栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

「2017~2018クラシックロード 望田潤の2歳勝ち馬評価」がスタート

2017-06-09 08:38:03 | お知らせ

先週からJRAでも2歳新馬戦がスタートし、血統屋のコンテンツ「望田潤の2歳勝ち馬評価(2017~2018)」も昨日よりスタートします
※詳細は下記にて
http://miesque.com/c00043.html

「一口馬主好配合馬ピックアップ」と同じブログ閲覧方式で、1年間見放題で1400円です。よろしくお願いいたしますm(_ _)m

すでに先週ぶん3頭をアップしていますが、商品サンプルとしてステルヴィオをここでも掲載させてもらいます

ステルヴィオ(牡 美浦・木村哲)
ロードカナロア×ラルケット(ファルブラヴ)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2015105064/
現役2勝ボルゲーゼの3/4弟で、母ラルケットはJRA4勝。母母アズサユミの産駒にクランエンブレム、3代母ファーストクラスの孫にタカオルビーなどが出る牝系。これまで私が見た限りでいうと、ロードカナロア産駒はキングカメハメハ産駒ほどガッチリムキムキという馬は少なく、わりと細身でしなやかな動きを見せることが多いです。これはSecretariat=Syrian Seaの全きょうだいクロス3×4を持ち、何を付けても柔らかマイラーを出した名繁殖レディブラッサムの影響が強いからでしょう。またロードカナロアはNorthern Dancer5・5・7×4を持つので、キングカメハメハ同様Northern Dancerクロスを持たない(あるいはクロスが薄い)繁殖と配するのがセオリーといえます。本馬は母が非Northern Dancerクロスで、自身はNureyev≒Fairy Kingの3/4同血クロス5×3、レディブラッサムとSecretariatを通じるボルキロのクロス、そして父が持つGraustark=His Majestyの全きょうだいクロスにトウショウボーイのYour Hostを合わせていて、カナロア産駒としては実に手堅いオーソドックスな好配合。こんな配合で東京マイルでしなやかにストライドを伸ばす産駒が出たということは、カナロア産駒は大箱マイルをストライドで走るタイプがスタンダードになりそうな予感がやはりあります。
B:芝ダ1400~1800m
ベストコース:東京芝1600m



--------

ロードカナロアとかストレイトガールとかデュランダルは最強の1400m馬というべきで、1400m馬としての卓越した能力とスピードで1200mと1600mの両方でチャンピオンになったというのが私の見立て

種牡馬ロードカナロアは名繁殖レディブラッサムが持つSecretariat=Syrian Sea3×4の柔らかさを強く受け継ぎ強く伝えると考えられるので、ここにサンデーサイレンスの血を入れてナスキロ的なクロスを重ねれば、父よりもしなやかで柔らかく、父よりも緩慢なストライドになる可能性は高い



サンデーサイレンス系牝馬との配合が優先されるであろう状況を考えればなおのこと、カナロア産駒は父を少し柔らかく遅くしたタイプ、大箱マイルをしなやかストライドで走るタイプがスタンダードになりそうな予感があります

新馬の追い切り映像見ながら仕事してましたが、栗東の坂路を駆け上がっていたステラローザ(ロードカナロア×シンボリクリスエス×サンデーサイレンス)なんかも、阪神内1400mじゃちょっと忙しいんじゃないか…と思えるほどしなやかストライドでしたよ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

競馬道OnLine G1スペシャル予想~ベルモントS

2017-06-09 08:20:10 | 血統予想

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2017-2018』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この春も高松宮記念から宝塚記念まで、栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します

エピカリスが出走するベルモントSは栗山求の担当で、有力馬3頭(エピカリス、ルッキンアットリー、アイリッシュウォークライ)の血統分析と直前予想を行います

有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できますので、よろしければご覧ください(血統分析で取り上げた3頭がそのまま予想の順位となるわけではありません)

小倉圭輔さんと小島友実さんの見解もぜひ参考になさってください
http://www.keibado.ne.jp/sp2016/

私はベルモントの予想は「ウマい馬券」でやりますので、そちらもよろしくお願いします(先ほど入稿)

昨年も「ラニに好走の目があるのはベルモントだろう」と言いつづけてきたように、一周約2400mのベルモント競馬場は北米では異質な大箱で、血統的な傾向もわりとハッキリ出てるレースではありますね

今日はこれから社台の40口&オーナーズ&G1の募集馬見学ツアーへ、毎年のことながらえらい頭数の展示なので、全馬の血統表をチェックするだけで骨でしたが、気になる配合馬はできるだけ見ておきたいなと思ってます(・∀・)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする