11月にウガンダから子どもたちを招いてコンサートを行うにあたって、第2回アフリカ(ウガンダ)・エイズ勉強会を行いました。ウガンダ出身で、子どもたちに学校で英語を教えているALTのヘンリーさんと、長年、医療というアプローチで国際協力活動に携わってきた山本秀樹さん(岡山大学大学院環境学研究科)が講師です。参加してくださった知人が、〈花丸〉でしたとメールを。
私はウガンダの方と会ったのは初めてだったので、子どものように、それだけでワクワクします。赤道直下にあるけど、高度が高いため、日本ほど暑くないようです。ヘンリーさんの「ウガンダの子どもたち」で印象深かったのは、人口の50%を占める子どもたち(0~14歳)が、おもちゃはないけど、おもちゃを作りつつ、くたくたになるまで遊んでいる。でも、日本の子どもたちは(自分の子どもも含めて)、たくさんのおもちゃに囲まれてても退屈していると。ネグロスでもしかりで、ウガンダに限った話ではないでしょうが、時々、こういう話は聞かないと…。山本さんによると、アフリカ出身のALTは珍しいとのこと。ヘンリーさんに出会えた子どもたちはラッキーですね。
山本さんのお話は、「アフリカにおけるエイズの現状と課題~持続可能な社会への挑戦~」。東南・南アジアと比べてアフリカの改善が進んでいないなかで、ウガンダはアフリカで最初にエイズ対策が成功した国だそうです。キーポイントは平和と初等教育。読み書きのできない若者世代の女性は、同世代の男性の1.7倍。山本さんは、今、ザンビアでのESD活動と連携をしておられ、エイズ対策への大きな足がかりになりますね。ザンビアでの滞在経験と長年の実践に裏打ちされたお話は、懐深い上に分かりやすいというか、多くの人にもっと聞いてほしい。
ちなみに、日本は数値は高くないものの、エイズ感染者の伸び率が先進国のなかは大きいそうです。原因は教育にあるようです。