今日は私の個人質問の日でした。
今回の質問のなかで「包括外部監査」の項は、完全に当局(行革)とすれ違いました。きちんと噛み合わせていくことができなかった私の力不足です。
でも、新自由主義「改革」が進められるなかで、多くの非正規雇用と、100年に一度と言われる世界同時不況を生み出してきたのではないかと思います。行政もこの動きに加担をしてきた。私たちは、社会的にも経済的にも大きな危機のただ中にあるわけですが、今回の「包括外部監査報告書」は、「非正規化」に更に拍車をかけようとしているものです。
国は「官製ワーキングプア」に対して警鐘をならし始めています。正規・非正規の格差解消に取りくむ自治体も現れています。こうした大きな変化に岡山市は気付いているのでしょうか。「官製ワーキングプア」という課題を、岡山市が解決にむけて努力すべき課題として認識しているのか否か、「包括外部監査」の「提言」にどう答えるのか、岡山市の基本的な考え・姿勢が問われているのです。残念ながら岡山市当局は、まったく正面から答えようとはしませんでした。
人々が安心して暮らしていくことができる、「持続可能な社会」をつくるという長期ビジョンにたった「新しい雇用政策、人事政策」を打ち出すべきときですね。キーワードの一つが、「同一労働、同一賃金」。〈労働〉は基本的人権の大切な要素です。私自身も、現場の声や実態把握を更に進めながら、また、どういう雇用政策がいいのかも勉強し、これからも提案していきたいと思います。
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また、セクハラについて、西川緑道公園整備について、支援の必要な子どもたちについて、グリーン・ニューディール政策について、パブリックコメント制度について、質問をいたしました。幾つかについては、またブログに書きます。岡山市には、一つひとつの課題に、真摯に向き合っていただきたいと思います。