土曜5Rで新馬勝ちのクリスタルカイザーはスターリングローズ×アジュディケーティングでDanzig3×3で、Danzig的な体型体質走法の急坂小回り1400mパワー型
7Rで初出走ながら3着に追い込んだプルミエデマンシュは母父がRiverman直仔でKalamounが出る牝系からもフレンチなThe Tetrarch的斬れを受けて、これはいかにも外回りで斬れるディープ産駒ですね~
阿賀野川はBold Bikini≒Madamoiselle W.4×4のタガノイノセンスから入ったんですが、内回りなのだからもう少しBold Ruler的Halo的機動力に頼ったレース運びをしてほしかったというか、あそこからズバッと差す馬ではないでしょう
トラストワンは函館2歳やクローバー賞で◎にしたように配合をほめてきた馬で、しかしマイネルラヴ産駒ですから古馬になって中距離馬に完成するとは思いませんでしたが、マイネルラヴ×デヒア×ラシアンルーブルでBuckpasser~La Troienneの継続クロスですから、これも典型的な夏馬なのでしょう
ここ2走は冬場より動きに柔らかみが出てきてるようにみえます
朱鷺S圧勝レオアクティブはブレイクタイムの甥で、母はNorthern DancerとヴィミーとBold Reason≒Never Bendのクロスで、アドマイヤムーンはこういう力馬っぽい牝馬との配合が成功しますが、この母譲りの力馬っぽさが出た走りで見た目には速そうにも斬れそうにも見えないのに、豪快なストライドで速い上がりで差し切ってしまうところが大物感タップリで、だから春はNHKマイルもファルコンもこの馬に◎を打ってしまったんですよね(^ ^;)
カッとする気性はヴィミーのクロス譲りで一発屋タイプではあるんでしょうが、朝日杯でも勝ち馬を凌ぐ内容で豪快に追い込んでおり、G1でもいつかどこかでガツンと一発あるに違いない…と私は思っていますよ
サンディエゴシチーは予想コメントにも書いたようにRahyのマイラー体型がONになっているし、Haloクロス馬らしい無駄のない脚捌きですから小回り1400~1800mで自在に立ち回れるのが取り柄
勝ち馬の豪脚の陰に隠れてしまいますが、ウインドジャズもイン伸び馬場の大外一気ながら目立つ伸びで、揉まれ弱いのでこれしか手がない馬ですが展開がハマれば重賞でも通用の力をつけています
母にサンデーとナスキロが入るので(母はHalo≒Sir Ivor3×3でもある)、柔らかくなってグランプリボスのように1400mにズレたバクシンオーですが、ダンスインザダークはNijinskyとFlower Bowlを持つのでLady Angela的頑健さを引き出す働きもするため、バクシンオー×ダンスインザダークというのはアグネスウイッシュやダイワナイトやディアブラーダなどもそうですが、バクシンオー×サンデーよりは短距離でピリッとしたところがある馬に出やすいのですよ
日曜5Rで新馬勝ちのレッドジャイヴはタキオン×Kingmambo×Seattle Slewですから、リーチザクラウンやサダムパテックやアスカトップレディやオメガハートランドなどと同じ「サンデー×ミスプロ×Seattle Slew」の配合形で、これは「サンデー×ミスプロ×War Admiral×La Troienne」のA級配合形でもあるのですが、伸びのある体型と柔らかな体質がONになりやすいので、外回り向きのストレッチランナーに出やすい配合です
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2010103941/
この馬もタキオンを少し胴伸びで少し緩慢にしたような感じで、1800mがベストにみえますが弱点の少ない馬で、上にあげた馬のなかではアスカトップレディに近いイメージかな
2着ボブキャットはカーラパワーの仔ですからやっぱり外回りで斬れるんかな~と思ってみていたんですが、わりとダイワメジャー的体質もONになっていて、きょうだいの中ではパワー型のほうじゃないですか
8Rシャドウバンガードは蛯名が内々で折り合いをつけて、今日は力を出し切ってくれたんですが、最後まで抜かせなかったブライトボーイのしぶとさをほめるべきでしょう
この馬は母母シアラスダンサーのところにBull Leaが二つとRomanも入ってSir Gallahad=Bull Dog4・6×5・5・6なので、タニノギムレット産駒でもRoberto的パワーで走るタイプで、外回りの斬れ勝負より内回りのパワー勝負向きですね~
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009103013/
シャドウバンガードは距離はもっと延びてもいいと思いますが、斬れはないので急坂>平坦、内回り>外回りなのはたしかでしょう
朝日岳は人気の1枠2頭は内1400mならサイレントソニック、外1600mならエクセラントカーヴが強いというのが私の見立てで、前にいたエクセラントカーヴが内回りをビュンと抜け出す小脚がないので、後ろのサイレントソニックは斜めに持ち出しながら外に進路を探さなければならず、今日もちょっとロスのある競馬になってしまいましたね…
シルクドリーマーはセイクリッドバレーと同じタニノギムレット×フジキセキで膝下の長い柔らかストライドで、1400mベストでも外回りがベターだとみていたんですが、内々をロスなく回ってきて直線はノーブルジュエリーが抜けた後を叩き出して差し切り
巧く運べたのはたしかですが、思った以上に機動力のあるレースぶりで、それは母母父アンシェントタイムがBull Lea4×4だからで、前出ブライトボーイの母母父Gate Dancerの母がBull Lea1×3なのと同じで、ここにRoberto的機動力がONになる仕掛けはあったのです
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2009101016/
最終でセコンドピアットと叩き合ったカレンデイムーンはカレンブラックヒルの半兄で、こちらは母がSir Gaylord≒Secretariat4×4とLe Fabuleux4×4ですから外回り向きの斬れ型に出たのは順当
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008103226/
+32キロのノーブルジュエリーは馬体に幅だけでなく伸びも出た感じで、依然折り合いの問題は残りるとはいえ、やっぱり1800mぐらいでフワッと先行するような競馬にシフトしていくべきじゃないかと
ゆくゆくは“女ヒコーキグモ”的な馬に完成するんじゃないか…と前に書きましたが、そんなイメージに近づいてきてるように思います
不明で難しい、夏馬なことはわかりましたが。。
同じくゴールデンハインドも父、母とも知ってて、血統表を見てても
チーフズクラウンにちょっと惹かれますが、万葉Sは買えません。
夏の札幌の2600が得意なことは望田さんの解説でわかるような
気がします。
でも2歳の新馬を勝ったときには「洋芝の短距離ではなかなか強い馬」だと書いてましたが(^ ^;)
愛馬ゴルトブリッツの悲しいニュースから2日後、キャロット一筋15年だった自分が初めて別のクラブに出資したレッドジャイヴが明るいニュースを届けてくれました。少し救われた気がします。
8月最終週の新潟芝マイルの新馬戦といえば、昨年はこちらも愛馬のエネアドが勝ったレース。エネアドは折り合いに難があって距離を短くしていきましたが、気性に難しいところのあるレッドジャイヴには馬体の成長とともに気性面での成長にも期待したいところです。
今後はレースでの折り合いと脚元がカギになりそうです…
ちなみに弱点が少ない馬とのことですが、あえて弱点や課題を挙げるとしたらどんなところでしょうか?
弱点ですか、そうですね~、リーチザクラウンやサダムパテックではなくアスカトップレディに近いと書いたのは、サンデー×ミスプロ×Seattle Slewですから柔らかくストライドを伸ばして斬れたい血統なのですが、アグネスレディーとNureyevと、あと母系の奥にもFair Trialの血が入って、この粘っこい体質もONになっていて、意外に動きが柔くないな~という印象も受けたんですね
外回りの斬れタイプに特化しきれてないので、サダムやリーチほど外回りで破壊力抜群という感じではないのかなと
でもそのぶん、アスカトップみたいにどんな条件でも大崩れしないという良さはあると思いますよ~
牧場時代の動画を見ていて、ちょっと硬そうだったので
ダート向きかとも思っていました‥