの水泳教室は8月末までお休み。けれど、特別教室として、夜間7時~8時まで、週1回のペースで教室が開かれている。夜はのんびり過ごしたいが、仲間に誘われ参加している。何といっても、今夢中になっている、そして、今一番楽しい水泳の誘いは、断る理由がない。勿論、連日放映されているアジア大会の競泳は、ほんとっ、たのしくTV観戦している。
 さて、夜の教室も終り、ジャグジーで体を温めていると、窓からは大きな花火! わぁ~、きれい。夜空の大輪、それは光の芸術。頑張ったプレゼントを頂いたようで、心が満たされ、幸せの時間。
 ぽつん、ぽつんと草原で見かける花。シオン(紫苑)の仲間で、花が黄色なのでキオン(黄苑)。さわやかな黄色が目をひく。花期、8月~10月、花径2cm程の小花をたくさんつけ、1mほどの茎が直立。しかし、個体は猛烈な毒があるとのこと。もっとカメラのアングルを考えれば、花火のように見えたかも・・。赤城山で撮影。花言葉「元気」。さぁ、元気出して、今日もプール行こうっと!
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「秋の気配」

2018-08-18 14:11:51 | 山野草
 「アキノキリンソウ」  キク科
 身体にまとわりついたあのむし暑い、不快感はどこへやら。今日は、空気が乾き、空はすみわたり、秋かな?と思わせる爽やかな陽気。最高気温が、30℃に満たず、からッとした暑さ、まるで軽井沢のように。
 お盆には、一気に家族が増え、大量の洗濯物と毎日の買い出し、三度の食事、あっちの部屋も、こっちの部屋も一日中、エアコンが止まることがない・・常とは違う慣れないスケジュールに、少々疲れ気味。少しでも涼しい場所へと向かった先は、赤城山の小沼。何と気温21℃。半袖では少し肌寒い。駐車場から小沼に向かう林の中に、ひときわ目を引く黄色の花、アキノキリンソウ(秋の麒麟草)だ。草丈50cm程。茎にそって小花がぎっしり詰まって、まるでアワのように咲いている。この花が咲くと、自身では秋を意識する。好きな花の一つで、当家でも育てた経験があるが、いつしか絶えてしまった。花期は、8月~11月。秋の野でよく見かける花の一つ。花言葉「予防、用心、警戒」
 台風19号が北上している。来週は西日本に近づき、上陸の恐れもあるとのこと。早めの警戒を。
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「北欧への旅」  後編

2018-08-15 12:12:26 | 旅行
 旅の後半のハイライトはストックホルム、ノーベル博物館。館内は、大勢の人で混雑。受賞者の紹介やそれに関するものが展示されている博物館。天井からは、沢山のパネルがぶら下がっており、この1枚1枚が過去の受賞者との説明を受けた。その枚数の多さに、改めて驚く。日本でも大きな話題になるが、毎年12月10日、ノーベルの命日には、世界の頭脳が集まる授賞式があり、その模様は放映される。また、館内にはカフェもあり、受賞者が座った椅子の裏には、サインとメッセージが記されていた。一番人気なのか、IPS細胞の生みの親、山中伸弥先生のサインが書かれた椅子が、天井から掲げられていた。また、ショップにある商品もユニークで、アイデア満載。さすが、ノーベル博物館!こちらも、楽しめた。
 なかなか訪れる機会がなかった北欧。ベンゲル鉄道では、湖に、山々を鏡のように映し出した雄大な自然を満喫、山岳鉄道では、度肝を抜かれた大自然の絶景。断崖絶壁のフィヨルド。さすが、世界遺産。旅をして、改めて実感した物価高。日本円に換算するのが嫌になった。そして、カード社会。現金払いはダメ、というホテルの土産店にも驚いた。トイレ利用をカードで支払うのも初体験。さらに・・商売に対するやる気のなさも、ちょっぴり感じた北欧の旅。

山中伸弥のサイン

かの有名なメダルチョコ。ゴールドパッケージ! 1個、300円弱、高いよォ~。
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「北欧への旅」  前篇

2018-08-09 19:32:28 | 旅行
 成田からおよそ11時間、到着した国はカタール、ドーハ。朝、3時30分。多様な国の人々でにぎわう。さすが、ハブ空港。ドーハは、夜も寝むらない。さらに、6時間30分の空の旅。ようやく、コペンハーゲン到着。世界3大がっかりスポットといわれる人魚姫の像。う~ん、なるほど。それより、なにより驚いたのは、物価高。日本で100円程度の水が、なっ、なんと500円!水も、おちおち飲んでいられない。全ての値段が、こんな調子。さすが、福祉国家。その源は、税金。日常生活の安心料は、税金により支えられているというが、・・それにしても、高すぎ!行ってみて、現実を知った。
 クロンボー城は世界遺産。かつて、バルト海より北海への通行として、オアソン海峡で税をとっていた城。従って、城の美しさより要塞としての役目。
 コペンハーゲンの街並みは、可愛い屋根と色づかい。アンデルセンの世界のように。
 海外旅行初体験、船中泊。オスロへ。国立美術館、ムンク美術館見学。翌日、フロム山岳鉄道、途中のショース滝は圧巻。この迫力は言葉では伝えきれない。よかったら、ユーチューブでおたのしみを。
 今回、旅行の楽しみは、フィヨルドクルーズ。欧州最深、最長のソグネフィヨルドクルーズ2時間。フィヨルドは、氷河によって形成されたU字谷に海水が流れこみ、入江となった海岸地形、とネットに書き込みがあったが、この景観も言葉では表現できない。断崖絶壁、息をのむ絶景、垂直な岸壁の連続。地球規模で繰り返される、自然が創り出した地形に船ごと飲み込まれそう。初めてみたフィヨルド、感激した。勿論、世界遺産。

クロンボー城にて。大砲が海に向かって・・。Iさんご夫婦、妹と。
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