栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

タニノギムレットのマイラー

2009-11-21 22:27:35 | 血統予想
タニノギムレットの2騎は、母からマイラー的な資質を受け継いだとはいえ、やっぱりマイルCSで勝ち負けするにはちょっと俊敏さとか弾けるような脚が足りないような気がするわけです
それはやっぱりタニノギムレットがマイラーではないからで、父がNHKマイルでここというときにモタモタっとして不利を受けてしまった、あのマイラーとしては少し素早さが足りないところを受け継いでいるように思うのです

どうやら雨は夕方まで降らないようで、外国馬はペリエのほうだけ印を入れました
あの前捌きは気に入らないですが、Round Tableクロスの細身の牝馬ですから、京都で斬れる可能性も捨てがたいかなあと…

しかし今年は難しいすね…
もう開き直って血統予想の原点みたいなところで結論を出しちゃいましたが、1400馬重視という方向も織り交ぜた印でいってみます~
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61秒の王者

2009-11-21 21:14:39 | 血統予想
カンパニーは秋天も毎日王冠もマイラーズCも61秒前後で1000mを通過している。今年の安田記念は58秒3-35秒5、昨年のマイルCSは58秒8-34秒1というラップで走破したが、一瞬鋭く伸びたものの最後は前と同じ脚色になっていた

マイネルファルケの逃げは秋風もアクアマリンも山中湖も58秒台で、ここも単騎で58秒台で逃げるとすると、勝ち時計が1分33秒を切らない可能性も出てくる。過去の2年のマイチャで1分32秒9、1分33秒0で走破して4着、5着だったカンパニーにとっては、前半が緩んで33秒台の決着になったほうが差しやすいだろうとは思う

61秒で脚をタメれば瞬発力が抜けているのはわかっている。マイラーズC(60秒9-33秒0)ぐらい脚をタメられれば、坂のない京都なら上がり32秒台を出せる算段もできる。あのときクビ差の叩き合いをやったのがスーパーホーネット。つまり60秒でいって32秒台で上がれば差し切りなのだが、60秒でいって秋天と同じ脚が使えるのかどうか

そして60秒でいくとなると1000m通過で前と2秒近く離れてしまうわけで、引退レースで人気を背負ってノリがそんな競馬をやってくるのかどうか
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ナカヤマフェスタのように

2009-11-21 19:51:40 | 血統予想

東京11R 東京スポーツ杯2歳S
◎17.サンディエゴシチー
○14.ローズキングダム
▲11.レッドバリオス
△3.ニシノメイゲツ
△16.トーセンファントム
×7.ヤングアットハート
注2.アーバンウィナー
注8.モズ
◎はメイショウクオリアと血脈構成がそっくりで、ベストメンバーやメイショウレガーロなどとも似た配合形。デビュー前からマンカフェの黄金配合だと褒めてきた。母のマイラー資質が出た体型だが1800mなら守備範囲。センスのいい馬だけにここも好位抜け出しで軸にしやすい。しかし○の素質も相当なもので、これのアッサリも一考した買い方でいきたい。

◎は東京だと悲しいぐらい追って味がないですね…
スロー想定なので番手抜け出しなら辛抱するかと思ったんですが、やっぱり小回り向きかな

○はいったん出られて併せ馬で差し返した勝ちっぷりが昨年のナカヤマフェスタと瓜二つで、サンデー×Lyphard×スタミナの配合形で、前受けで叩き合って味があるのも同じ
デビュー戦を見たときにも思ったんですが、薔薇一族なのにしっかり前受けできるところがこの馬のいいところですね~
昨年に続いて伝説の新馬戦になるかどうかですが、とりあえずはナカヤマフェスタ級の評価でいいでしょう

今年もハイレベルには違いない
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/9b68d69c0a29c1b329b7c318f51a410d

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外国馬

2009-11-20 13:09:31 | 血統予想

エヴァズリクエストEva's Requestの父ソヴィエトスターはNureyevの名マイラーでしたが、重厚すぎて日本では成功しませんでした(日本での代表産駒はセフティーエンペラ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2005190004/
祖母がPetitionにCourt MartialにHyperionですから、Nureyevの「HyperionとFair Trial」的な粘りを増幅していて、ショウナンタレント・ショウナンアルバ姉弟のような粘りはあるのですが、京都の良を上がり33秒台で差すイメージはないですね~

サプレザSahpresaはSalsabilとPleasant Tapを祖父母に持つので血脈構成は本格的
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2005190003/
Round Tableのクロスも京都向きですが、体型に伸びがなくてちょっと前捌きが硬いところはBold Reason≒Never Bend5×5の影響かなと。洋芝向きのマイラーという感じはあります

日曜の京都は曇り後雨の予報ですが、どちらも印を入れるとしたら降った場合でしょうね~

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千四馬でも

2009-11-20 12:16:28 | 血統予想

GKさんが書いてましたが、マイルCSと安田記念の大きな違いは、1400mベストの馬でも好走できるってことでしょうね~
http://blog.goo.ne.jp/kkeibasonzoku/e/063c2a3717d729a933ddbf8c45dc8f74

デュランダルも私は1400mがベストだったと思っていますが、大雑把に言ってしまうと、スーパーホーネットがくるのがマイチャで、こないのが安田ってことですか

タイキトレジャー、リキアイタイカン、ギャラントアロー、シンボリグラン、ファイングレインなどなど、3連のヒモ穴なら1400>1600という馬を狙う手もありますな~

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ユタカオー×テーストの「中距離のスタミナ」

2009-11-17 12:23:01 | 血統予想
たとえば前2走が5→2着の馬と2→5着の馬が同じレースに出走すると、前者が人気になることのほうが多いでしょう
それは前走のほうが前々走より印象に残っているからで、これは馬券を買う側に限った話ではなく、馬に乗る側の心理にもある程度当てはまることではないかと
今年のエリ女の場合、前哨戦というべき秋華賞と府中牝馬Sと京都大賞典がいずれもHペースの前崩れで、秋華賞の先行勢は皆出てこず、府中牝馬で外枠で引っかかったブラボーデイジーは「今回は前にカベを作って折り合いたい」とコメントしていました
そして大賞典で競った2頭のコメントは、クイーンスプマンテ陣営が「今度はハナを切りにいく」、テイエムプリキュア陣営が「今度は番手でもかまわない」
どの先行馬も「前回と同じ轍は踏まない」という主旨のコメントは出していたわけですなあ…

ユタカオー×テーストというのはサクラバクシンオーやサクラキャンドルやトゥナンテと同じで、バクシンオーのイメージが強いのでスピードに優れた配合と思われがちですが、母になれば十分に中距離のスタミナを伝える血統で、たとえばトニービン×サクラユタカオー×ノーザンテーストという配合形には目黒記念3着のダディーズドリームや中山金杯2着のタフグレイスがいます
ユタカオーは秋天や毎日王冠で圧倒的なスピードを見せつけたわけですが、「その世代のトップクラスの中距離スピードは、次世代では中距離のスタミナになりうる(スピード劣化の法則)」という笠説にならえば、母父ユタカオーがスピードというより持続力に長けていても不思議はありません
実際ユタカオーのNasrullah的な柔らかさは、母父としては動きの緩慢さとして伝わることが多く、ダイタクリーヴァなんかも一流のマイラーとしてはちょっと動きがダラッとしていたんですよね

クイーンスプマンテは洋芝2600mで逃げて2戦2勝(みなみ北海道Sと八甲田山特別)。そのときの上がりが12.6-13.3、11.6-12.6。そして今日の上がりが12.2-12.9
前走の失敗を糧に、普段着のスタミナ頼みの逃げに徹したからこその大金星でした
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日本にも天才肌の板前がいたのだが…

2009-11-15 22:40:12 | 血統予想
京都11R エリザベス女王杯
◎16.ブエナビスタ
○5.リトルアマポーラ
▲8.カワカミプリンセス
△12.ブロードストリート
×2.メイショウベルーガ
×4.ジェルミナル
ブエナビスタはスペシャルウィーク×ビワハイジの良血というだけでなく、マルゼンスキー≒カーリアンのニアリークロスなど配合パターンも兄弟の中では最も良いと評価してきた。秋華賞も札幌記念も追い込み届かなかったが、あれは小回りにおける器用さ俊敏さの差。外回りならオークスや桜花賞の二段加速の追い込み再現だろう。○はスミヨンが昨年のような好位差しでくれば今年も勝ち負け。プール調教の効果か今週のポリでの追い切りが最近になくしなやかだった▲の復活を警戒。シャラナヤは父も母も重厚すぎて、京都の良では鋭さ不足の心配が先立つ。

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1980年の秋天で、空前の大逃げを打ったプリティキャストを誰も追いかけない中、メジロファントムの横山富雄騎手(プリティキャストが逃げればしぶといことを知っていた)だけが「誰か捕まえにいけ!」と叫んでいたといいます

スミヨンにとっては、自分がハナを切っているような離れた3番手で、遥か前を逃げる2頭をいつどこで捕まえに行ったらいいのか、躊躇したまま4角まできてしまった…というのが正直なところでしょう
繊細な技術で連日ファンを唸らせてきたフランスの名シェフも、無名の若手騎手の捨て身の大逃げという、これまで見たこともないような食材をいきなり出されてはさばききれませんでした

後方にいたはずのノリが向正で早々とスミヨンの外に並びかけてきたのを見たときに、あれ?これはもしかしたらエライことになってるのか?という嫌な予感は少しありました
イングランディーレで全く同じことをやってのけた人だけに、不穏な空気を感じ取るのは誰よりも早く、あそこでノリが警笛を鳴らしたからこそアンカツさんも踏ん切りがついたわけですが…

「ったく他の騎手はみんな何やってんだよ~」と毒づく人が多かったですが、ノリの小さなファインプレーがあったから、いろいろと救われた部分もあったのではないかと
同業者から別格扱いされるのは、ああいう感性の部分なんだろうなあ~と思います

今日はとりあえずノリをほめて終了ということで、勝ち馬についてはまた改めて書きます(^ ^;)
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2歳戦を予想しながらマルタイラーメンを食す

2009-11-15 00:17:43 | 血統予想

夜食はなるべく食べないようにしているのですが、金土は予想関係の原稿があるのでどうしても夜更かし→深夜に小腹が減るというパターンになりがちで、そんなときによく活躍するのが「マルタイラーメン」
カップではなく袋麺で、ノンフライの細麺なのでカロリー控えめ、味アッサリめ
残りものの肉や野菜を中華鍋で適当に炒めて、そこにお湯と麺を入れて作るのがオススメです
まあカップ麺よりはヘルシーではないかということで…
今日は肉なしで、白菜、椎茸、ネギ、あとニラが冷蔵庫の隅でヘタりかけていたので投入~

明日は2歳の特別が東西でありますが、クロフォードはIn Realityのクロスがスプリンター体型に、ダノンパッションはWoodmanの硬さが伸びのないフォームに出ていて、どちらも付け入るスキは十分アリとみましたがさて…

In Realityのクロス
http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo/e/049a2f4fb673b45e8f0f64e7ceb25dde

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◎はダッシャーゴーゴーでした…

2009-11-14 18:45:25 | 血統予想
あと1Fまでは余裕の大本線的中かと思ったのですが、あれでパッタリ止まるとは、これも根はスプリンターってことなんですかね…

東京11R 京王杯2歳S
◎6.ダッシャーゴーゴー
○2.エイシンアポロン
▲3.アニメイトバイオ
△1.ノーワンエルス
△11.ドロ
×5.コスモセンサー
×16.エステーラブ
注10.キョウエイアシュラ
注12.カホマックス
スピードと完成度ならキョウエイアシュラとドロだがどちらも根はスプリンター。道悪の東京1400mなら◎○▲を上位にみたい。◎はバクシンオーにミスプロにヘイローだからパッと見は軽すぎる血脈構成だが、母母父に超スタミナのキートゥザミント(ダンスきょうだいやディープスカイの母母父)がドンと入ることによって重石が効いてバランスが取れている。ききょうSはハイレベルのメンバー相手に56キロで完勝。1400mはベストだし、ミスワキもキートゥザミントも道悪の巧さには定評があるだけにここも有望。○はラーイが強い体型とフェアトライアルの粘りで走る脚質が道悪の1400m向きで、▲は母父フレンチが強い体型走法だからこれも重は巧いはず。
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京王杯2歳を少し

2009-11-13 20:48:12 | 血統予想
スピードと完成度ならノーワンエルスとドロでしょうが、どちらも根っこはスプリンター
1400mで渋って、最後踏ん張りがきくかどうか半信半疑ですね~
重以上に悪化するようなら力馬のエステーラブをヒモ穴で引っかけたいです
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