栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

1/5の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2022-01-06 10:21:14 | 共有クラブ

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2016)』で栗山求が推奨したレッドガラン(牡7歳)が水曜中山11Rの中山金杯(G3・芝2000m)を勝ちました。

★東京サラブレッドクラブ
父ロードカナロア
母ダンスオンザルーフ(母の父シンボリクリスエス)
牡 募集価格:2400万円
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015104417/
競走成績がイマイチなRoberto系の繁殖牝馬は、スピード面に難がある可能性が高いため、産駒には手を出しづらいのですが、父がロードカナロアの場合、それが良血であれば積極的に取ってみたいところです。ロードカナロアは自身が十分なスピードを持っているため、母方のスピードの有無に神経質になる必要がありません。また、鋭いスピードを特長としているので、Robertoのようなスタミナ+持続力型の血は、持ち味を殺すことなく、むしろスピードの持続力に磨きをかける可能性もあります。「ロードカナロア×シンボリクリスエス」はそういった理由で好感が持てる組み合わせで、なおかつ、2代母ダンシングサンデーはダンスパートナー、ダンスインザダーク、ダンスインザムードを全きょうだいに持つ超良血。2代父キングカメハメハはNijinskyとRobertoを併せ持つ繁殖牝馬と好相性を示していますが、本馬の母ダンスオンザルーフはこのパターンで、キングカメハメハの成功パターンをロードカナロアが受け継いでいるとすれば、この配合は期待が持てるでしょう。距離はマイルあたりまでは十分もつはずです。2400万円という価格もいいですね。(栗山)

■水曜中京4R1勝クラス トレデマンド(ディープ・望田&栗山)
■水曜中京6R1勝クラス グランディア(一口・望田&栗山、POG・望田)

レッドガラン出資者が二人もいるさっさん会は大盛り上がりでしたが(ヴァルキュリア民たちはガックリ)、明日は大阪で久々の第○会さっさん会、ならではのスペシャルゲストも呼んでます(・∀・)

私の調べだと、ロードカナロア産駒の内外の重賞勝ち馬は計23頭いますが、その母父を列記すると

アーモンドアイ:サンデーサイレンス
アールスター:サッカーボーイ
イベリス:ボストンハーバー
ヴァルディゼール:ハーツクライ
キングエルメス:スペシャルウィーク
キングオブコージ:Galileo
グルーヴィット:スペシャルウィーク
ケイデンスコール:ハーツクライ
サートゥルナーリア:スペシャルウィーク
ジョーカナチャン:ネオユニヴァース
ステルヴィオ:ファルブラヴ
ダイアトニック:サンデーサイレンス
ダノンスマッシュ:ハードスパン
トロワゼトワル:ハーツクライ
バーナードループ:サンデーサイレンス
パンサラッサ:Montjeu
ファストフォース:サクラバクシンオー
ファンタジスト:ディープインパクト
レイハリア:マンハッタンカフェ
レッドガラン:シンボリクリスエス
レッドルゼル:フレンチデピュティ
Tagaloa:ハーツクライ
Know It All:Rainbow Quest

このように母父中長距離型が大多数を占めていて、ハードスパンやフレンチデピュティやサクラバクシンオーのような短距離~マイルの肌も中にはいますが、それらは揃って短距離型なのも面白い



カナロアのような種牡馬には中距離血統の繁殖を配するべきだし、エピファネイアのような種牡馬にはマイラーの父や母をもつ繁殖を配するべきだし(1/4マイラー)、サクラバクシンオーやサウスヴィグラスの肌には中距離型種牡馬を配するべきなのだ、というのがオーソドックスな考え方で、オーソドックスなやり方で成功するのは種牡馬や繁殖として優秀な証ともいえるのです

コメント (7)
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