〈うり坊〉がたくさん箱ワナにかかったと猟師さんから声がかかったので見に行きました。確かに「瓜」坊ですね。猟師さん、どうするんでしょう。
昨年度の岡山市。イノシシの捕獲数が多かったと聞いていましたが、岡山市の捕獲補助金は総額が決められているため頭割り。ある頭数を越えると一匹当たりの補助金額が4000円から下がりはじめ、昨年度は2900円だったようです。被害が多いとの声に、一生懸命捕れば捕るほど報われない。年度が終わってからの集計となりますので、後で補助金額を聞いて愕然としておられます。イノシシの被害現場は惨憺たるもの。猟師さんの高齢化も進んでいますので、応援できるようシステムや補助金額については一考が必要だと思います。
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弁護士の中野麻美さん（派遣労働ネットワーク理事長）のお話「派遣法改正で雇用を守る」を聞きました。ガッツと温かさあふれるステキな弁護士さん。根本的なところで多くの学びをいただきましたが、凄まじい派遣労働の実態には唖然としてしまいました。例えば、人間相手に「無料キャンペーン」はないでしょう。派遣システム自身が商取引と同じと聞いて、労働者は「モノ」じゃないと怒りがわいてきます。派遣（商取引）により賃金が値崩れしていくなかで、「あの賃金でこれだけの働きがあるのだから」と、正社員の賃金抑制・雇用にも響いてきており、中野さんに毎日ある相談はこちらだそうです。常用代替を防止しなければなりません。
中野さんは次の3つを基本において、法律改正などに取り組んでいくとのことでした。①最も買いたたきが容易である「登録型派遣」を原則禁止にする。②違法（法律の規制枠組みを逸脱している）を働いている派遣先に、きちんと雇用をさせる、③同じ職場で働く同じ人間として、均等労働待遇を保障する。差別は許されない。
岡山滞在は講演時間のみ。中野さん、ご多忙のなかで岡山にきてくださってありがとうございました。「人間の尊厳が実感できる働き方を」と勇気と元気をいただきました。出会えてよかった。
