啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

アオキの実

2011-01-15 08:45:50 | 山野草

ミズキ科アオキ属の常緑低木で、日本原産なのだそうだ。背の高さは2-3メートルで、濃い緑色の葉が一年中輝いている。照葉樹林のやや日陰の場所を好むようだ。紫色がかった花は春に咲くが目立たない。

この木は、観賞用として庭などにも植えられている。年中濃い緑の葉を提供することに加え、実は真冬に真っ赤になり美しい。冬に赤い実をつける植物は多いが、長さで1センチ近くになるアオキの実はとりわけ大きく目立つ。

観音山丘陵の南。中山峠下から寺尾中城に向かう遊歩道沿いにこの木があった。実をつけていないものが多い中で、こぼれるほどに実っている。この時期の実は真っ赤になっているものと思っていたが、完全なグリーンだったことも奇妙だった。これが正常なのかもしれないが・・・。

葉には苦味があり、健胃剤などに配合されていると言う。「陀羅尼助」という有名な漢方薬があるそうだが、この薬にも配合されていると紹介されていた。
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