土曜の御堂筋Sはコスモエンペラー、マイネルゴルト、ドリームノクターンと実質同馬主の3頭出しで、しかもいずれも先行脚質だけに、この3頭が競馬をつくることはほぼ間違いないところ
マイネルゴルトとドリームノクターンは母父バイアモンという血統的な共通点がありますが、このバイアモンは母父がAureole系のShoemakerだけに気性的な難しさがあり、ビッグバイアモンやメジロシンドウのような個性的な逃げ馬を出しましたが、母父としてもそのAureole魂を脈々と伝えていて
母父バイアモンの脚質別成績
逃げ【13.4.6.25】単回値349、複回値126
先行【14.17.10.64】単回値94、複回値168
中団【3.4.6.92】単回値16、複回値29
後方【1.2.4.119】単回値5、複回値20
逃げて勝った13勝のうち1人気は2回だけで、レッツゴーキリシマの関屋記念(6人気)、ゴールドキリシマの京都2歳S(7人気)、ゴウゴウキリシマのシンザン記念(8人気)と人気薄での一発が目立ちます
…なんやよくみたら、穴あけとるのはキリシマ兄弟ばっかりやないかい!関係者出てこ~い!とおっしゃるかもしれませんが、ドリームノクターンもデビュー当初は逃げ馬としてならし、未勝利勝ちが6人気で逃げ切り、08年南武特別勝ちも5人気で逃げ切りでした
他ではミスクリアモンが藤田とのコンビで逃げるようになって準オープンまで出世しましたが、これは北海道で藤田の単騎逃げということでだいたい人気になるので、そんなに穴は出しておりません(^ ^;)
マイネルゴルトは前走のように差しにも回れるし、ここはドリームノクターンとコスモエンペラーを行かせてその次というポジションになるのでしょうが、一度逃げてみるのも面白いかもですね~
ドリームノクターンはナスキロクロスのスターオブコジーンらしい柔らかストライドの大跳びで、本来は広いコースを惰性で流れ込んだほうが味がある馬です
しかし一方で、動きが緩慢なので東京や外回り特有のスローのヨーイドンになると鋭さ負けしてしまう…というあたりを、この馬を手の内に入れつつある柴田大知がどう乗ってくるか