栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

3/6,7の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報

2021-03-08 14:14:31 | POG

■『ディープインパクト好配合リスト(2018)』で栗山求が推奨したコントラチェック(牝5歳)が土曜中山11RのオーシャンS(G3・芝1200m)を勝ちました。

○コントラチェック(牝・母リッチダンサー)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2016104880/
キャロットクラブで募集価格6000万円。バウンスシャッセ(重賞3勝)、フロアクラフト(オークス-5着)の4分の3妹。母リッチダンサーは日本で産んだ7頭中6頭が勝ち上がっており、確実性と大物感を兼ね備えた優れた繁殖牝馬。これだけの実績を残しているにもかかわらずディープインパクトと交配するのは今回が初めて。母方にFairy Kingを持つディープインパクト産駒はこれまで14頭がデビューして11頭が勝ち上がり、ハープスター(桜花賞など重賞4勝)、ジュールポレール(ヴィクトリアマイル-3着)、ファタモルガーナ(ステイヤーズS-2着3回)、トーセンブレス(フラワーC-2着)などコンスタントに活躍馬が出ている。芝中距離で大きなところを狙える器だろう。(栗山)

■『一口馬主好配合馬ピックアップ(2019)』で栗山求が推奨したラレイナ(牝3歳)が土曜中山1Rの未勝利戦(ダート1800m)を勝ち上がりました。

★シルクホースクラブ
父キングカメハメハ
母ライラプス(フレンチデピュティ)
牝 募集価格:3000万円
https://db.netkeiba.com/horse/ped/2018105316/
準オープンまで出世したプロクリスの全妹。母ライラプスは現役時代にクイーンC(G3)を制し、その4分の3弟には朝日杯フューチュリティS(G1)を勝ったフサイチリシャール、4分の3妹には阪神JF(G1)3着のビーチサンバがいます。2代母フサイチエアデールは報知杯4歳牝馬特別(G2・芝1400m)など4つの重賞を制した名牝。「キングカメハメハ×フレンチデピュティ×サンデーサイレンス」の組み合わせは過去19頭中12頭が勝ち上がり、そのなかにはミュゼスルタン(新潟2歳S)、ロシュフォール(新潟大賞典-3着)が含まれ、連対率26.3%と優秀な成績を挙げています。キングカメハメハ産駒のMr.Prospectorクロスはパワー型に出る傾向が見られるのですが、本馬は歩様に柔らかさがあるので芝向きで、馬のデキも上々です。マイル前後が合うでしょう。(栗山)

■土曜小倉8R1勝クラス レッドフラヴィア(一口・栗山)
■土曜小倉9R1勝クラス ゴールドパラディン(一口・栗山)
■土曜阪神10R播磨S グレートウォリアー(ディープ・栗山)
■日曜小倉7R1勝クラス ストラスフィア(一口・栗山)
■日曜小倉8R1勝クラス サマービート(ディープ・望田)
■日曜阪神11R大阪城S ヒンドゥタイムズ(一口・栗山)





現時点のドゥラメンテの代表産駒2頭、タイトルホルダーとアスコルターレは、どちらもNureyev≒Sadler's Wellsの3/4同血クロスをもちます

こういうのはたとえばカナロア産駒と同じで、ドゥラメンテ産駒において全きょうだいクロスや3/4同血クロスを近い世代で狙うならば、まずヌレサドフェアリーがファーストオプションになるわけで、配合史的な考えでは基本中の基本なんですよね

<大種牡馬キングカメハメハの代表産駒で、同父のロードカナロアが種牡馬として大成功しているだけに更に期待は膨らむ。サンデーサイレンスの血を引くのでカナロアより配合相手は選ぶが、2000m基軸の爆発的なスピードを誇った高い競走能力はもちろん、名牝名繁殖エアグルーヴの孫という母系のバックボーンの後押しも。毎年クラシックタイプの大物を輩出し、リーディングサイアーを狙えるポテンシャルは疑いない。配合のポイントとしてはサートゥルナーリアのように、Nureyev≒Sadler's Wells3/4同血クロスを狙うのが第一手としたい>(昨年の種牡馬辞典より)

この2頭、母系にSharpen Upの血が入るのも共通していて、母系にSharpen Upを引くドゥラメンテ産駒は以下のようによく走ってます



エタンの母Mixed MarriageはHyperionとSwynfordとPretty Polly(Miranda)ですからLady Angelaと脈絡するし、トニービン×ノーザンテースト×ガーサントのエアグルーヴのPretty Pollyをいじくり回せるわけですな

ちなみにMotivatorの母Our WestはMixed Marriage4×4で、牝系は最近大注目のLady Be Good、私が「Motivator肌は成功するぞ、モチ肌はいいぞ~」と言いつづけているのはこの母系の良さです(以下は母父Motivator)





タイトルホルダーは母系の奥にもPretty Polly牝系のSupreme Courtが入るし、ドゥラ産駒としても底力溢れる配合といえますが、ホープフルで◎にしたときも本音は前残り3着狙いで(^ ^;)、ドゥラメンテ初重賞が中山内回りの逃げ切りとは思いませんでした

番手をとりにいったルメールもさすがでしたが、何がすごいって武史を逃がしたら怖いとルメールに思わせる武史がすごいんですよね

コメント (7)
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