啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「シュウカイドウ」

2017-08-30 10:45:13 | 庭の花木
「シュウカイドウ」  シュウカイドウ科
 携帯に緊急速報メール。昨日、早朝のこと。当市の、ほっとメールに登録してあるので、災害、気象情報、行方不明者、振り込め詐欺などの情報が、その都度、伝えられる。特に、遠方にいての火災情報は必要だ。しかし、ほっとメールを登録していない場合は、緊急情報のキャッチはできない。当市には、防災無線が設置されていないからだ。県内では、複数の市が設置されていないときくが、度重なる自然災害や事件、予想外の事態に備え、地域住民の安全生活確保のため、防災無線は不可欠と考える。ますます高齢化社会、一人暮らしの高齢者も増えている。みんながみんな、携帯を持っているわけでもないし、たとえ、持っていたとしても機能が複雑で、使い方もおぼつかないと聞く。緊急情報は、言うまでもなく緊急なので、地域住民に、おしなべて、情報が届くように願いたい。
 シュウカイドウは、江戸時代に中国から渡来。漢字では”秋海棠”。中国名をそのまま音読みした名という。雌雄異花同株で、茎の上に雄花が上を向いて咲き、雌花は、うつむきかげんに咲く。淡いピンク色の花が、ことのほか可愛い。寒さに強く、湿地を好む。葉はハート型をしていて、やや大きい。いづれも愛らしく、お気に入りの植物。

「ツルボ」

2017-08-27 15:22:48 | 庭の花木
「ツルボ」  ユリ科
 ”○○へ行きたいな””○○をやってみたいな”。そんな気持ちに迷わず、素直に従う。そして、行ってみたら・・やってみたら・・必ず素敵な事が待っている。”行きたいな、を 行こう””やりたいな、を やろう”に変える。その決断をするには、少しばかりの、勇気が必要になるかもしれないが、何もせず、じっとしていたら、何も始まらない。数十年間も、ほっぽらかしにしていたギターを、再びやりだしたのは、数年前の事。下手だけれど、教えてくださる方もいるし、時々オープンマイクにも出かけている。学生時のサークルがきっかけで、今回もGRASSHOPPERSによるCOUNTRY MUSICをたのしんだ。バンドリーダーのウィットある巧みな話術に舌を巻き、ゲストの石田新太郎のスティールギターや歌に酔いしれた。さすがにプロ。その声は、年齢を感じさせない。よく、”一目ぼれ”などというが”人耳ぼれ”したかも。やっぱり、行ってよかった。素敵な音楽を、また聴くことができたから。
 葉の間から、細い茎を伸ばし、その先に穂状の花をつける。淡いピンク色の、小さな花が密集して咲き、草丈は15cm程。多年草なので、昨年も咲いたと思うが、その記憶がなく、名前を思い出すのに難儀した。別名、サンダイガサ(参内傘)。昔、貴婦人が、宮中に参内した時に使った、柄の長い傘をたたんだ時の形に、花序が似ていることからついた名、と図鑑には記してあった。

「サワギキョウ」

2017-08-24 21:56:24 | 庭の花木
「サワギキョウ」  キキョウ科
 女優 杉本 彩のナレーションで、MARIA CALLAS 20世紀最高の歌姫 真実の愛をテーマに、歌唱 山田由紀子により、オペラをたのしんだ。オペラは、あまり縁がなかったが、そこそこ生きてきた当方でも、名前は知っている。ヴェルディ、ビゼー、プッチーニの数々の名曲を聴きながら、若くして亡くなった、彼女の生き様を想うひと時であった。
 サワギキョウは、沢桔梗と漢字で記するように、水を好む。花は、青色をよく目にするが、当家のそれは、紅花。草丈は、通常1m程度になるのだが、今年植えたばかりで、当家の土にまだ馴染んでいないのか、成長不良。茎に沿って、たくさんの花をつけるが、まだそれだけの力を持てないでいるようだ。来年に期待している。

「ケイトウ」

2017-08-22 15:33:11 | 庭の花木
「ケイトウ」  ヒユ科
 昨夜、9時少し前のこと。ビシッ!! 大地を刺すようなすご~い雷鳴!と、同時に新聞を読んでいた目の前が、真っ暗。どっ、どうしたの?家の灯りが消えてしまった。近隣の明かりはついているし・・・我が家だけ真っ暗。雷、落ちた?あせった。防災グッズの袋の中を、ゴソゴソ探したが、懐中電灯は手に当たらない。スマホのモバイルライトのつけ方・・・あれれ~。息子にsos。とうとう、お仏壇のロウソクで灯りをとり、携帯であれこれ指示をしてもらい、事なきを得た。かなり大きい、ブレカーのカバーなど外したこともなく、ガチャガチャ動かしていたら、自然と外れてしまって、よく見れば、カバーは押すだけで簡単に開けられるのに・・。生粋の群馬県人なのに、雷でたまげるな、と笑われたが、面倒くさがらずに、的確な指示をしてくれたので助かった。しかし、久々の豪雨と雷。おおきな音、声、蛇には寿命が縮まるおもい。さて、今夜は?少し怪しい・・。
 少しずつ、秋を感じさせる庭の花。ケイトウもその一つ。名のとおり、確かにその花姿は、ニワトリのトサカに似ている。昔から、なじみのある花ではあるが、最近は、カラフルなミニの園芸品種も出回っている。中国の三国志の時代、呉、蜀の後宮に、鶏冠の花が植えられ、後庭花と呼ばれていた、と書物に記されていた。

「咲きましたよ~満開です」

2017-08-19 15:43:45 | 庭の花木
「サギソウ」
 サギソウが満開! 満開などと、少し表現が適当でないかも知れないが、およそ70本の花が、鉢で美しさを競っている。今春、当家では、植え替えのために、球根を鉢から取り出そうとしたが、残念ながら全滅。それを知った友人のお父様が、ご自身で大切に育てていたものを、私にプレゼントしてくれた。7月上旬、当時は、まだ5cm程の茎しかなく、”咲くまでの、成長してゆく姿も愉しんで”と1鉢頂戴した。朝晩、水やりが必要といわれていたが、連日のグズグズ天気で、その手間も省け、私は、いいとこどりだけさせて頂いている。もちろん、当家では日陰の、風通しのよい、特等席をこの子たちは陣取っている。
 白い花色やその姿は、鳥のシラサギが、飛んでいるようにみえるころからの命名。少し悲しい伝説を見つけた。戦国時代の世田谷城で、助けを求める姫が、文をサギに託すが射落とされ、その後にこの花が咲いたという。  純白、清楚で美しく、心惹かれる花です。

「ミソハギ」

2017-08-16 21:24:11 | 庭の花木
 「ミソハギ」  ミソハギ科
 お盆を家族でゆっくりと・・なんて考えていたが、甘かった。子供の友人とその家族、さらにその親御さんの来訪で、初日から飲んで、飲んで、食べて、食べて・・見たことがないほどのビールの缶と酒の瓶。私は、おさんどんで大わらわ。夫も、さぞ驚いていたかも(?)いや、きっと、にぎやかな声を聴いて、愉しんでいたに違いない。お盆といえば、地方の風習かもしれないが、当家では玄関に、足をつけたキュウリやナスを置く。先祖が、あちらから早く帰ってくるようにと、馬に見立てたキュウリ、送りの時は、ゆっくり帰るように、牛に見立てたナスを置く。ところが、今回、その牛を置き忘れ・・つまり、超特急の車でお送りしてしまった。”まったく、カミさんらしい”などと、苦笑いしているのではないだろうか?ともあれ、今年も無事に健康で、にぎやかにお盆を過ごせたことを、幸せに感じる。
 ミソハギは、盆花などと言われるように、お盆のころに、濃いピンク色の花を、茎の先に、穂のようになって咲かせる。個々の花はとても小さい。地方により、お盆の迎え火をたく前に、この花で周囲に水をまく風習もあるという。草丈、60cm程の多年草。和名は、溝萩がなまったもので、溝や湿ったところに生えるため、と図鑑には記してあった。花言葉「愛の悲しみ」など。

「ホオズキ」

2017-08-10 21:44:46 | 庭の花木
「ホオズキ」  ナス科
 シニアの憩いの場プールも、夏休み中は、子供たちで大賑わい。大きな浮輪を抱え、とんだり、跳ねたり・・はじけるような元気な声が響き、常とは別世界。嬉しさのあまりか、中にはルール守らない子供もいるが、そんな時は、おじさんの出番。きちんと注意をし、指導する。当たり前のことだけれど、立派なことだとも思う。最近は、社会も多様化し、見ず知らずの人に注意するには、身の危険を感じてしまうこともあり、勇気が要る。プールという狭い空間、しかも対象が小中学生なので、とても素直なのだが、さてさて、自分にできるかといえば・・あまり自信がない。けれど、ほめることは積極的。すると・・はにかんだ、かわいい笑顔が、とても素敵。子供も、大人でさえ、褒められれば嬉しいものですよね。
 ホオズキを、鬼灯とか酸漿、と漢字で記する事を、知った。初夏に花が咲き、お盆の頃に色づく。外側の実の中に、もう一つオレンジ色の丸い実がある。この実の中を取り出し、空っぽの袋を口で、ギュウ、ギュウと鳴らして遊んだ時代は、はるか遠くになった。今の子供たちは、こんな遊びを知っているのだろうか。

「サルスベリ」

2017-08-07 17:59:33 | その他
「サルスベリ」  ミソハギ科
 台風5号。日本列島に猛威をふるうノロノロ台風。気象庁によれば、本州縦断の恐れもあり、広い範囲で長時間の雨、風も強く、土砂災害、交通の乱れ、川の氾濫、竜巻・・災害が発生し、厳重な警戒をするよう呼びかけている。台風から、だいぶ離れている群馬でも、風が強く、先ほどまで怪しかった空から、雨も降りはじめた。知人によれば、全国高校野球選手権に息子さんが出場するので、甲子園に応援に行くのだが、台風の影響で1日延び、バスの手配が大変だと話していた。出場する息子さんに・・「栄冠は君に輝く」。TVの前で応援してます!
 富岡の貫前神社の境内で見つけたサルスベリ。漢字では、百日紅、猿滑と表記するようだ。百日紅は、7月中旬~10月中旬近くまで咲き続けることに由来。猿滑は、樹皮がスベスベし、猿が登ろうとしても、滑ってしまいそうなことに由来するという。まっ、そんな猿じゃぁ、話にならないのだが。枝の先に、濃いピンク色があざやかだ。
 

「女子会」

2017-08-04 21:52:07 | その他
 本日は、一日女子会。行き先は富岡。女性4人、当方一番若い(?)ので、運転手。”佐久にぽっくり観音があってさぁ~”。なっ、なっ、なんだって?当方、初めて耳にした。”ぽっくりじゃないよ。なんだっけ?なんだっけ・・あっ、ぴんころ地蔵だぁ~”と、まあ、こんな調子。そのうち、みじんこの話題。プランクトンのミジンコと思いきや、実は、みじん粉。面白い話がどんどん拡大し、とりとめのない話が延々と続く。夜までも。全員、シングル。”さもありなん”。楽しかったけれど、ちょつと疲れ気味。
 本日は、番外編で、ジェラート。上信電鉄沿線にあり、お茶屋さんの古民家カフェ、”ちゃきち”。アップしたのは、抹茶、濃茶、玄米茶、玉露、ほうじ茶の5点盛。それぞれ味わいがあり、おいしかったけれど、個人的にはほうじ茶が好み。昼食は、群馬ブランド肉でおなかを満たし、さらにスイーツ。スイーツは別腹というけれど、当方のお腹は別腹ではないらしく、胃がもたれて、今夜は水一杯、飲めそうもない。

「ギボウシ」

2017-08-01 10:32:20 | 庭の花木
「ギボウシ」  ユリ科
 寝ているとき、一番聞きたくない音・・あの高い音でブ~ンブ~ン・・そうそう蚊。しかも、耳もとで。ある程度我慢するのだけれど、寝ていられない。結局、電気をつけ、蚊を探すはめに。けれど、見つからない。諦め、電気を消すと、・・すぐに、またまた耳障りな音。たった一匹のために、散々な夜を過ごすことになる。聞くところによると、羽の音は、メスで1秒に400回、オスは600回程度とか。驚きです。そして、血を吸うのは、メスのみ。オスは卵を産まないから、花や果物など、植物の汁を吸っているという。蚊に刺されない対策として、昔は蚊帳を吊った記憶がある。外からは涼しそうに見えるが、実際は、あまり風を通さないし、見た目より暑い。渦巻きの蚊とり香も、なじみ深い。次に、液体によるベープリキッド、最近では、霧でワンプッシュ。暑く寝苦しいうえに、さらに蚊までは御免こうむりたい。
 ギボウシ(擬宝珠)は、橋の欄干にある宝珠に、つぼみの姿が似ていることからの命名という。願いをかなえてくれる力を持つとされる珠。それ故、過去には、これが盗まれることがあったと聞く。ギボウシは日本原産の植物。淡い紫色の花がやさしく美しい。夏の強い日差しに、葉が焼けてしまうことがあるので、湿気があり日陰に植えると、花の色が上品に見えるかもしれない。山や草原で出会いたい花だ。