栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

9/16~18の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2023-09-19 15:53:28 | 共有クラブ

■『一口馬主好配合馬ピックアップ2022』と『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で望田潤がダブル推奨したエストレヤデベレン(牡2歳)が日曜阪神4Rの新馬戦(ダ1800m)を勝ち上がりました。

★シルクホースクラブ(追加募集)
父エピファネイア
母レゼトワール(ファスリエフ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021106587/
牡 募集価格:5500万円
ワキノカイザー(父マヤノトップガン)、タイムズアロー(父タイムパラドックス)、アントニオピサ(父タニノギムレット)の甥でセンチュリオンのイトコ。ダートのパワーとスタミナに定評があり、Roberto系種牡馬との相性も良い牝系です。本馬も脚元はわりとカチッとして見えますが、エピファネイア産駒ですから緩すぎるよりはいいのではないかと。サンデーサイレンス4×3とSadler's Wells≒Nureyevの4×3で配合は◎。母父にスプリンターのファスリエフが入るのも好感で、母父ファスリエフの賞金上位馬の父はカジノドライヴ、キタサンブラック、キングカメハメハ、ダイワメジャー、ディープインパクト、ダンスインザダーク、トゥザワールド、ネオユニヴァース、フリオーソ、ヘニーヒューズ、ワンアンドオンリーですから、やはり中長距離型種牡馬との配合が成功しています。アリストテレス、オーソクレースにつづく菊花賞2着なら現実的な夢でしょう。(望田)

エストレヤデベレン(牡・父エピファネイア・母レゼトワール)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021106587/
ワキノカイザー、タイムズアロー、アントニオピサの甥でセンチュリオンのイトコ。ダートのパワーとスタミナに定評があり、Roberto系種牡馬と非常に相性が良い牝系だ。本馬も脚元はわりとカチッとして見えるが、エピファ産駒だから緩すぎるよりはいいだろう。サンデーサイレンス4×3とSadler's Wells≒Nureyev4×3で、母父にスプリンターのファスリエフが入るのも好感。(望田)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2022)』で栗山求が推奨したフルレゾン(牝2歳)が月曜阪神2Rの未勝利戦(芝1600m)を勝ち上がりました。

★キャロットクラブ
父オルフェーヴル
母カイカヨソウ(ティンバーカントリー)
牝 募集価格:2800万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021104840/
母カイカヨソウはデビューから引退まで地方競馬で走り、ダートグレード競走は3着(北海道2歳優駿、マリーンC)が最高着順でしたが、東京プリンセス賞、東京2歳優駿牝馬、ロジータ記念など多くの地方重賞を勝ちました。初仔のカイカセンゲン(父ネオユニヴァース)はロジータ記念を母仔制覇し、2番仔カイカノキセキ(父キンシャサノキセキ)は函館2歳S(G3)で2着となりました。繁殖牝馬としての能力も上々です。本馬はオルフェーヴルが父。母方に Fairy King を持つオルフェーヴル産駒は、ソーヴァリアント(チャレンジC)などコンスタントに活躍馬が出ており、連対率21.2%、1走あたりの賞金額247万円。オルフェーヴル産駒全体の成績(17.3%、180万円)を大きく上回ります。また、母に施されたMr.Prospector3×4も好パターンです。おそらくはダート向きだろうと思われますが、牝馬だけに芝で走れる可能性もあります。いずれにしても中距離タイプでしょう。(栗山)

■『POG種牡馬別好配合馬リスト(2023)』で栗山求が推奨したサトノオラシオン(牡2歳)が月曜中山4Rの未勝利戦(芝1800m)を勝ち上がりました。

サトノオラシオン(牡・父サトノダイヤモンド、母レイカーラ)
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2021101453/
シンリョクカ(阪神ジュベナイルフィリーズ-2着)の全弟で、ダノンシャーク(マイルCS)と50%同血(父の父ディープインパクト、母の母カーラパワーが共通)。サトノダイヤモンド産駒は、サトノグランツが京都新聞杯を勝って重賞初制覇を達成した。晩成傾向があり、距離も長めのほうがいいので、これから存在感を増してくるはず。京都新聞杯、青葉賞、日本ダービーに向く。(栗山)

■土曜中山6R1勝クラス デュードメール(一口・望田&栗山)
■土曜中山7R1勝クラス レヴォルタード(一口・望田、POG・望田&栗山)
■日曜阪神9R兵庫特別 ライリッズ(一口・望田)
■月曜阪神9R生田特別 バロッサヴァレー(一口・望田&栗山、POG・望田&栗山)
■月曜中山11Rセントライト記念3着 シャザーン(POG・望田&栗山)



レーベンスティールってのは骨格というかアウトラインはリアルスティールなんですが、体質肉質はトウカイテイオーでもうパドックの歩きからしてしなやかで、ロバートソンキーが見た目はルーラーシップやけどあああこれはテイオー一族やという身のこなしなのと重なりますよね

それにしてもレーベンスティールの母トウカイライフ、ブレイブスマッシュの母トーセンスマッシュ、トウカイテイオーの代表産駒トウカイポイント、いずれもトウカイテイオー×リアルシャダイなのは偶然とは思えず(皐月3着チタニックオーなんてのもいましたな)、トウカイテイオーは種牡馬の代では北米血統とのアウトブリードで専ら成功しました



エストレヤデベレンの母レゼトワールはダ1200で3勝をあげた馬で、その父ファスリエフは2歳時のみ出走しモルニ賞(仏G1・芝1200m)やフィーニクスS(愛G1・芝6F)など4戦4勝

短距離型種牡馬の娘で自身も短距離で活躍したような馬には、わかりやすくまた短距離型種牡馬を配したがるもんなんですが、そういう繁殖にこそ中長距離の種牡馬を配すべきなんですよ、とアドヴァイスすることは多いです

以下は母父ファスリエフの本賞金トップ10とその父
サトノエルドール(父ディープインパクト)10980万円
トゥルーヴィル(ディープインパクト)6136
リュクサンブール(ダンスインザダーク)4910
ポールヴァンドル(ダイワメジャー)4780
バルミュゼット(フリオーソ)4350
レプランシュ(ディープインパクト)4220
コパノフィーリング(ヘニーヒューズ)3920
メイショウラビエ(ネオユニヴァース)3354
ディールクルム(キングカメハメハ)3010
アトラクティーボ(ワンアンドオンリー)2770



<ウインドインハーヘアの牝系でもこのレディブロンドの枝は、ミスプロ系Seeking the Goldの血が入るからだろうが、ゴルトブリッツのようなダート巧者もよく出ている。レイデオロの弟のソルドラードやイトコのホウオウライジンもダートで活躍。キンカメ系はオールラウンドだし、ドゥラメンテも芝ダ両方でG1馬を出している。産駒も父譲りの立ち肩が目につくから、芝ダ兼用の中距離型種牡馬という見立てでいいだろう。レイデオロ自身はダービーと秋天に勝っているが、産駒はパワーと機動力に富むので、むしろ中山向きの傾向が出そうだ>

種牡馬辞典ではレイデオロについてこのように書いておきましたが、今のところレイデオロ産駒は中山芝[2-0-0-4]、ダ[1-2-0-3]、けっきょく斬れる脚はないので中山やダートで捲るしかなく、中山やダートで捲るには馬格が要るので小さな牝が走ってない、ということやと思うんですよね

ちなみにダートで連対したスノーライトニング、サンライズガッツ、アスプリージャ、いずれもBuckpasserのクロスをもっています(アスプリージャはSeeking the Gold4×4)



<コロンとして重心が低くて、いかにもダートのマイラーという見た目だけど、Machiavellian~Street Cryのラインは日本向きだし、Street Cryの産駒ではストリートセンスが日本で一年だけの供用で成功した。ストリートセンスをマイルに寄せたイメージだろうと思うけど、サンデー系の柔らかすぎる緩すぎる繁殖を締めるような働きにも期待したいね。ハーツクライやドゥラメンテやルーラーシップの肌など、トニービンの血との配合には注目。芝でも面白いはず>

種牡馬辞典の鼎談ではこのように発言しておきましたが、以下のように母系にトニービンをもつニューイヤーズデイ産駒は今のところハズレなし、私のPOG推奨オコタンペだけ勝ってないんですが(^ ^;)

コメント (10)
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