極地を除くと世界中のどこにでもある植物のようだ。庭の芝生の中、道路わきや田畑のくろ、どこにでもある。花の咲いていない今の時期、原点に返って、忙しかったとき週末に散歩した家の近くの田んぼの中を歩いてみた。本当の花期は3月以降だが、もう咲き出している花を何種類か見つけた。
「スズメノカタビラ」はイネ科のナガハグサ(イチゴツナギ)属とか。属の方は見解が分かれるところもあるようだ。どちらでも良い。寒風の中で咲く小さな花に、思わず腹這いに近い形で写真を撮っていた。
種を雀が食べるからこの名がついたのではなく「スズメ」は小さいと言う意味。「カタビラ」は裏地の無い単衣の着物のことだそうだ。葉を小さなスズメ、小さな白い花を帷子に見立てたものか?
今の時期に見ると可愛いが、夏ごろに狭い庭の少しばかりの芝生のスペースに生えると、小さいだけに掴みにくく、根がしっかりとしておりなかなか抜けず、手ごわい雑草だ。