明日(6月29日)は岡山空襲の日で、〈岡山市平和の日〉です。今日は岡山空襲のことを想う企画が目白押しでした。
午前中は、東山公園近郊の戦災の傷跡を見て歩くフィールドワークに参加をしました。考えてみると、今まで現場を意識して歩いてみたことがなかったので、刺激が多かったです。左の写真は玉井宮の狛犬で、崩れたり焼けた傷跡がありました。防空壕をみたり、焼け跡のある建築物をみたり。世界で始めて無差別爆撃を行なったのは、中国の重慶に行なった日本ということ。
岡山市は、岡山空襲の惨状を伝える建築物などに説明板を設置しているのですね(写真中央)。東山からみると、空襲にあったときの岡山中心部の様子が目に浮かびました。
それから、天満屋岡山店地下アートスペースに展示されている「岡山・長岡大空襲写真展」(長岡とは新潟県長岡市)に。主催者の方に多くの通行者の方が声をかけて行かれるので驚きました。空襲に遭われた方、お身内を亡くされた方、蓮昌寺での法要帰りの方…。「岡山市立空襲平和資料館(仮称)」が開設されると市民に大切にされると感じました。
もう一つ、岡山カトリック教会大聖堂であった「レクイエム・コンサート 平和への祈り」へ。クラッシックコンサートの後、カトリック教会で作られた「岡山空襲証言ドキュメンタリー映像」が流され、写真は〈天台声明〉の公演。〈魂〉に語りかけられます。証言者は70歳代の方々で、私の両親と同世代。子どもの頃の辛い想いを語り継いでくださっています。
空襲平和資料館開設の動きがあるなか、岡山空襲を、意識して学んでみようと思っています。なお、7月5日まで、デジタル・ミュージアムで「岡山戦災の記録と写真展」(岡山市主催)が行なわれています。