啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

オオイヌノフグリ

2011-01-13 07:49:16 | 山野草

山野草というより「雑草」。寒い今の時期でも、日当たりの良い土手、道端などに咲いている。背丈が10センチ以下の小さな草で、ブルーの可愛い花をつける。

花が可愛い割りに、奇妙な菜が付けられている。「フグリ」とは"タマブクロ”のこと。散歩している犬のマーキングを、下から見上げている?というような理由からついた名ではない。この植物の実も、犬のフグリも見たことがないので想像がつきにくいが「実の形が犬のフグリに似ている」ということのようだ。仲間にイヌフグリがあり、それより大きいのでオオイヌとなったという。ちなみに、ネットで見たオオイヌフグリの種は崩れハート型?実際に確かめることは無さそうだが・・。

ゴマノハグサ科クワガタソウ属。花の季節は3-5月。寒入りした今でも咲いており、最盛期には雑草だが、この時期は可愛い花にみえる。帰化植物のようだが原産地がヨーロッパとしているところ(ネット)と西アジア(図鑑)としているものがあった。まあ、どちらでも良い。

ネットで調べていると、薬効を解説している記事がある。殆どの草に何らかの効用があるようだ。この草にも「中国では」と前置きし腎臓病や解熱剤に使われるとされている。