7.4、この時間しかないと、鏡野で行われている「苫田ダム阻止運動の資料展示会 〜 いま あらためて 苫田ダムを問う 〜 」に@鏡野町ペスタロッチ館。
会場では、「町是 苫田ダム絶対阻止」と旧奥津町役場に掲げてあった看板が迎えてくれました。
1950年代に旧奥津町に苫田ダムの話が持ち上がって以来、長く、奥津町は町一丸となって反対であり、話も前には進みませんでした。
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展示作成に携わり、会期中の多くの時間、皆さんを迎えているのが夫です。夫に説明を受けました。
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1980年代になり、長野県政3選目のときに、巨大なダム建設を強権と、文字通り、お金で、進めてきました。奥津町行政を兵糧攻めにし、一方、多額の補償金を積んできました。
民主主義の根幹が問われる苫田ダム問題です。
あらゆることをして、阻止に向けて動いてきた町民の皆さん、そして広がる支援の輪。イキイキとその様子を伝えるたくさんの写真のなかには、知り合いの顔もアチコチに見られました。
約500戸、2000人の暮らしとずっと紡がれてきた文化が水の底に沈みました。私も何度か沈む前の村に訪れたことがありますが、「去るも 残るも 身を案じ合う」。村の皆さんの無念の思いが、会場いっぱいにあふれています。
この春、岡山市では水道料金の値上げがありました。苫田ダムからの水は余り、使っていない苫田ダムの水の料金を払い続けているのが、岡山市です。
苫田ダム問題は終わっていませんし、私たちは理不尽なことを繰り返してはいけません。鏡野町での展示は、 7.7(日)まで。11月23日~12月1日、岡山市立西大寺公民館で開催される予定です。
今回の様子はKenMiyazakiさん作の動画でも見れます。
* youtube「苫田ダム阻止運動「いま あらためて 苫田ダムを問う」資料展示会(制作 宮﨑 賢)」(15分42秒)
* NHK 岡山NEWS WEB「苫田ダム 建設反対運動の歴史伝える展示会」(2024.6.29)