啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

ロウバイ

2011-01-02 08:31:47 | 山野草

庭の鉢で育っている「シュンラン」「雪割り草」など、密かに花芽をつけている。もう直ぐ春の花が咲き出すが、季節はこれから厳寒期。早く芽を出しすぎて、大丈夫なのかと心配してしまう。雪割り草(オオミスミソウ)は乾燥した群馬に来てもう長くなるが、元々は雪の降るトキの島産である。乾燥した青空を背景に「ロウバイ」が開花しているのを見つけた。

「ロウバイ」が開花しているのをあちこちで見るようになったが、庭の植え込みのものはまだだと思っていた。毎年、普通のより遅れがちで咲く。ネットで調べると宝登山(長瀞町)の蝋梅園の開花情報、各地の蝋梅園の案内などもう花盛りの様子。梅やスイセン、菜の花などに先駆け、観光園として一番早くPRが始まるのかもしれない。

梅(バラ科)の仲間ではなく、ロウバイ科を構成。栽培種が多く花全体が黄色いタイプは「素心蝋梅」とと名づけられており、一番多く栽培されているタイプだそうだ。開花しているのは数輪だけだが、乾燥した青空を独占してういる。

花や蕾は生薬「蝋梅花」として咳や痰に効果がある。ゴマ油につけて火傷の治療にも使われるなど、かなり有効に使われるようだ。