栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

土曜のレース回顧~ゴール後もしなやかに、余力十分に伸び続けた

2011-11-05 20:01:04 | 血統予想

京都11R ファンタジーS
◎5.ファインチョイス
○11.タガノミュルザンヌ
▲15.ゴールデンムーン
△13.エイシンキンチェム
×12.アイムユアーズ
アドマイヤムーンは種牡馬としてはあまり自己主張するほうではなく、◎も芝短距離で4勝した母のスピードが強く出ているが、母よりは胴伸びがある体型だし、ヘイロー4×4らしい無駄のない脚捌きと、母が持つ「ラウンドテーブルとナスルーラ」の組み合わせクロスの柔らかさで走る馬だから、洋芝1200mよりは京都1400mのほうがベターだろう。ここも好位抜け出しでいける。素質ならタキオン産駒の好配合馬○が一番だが、どう見てもマイラーではなく中距離馬で、高速馬場の1400mで◎に抜け出されると差し切るのはなかなか大変だ。△はインリアリティの母の全姉妹クロスの影響でスプリンター丸出しの体型をしている。ベストは1200mで、ここもスピードと完成度で好走はするだろうが勝ちきるまではどうか。×は函館2歳Sで◎にしたが、フェアリーキングとノーザンテーストのパワーと粘りで走る血統で高速馬場よりは洋芝がベター。アドマイヤムーン譲りのしなやかなストライドが外回り向きの▲のほうを上にみたい。

東京9R 百日草特別
◎5.ベストディール
○1.ヒシマーベラス
▲2.クラウドチェンバー
△3.マイネエカテリーナ
△8.サトノプレジデント
印をつけた馬たちはそれぞれ面白いところはあるので迷うが、札幌で強いメンバーとやってきて、上がりの競馬にも対応できる◎が軸としては一番信頼できる。母母父にトロイのスタミナが入るので、東京で追い比べになっても抜かせない渋さをみせてくれるだろう。

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京都芝は今週からBコースですが、先週日曜に雨のなか競馬をやった影響か内が荒れているようで、昼から小雨もしとしと降ってきて、予想以上に外差し馬場になってましたね~

ファインチョイスはちょっと行きたがったのもありますが、4角で外に出せなかったぶん追い比べで苦しくなったという感じで、岩田も直線は外に斜めに張り出しながら追ってるんですが、アンチュラスに併せ馬で押し返されてあそこは川田が頑張りました

私の見立てでは1,2,5着馬は京都外よりも阪神内、高速馬場よりも洋芝、良より重で買いたいパワー型で、そういう馬がこれるパワー馬場でもあったのだろうと

タガノミュルザンヌは初戦とはペースが違うのでなかなかスピードに乗れず、直線半ばでようやくエンジンがかかったと思ったら、そこで内に切れ込んでしまったのが残念…

アンカツさんは保津峡のアドマイヤバートンでも内を回って外に持ち出した馬たちに差されてしまい、ま~結果論ですが、今日の馬場ならばある程度外差しで決め打ってしまってよかったのではないかと

パトロールをみるとゴール板を通過してからも余力十分にしなやかに伸び続けて全馬を抜き去っており(^ ^;)、去年のホエールキャプチャほどではないですがあれに近い脚の余し方で、やっぱり中距離馬としては先々楽しみだと意を強くした次第

ベストディールは母母父父にTroy(英愛ダービー,キングジョージ)が入るのがいいですね~

何度も書いているように、ディープインパクト産駒はハイインローを増幅するのならば、マルセリーナ(Burghclere≒Welsh Flame3×4)やトーセンラー(Burghclere≒Aureole3×6)のようにBurghclereの「Hyperion,Donatello,Aloe,Fair Trial」の組み合わせを押さえるのが最良手で、TroyはHyperionとDonatelloのクロスで父系がFair Trialで4代母の父FoxlawはAloeの全兄ですから、ようするにベストディールはBurghclere≒Troy3×4です

ただし母系にナスキロ血脈が入らないのでズバッと斬れる脚はなくて、やっぱり「サンデー×Lyphard×ハイインロー」的に前受けしてしぶといタイプでしょう

ゴールドブライアンは半分Robertoですから内回りを持ったままで捲れる馬で、リフトザウイングスも内回りに出てくればいつでも◎を打つ用意はありますよ~(・∀・)

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土曜のボツ予想~体の硬い女が好きやねん

2011-11-05 09:22:11 | 血統予想

ユートピアは難しいですね~
○アグネスは番手でも好走歴はありますが勝ったのはいずれも逃げたときで、ゼンノロブロイだけに1600mより1800mがベターでもあります
☆デルマはクイーンC僅差4着は光るも中山のほうが狙いやすい捲り脚質、△リヴァーレは「キングヘイロー黄金配合」ですが母系の力馬っぽさが出ていて東京の良ではちょっとタルいところがありそうだし、△アスカトップは前走は道悪の巧さでインを突いての4着、△クーデも中山>東京はハッキリしている馬
となると▲カトルズの逃げたときのしぶとさも捨てがたいけれど、オープンの実績馬たちがベストパフォーマンスまでは出せないだろうと読めば、1600mベストで東京マイルで好位に流れに乗ってランリョーオーの2着ぐらい走れば◎リーチコンセンサスで五分だろう…と

京都6Rは◎ニンジャ
ここ2走は引っかかって失速の繰り返しですがメンディザバルで折り合えれば、ベストは1800mぐらいだとみていますがここではモノが上でしょう
相手はダリア賞ぐらい走れば○ルリシュプールですが、アドマイヤマックスにナスキロを入れた配合で平坦のほうがレースぶりがいい△シゲルオレンジも押さえたいです

京都8Rは◎アドマイヤステップ
前にも勝ちましたがステラロッサは1800m最強で、1800mでステラに勝った馬は(この馬を除くと)みんなバリバリのオープンに出世しています
ダイナフェアリーにエリシオにネオユニですから外1800mでタメ差しよりも内2000mでダラリと捲りたいところで、今度は岩田もそういう乗り方になるはずで、2,3,4,5番へ流し

保津峡は難しい…
アドマイヤバートンとナムラオウドウは外回り向きなのはたしかだし、京都も日曜の後半は外差しもききはじめてましたが、今週からBコースだし、いくら考えても届くかもしれないし届かないかもしれないですねえ…としか言えないです(^ ^;)

姫川は◎ゴールドブライアン
母はブライアンズタイム産駒でRibotとNashuaをクロスし、母母父にはBusanda≒Strikingのクロスがあり、ステイゴールドはこういう硬いパワー型牝馬が大好物です
体型は父似ですが脚捌きはRoberto的で、だからほんとは内回りで気合いを入れて買うべき馬なのだと出てくるたびに力説しているのですが、たとえば菅名岳にしても樟葉にしても超スローを小回り向きの小脚加速で好走しているだけで、樟葉なんて外回りを馬ナリで捲ってますからね~(あれで最後差し返されたのが内回り向きの証)
リフトザウイングス(これもRoberto的脚捌きの内回り野郎)と叩き合った昨年10月の未勝利戦は、内2000mの捲り合いとしては相当ハイレベルなレースでした
昇級戦ですが、内2400mならアッサリ捲るんじゃないですか
相手は人気ですが○マイネルメダリストで、母父のスタミナとジリ脚を受け継ぎ、ゴール前1Fの上がりが12秒台のときは①②③④②③②②(④は京成杯)ですから今の新潟なら鋭さ負けの心配は無用
母はアサティス×ヴェンチアでBusanda≒Relic5×3、アサティスの母母はBusanda≒Striking2×3、そもそもアサティスはNorthern Dancer×Graustark×Buckpasserですからデインヒル的で、こんな牝馬もステイゴールドは大好物です
異性の好みがちょっと普通とは違う人をブス専とかデブ専とか言いますが、種牡馬ステイゴールドはいわば硬専ですか(^ ^;)

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