啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「良夜」

2018-09-30 20:28:23 | 庭の花木
「シュウメイギク」  キンポウゲ科
 台風24号、外出は危険、不要不急な外出は控えて・・刻々と状況が報道されている。
 2カ月前から手に入れた、森山良子のコンサートチケット。すごく、すごく楽しみにしていた。会場は、埼玉県美里町遺跡の森館。当家から比較的近距離。森山良子コンサートツアーAcoustic Version。透きとおる歌声が、会場を包む。この広い野原いっぱい、 禁じられた恋 、涙そうそう、さとうきび畑・・・時代を飾った名曲がいっぱい。どの曲も、どの曲も一語一語を大切に、精力的に歌う歌唱力。心から感動した。若い頃に流行っていた歌は、自分のその時代を、そして、その時その時々の歌は、自分の人生をフィードバックさせる。心の旅をしているように。ある歌に胸をうたれ、ほろっと涙し、そして、涙が出るほど笑わせる。AKBB、3人のばばちゃん達、夢のようなひとときでした。
 シュウメイギク(秋明菊)が雨に打たれ、風にゆらゆら。何と耳に心地よい名の響きだろうか。純白な花びら、草丈1m以上の優雅な立ち姿、上品な佇まい。茎のわきから蕾が順々に出て、次々と花を咲かせるので、長期間楽しめる。原産は、中国。美しいものをみていると、心が清められる。
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「秋の野道で」

2018-09-26 18:27:13 | 山野草
 「ママコノシリヌグイ」  タデ科
 すれ違いざまに、私の名を呼んだ彼女は、何と幼馴染。幼少から高校まで一緒。しかし、それ以来、一度も会っていない。○○年ぶりの再会。びっくりした。ということは、さほど変わっていないのか・・そんなことないなぁ~。本当に、ほんとう~に久方ぶり。彼女の抜群の記憶力に脱帽。秋の野道で会いました。
 ミゾソバかな、と近づいてみると、いやいや、すごい棘。茎に触れば、隙間なく小さなトゲトゲ・・ワァー、イタッ! 小さな1本のトゲが指に刺さってしまった。ママコ(継子)とは、実子でない子のこと。図鑑には、名の由来が書かれていたが、それにしても、それにしても、ひどくない?この名前。あんまりだ。淡いピンク色の花は、すごく可憐で可愛らしいのに。花も怒って、茎にも葉っぱも、あらゆるところにトゲトゲをつけたのかしら。花言葉・・何故か「変わらぬ愛情」。秋の野道で見つけました。
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「料理メモ・あれこれ」

2018-09-23 16:29:56 | 庭の花木
 「カクトラノオ」  シソ科
 料理は嫌いではない。某新聞に、毎日掲載されている料理メモ。1人前のカロリー、塩分も記載されている。調理時間、1時間以内、季節の野菜など多く、だいたい冷蔵庫にストックされている材料で賄える。きちんと材料のグラムも書かれているので、そのとおりにすればいいのだけれど、そこはアバウト。従って、その料理の正解の味は分からない。何だか、美味しそうな料理名にひかれ、”まぁ、こんなもんかな”と面白がって楽しんでいる。勿論、気に入ればレシピは切り抜き、ノートに貼付。たまる一方ですが。
 トラノオにも種類があり、6月頃咲くオカトラノオ(丘虎の尾・・サクラソウ科)と個体のカクトラノオ(角虎の尾・・シソ科)では、いろいろ違う。花は全く違うし、茎も、こちらは、カクと名がついているように四角い。花が美しいので、ハナトラノオの名も。庭に植えっぱなしでも、全く心配いらない。秋の、少し寂しくなりがちな庭は、ピンク色でにぎわう。
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「すっかり…秋」

2018-09-20 17:39:15 | 庭の花木
 「ハギ」  マメ科
 朝に晩にだいぶ風が涼しくなり、季節の変わり目。何気なく風に揺れる草花にも、そして、たなびく雲も今までとは違う秋の空気感がある。
 草かんむりに、秋と書いて、萩に文字、ハギは9月の花。公園、お寺、民家でも、匂うようにハギの花が咲いている。今が見頃。落葉低木。木ではあるが、あまり大きくならず、毎年、新芽が次々に出て来るので、特に手がかかるというほどでもない。が、花が終わると、とっとと枝を切ってしまうので、大きくなれないでいるのかもしれない。
 私にとって、ハギの名所と言えば、萩寺といわれている埼玉県秩父の洞昌院、そして、東京向島百花園のハギのトンネル。向島百花園は好きな庭園。規模はさして大きいというほどでもないが、山野草を中心とした季節の花を楽しめる。だいぶ前になるが、夫と出かけたのは、ちょうど今頃。ハギのトンネル内の花が満開になる。夕方には灯篭にあかりがともり、夜は涼しく、月あかりも美しく・・こんな空間にいると、つくづく日本人に生まれて良かったと思う。
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「半袖、まだまだ活躍中」

2018-09-17 20:05:13 | 庭の花木
 「フジバカマ」 
  ”暑さ寒さも彼岸まで”というが、本日も真夏日の気温。風があり、多少気分は救われたが ・・暑かった。
 昨日は、家元招請、茶の湯研究会。この日も暑く、着物も帯までも、湿っぽい。研究会では学びが多く、
収穫ある一日。立ち居振る舞いの動作の美しさに、ただただうらやましく、憧れてしまう。自分も、そうなりたいと思うのだけれど。常日頃から心身を鍛え、精進しなければ、と肝に銘じた。
 秋に七草の一つ、フジバカマ。春の七草は食べられる草ばかりに対し、秋の七草は趣があり、自然をめでる人の心の動きが感傷的。個体は、斑入りのフジバカマ。葉の一部に、白い模様がある。まだ蕾だが、個人的には、咲く寸前の状態が好き。
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「種まき」

2018-09-13 18:04:09 | 庭の花木
 「ツルボ」  ユリ科
 種まきは、9月10日頃までに、とアドバイスを頂いた。地域性から考え、発芽や成長のための適温時期なのだろう。畑を耕し、肥料を入れ、畝を作り・・正直、大変な作業。買う方がよほど早いのだけれど、旬の野菜を美味しく食べるには、やはり手作りが一番。そして、野菜が成長してゆく様子をみる楽しみもある。かき菜、ダイコン、ホウレンソウとわずか3種類。どれも冬が旬。ホウレンソウは、栄養野菜の代表格。難易度はやさしいとあるが、当家では、まともに育たない。たぶん土?そう思い、石灰を多めに。でも、発芽状態は今回もあやしい。ダイコンは素晴らしい発芽。一番、成績が良い。かき菜は、すじ蒔きにしたのに、ところどころ、穴がボコボコあいていて・・何かの仕業?  鳥だろうか。
 知人宅では、葉っぱが全部食べられ、残るは茎のみ。二度蒔きをし、ネットをかけたとか。少しばかりの家庭菜園でも、なかなか手間がかかる。病虫害対策をし、野菜のローテーションを考え、自分で作ってみれば、価格が高いのも分からなくはない。
 ツルボ(蔓穂)の意味は不明、と図鑑に記されていた。別名、サンダイガサ(参内傘)の名も。穂の様子が、公家が参内する時に使う、長い柄の傘に似ることによるらしい。草丈、20cm程。細長い葉の間から
スーッと伸びた茎に、淡いピンク色の優しそうな花。
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「遅ればせながら」

2018-09-10 10:38:26 | 庭の花木
 「サギソウ」  ラン科
 友人のお父様から、サギソウの植え替え方法を教えていただいたのは、3月末の頃。昨年の1鉢を、平たい素焼きの鉢に3つに分け、オタマジャクシのような球根を1粒ずつ丁寧に拾い、鹿沼土、ミズゴケと敷き、じょうろで毎日水をやり、半日陰に置いたり、日向に出したり、涙ぐましい努力をした、つ、も、り。
3鉢のうちの1つは妹に譲り、残りは自宅で辛抱強く、芽が出るのを待った。旅行中は、義理の妹に水やりまで頼んで・・、お礼として1鉢プレゼントしようと・・。なのに、なのに、1つの鉢は、葉っぱだけ。1本の茎も出ない!株数35。他方の鉢は、5本だけ開花。妹からは、”1本だけ咲いた”との連絡。
 恥ずかしいので、友人には黙っていたのだが、お父様も植えた半分ほどしか咲かなかったという。○○さんはどうしたかな?とご心配を頂いたようです。  何が原因? 猛暑?
 草丈20cm程。5本の花では、”サギが乱舞”とはいかないが、白い花は清楚で、清涼感がある。まさに、シラサギが羽を広げて飛んでいるような姿。当家の個体は、すでに8月上旬には咲き終わり。
 今年は、花も変!  ちなみに、別名”雪客”の名も。何て素敵な名前なのでしょう。
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「災害大国」

2018-09-07 09:22:39 | 庭の花木
 「ツリガネニンジン」  キキョウ科
 西日本豪雨、41℃の記録的猛暑、次々と列島をおそう台風、ついに、震度7の地震が北海道をおそう。想像しただけで、ゾッとする。緑の森が一変、茶色の山肌がむき出し、各所で土砂崩れ、押しつぶされた住宅、隆起した道路、液状化、停電・・。映像には食料品、日用品等々を求めて長蛇の列。気の毒で、何とも心が痛む。昨日早朝、北海道の友人にラインを入れた。”停電だけれど、大丈夫”との返信。これから、まだまだ不自由な生活が続くだろうが、一日も早く平常の暮らしが送れますように。
 青紫色の花、下向きに咲いている、まるで釣鐘のように。草丈、70cm程度、つる性ではないが、茎はひょろひよろと細長く、心もとなく伸びる。花の長さは2cm程。茎にそい、数段に分かれ、枝の先に花をつける。
 鐘のような形の花を釣鐘に見立て、また、個体の白く太い根が、朝鮮人参の根に似ていることからが、名の由来。花言葉「詩的な愛」
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「また、台風」

2018-09-04 11:17:47 | 庭の花木
 「ケイトウ」
 今年、最強といわれる台風21号。大雨、暴風のエリアも広がり、列島を直撃。台風の強さは、最大風速で決まるそうで、瞬間風速60m。なんと、25年ぶりの非常に強い勢力との情報。水害、風対策等々、さらに、これから収穫をむかえる果樹、水田など被害が出なければいいのだけれど・・。
 ケイトウ(鶏頭)と言えば、昔から”燃えるような赤色”のインパクトが強いが、オレンジ色、黄色、そしてピンク色もあり、秋の庭をカラフルに彩る。鶏頭とは、その漢字のように、ニワトリのトサカに似ていることから。確かに、トサカ系のものもあるけれど、花そのものが枝分かれして、まるでロウソクのように、沢山の花穂をつけるものを、多く見るようになった。
 中国の三国志の時代、呉、蜀の後宮には”鶏冠の花”が植えられ、”後庭花”と呼ばれていた、と図鑑に記されていた。
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