花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

友と北鎌倉の紅葉とランチを楽しむ

2023年12月19日 | 鎌倉散策
師走だというのに、先週の金曜日は私が住む神奈川県も「夏日」になったりで驚きましたが・・・
今日は今季一番の寒さとなり、北国はいっきに雪の世界となりましたね

我が家の庭で唯一赤い紅葉を楽しませてもらった「ドウダン」の葉も散りました。


(12月13日撮影)

11月12月と例年より暖かい日が多く、富士山も雪が少なくてちょっと物足りない感じでしたが
低気圧が去った雨の翌日は白い富士山が見られました。

でも5合目下の小富士がまだ浮かび上がりませんので、冠雪は6~7合目までのようです。

この雪もその後の暖かさで溶け始めていましたが、今日の寒さでどのように変化しているか?
次に富士山がクッキリと姿を現した時が楽しみです。

台湾リスと「我が家の庭のユズ」の攻防戦
先週2階のベランダで洗濯物を干していたら「庭のユズ」が悲惨な状況になっている事に気が付いた
ユズの木の下にも黄色い細かい皮が散乱、リスは皮をむいて食べるの~

多くの実を付けた庭のユズ、台湾リスに狙われた!農作物を荒らす「特定外来生物」に指定されている

鎌倉から三浦半島を網羅し、横浜南部の我が家周辺も15年位前から見られる大きな「台湾リス」
駆除対象にもなっています。

北側に里山が控えている、分譲地の端にある我が家周辺では頻繁に目にする「台湾リス」
朝の散歩でも「キュキュ」と鳴く声がよく聞こえます。



「冬至」や「お正月」が近づき、ユズ湯やお料理にも使うので早速2段の脚立で採れる範囲を収穫
最近上を向く作業が怖くて、やっと半分だけ・・・

翌日見たら、届かなかった上半分は全部リスにやられて一個も残っていませんでした

紅葉の北鎌倉「円覚寺」(11月27日)
11月22日は「祇園山ハイキングコース」~「富士と夕日が綺麗な逗子海岸」をワンゲルで歩きましたが
5日後には町田に住む山口の高校時代のクラスメートと、紅葉の北鎌倉とランチを楽しみました。



臨済宗大本山「円覚寺」は鎌倉時代後期に創建された禅宗(臨済宗)寺院で、鎌倉五山第二位
横須賀線「北鎌倉駅」からすぐの総門前の階段周辺のモミジが色付き始めていました

5日前に歩いた海辺に近いお寺のモミジはまだ殆どが緑でしたので
山間部の北鎌倉の方が紅葉が早いようです。



500円の拝観料を支払ってすぐに見えてくるのが「三門」(山門)です。

「三門」は三解脱(空・無相・無願)を象徴すると言われ、諸々の煩悩を取り払って
涅槃・解脱の世界である仏殿に至る門と言われています。



その先の仏殿には円覚寺の御本尊(冠を被っている「宝冠釈迦如来」)が祀られている。

俳句が趣味のMさんは仏殿前の見事な大木の「ビャクシン」に興味を持ち、手帳を取り出しました。



仏殿の天井に描かれた「白龍図」は前田青邨画伯の監修のもと、守屋多多志画伯により描かれたもの。
この仏殿は大正12年の関東大震災で倒壊し、昭和39年に再建されました。



仏殿左手には「選佛場」(修行僧の座禅道場))と「居士林」(在家のための専門道場)が並びますが
茅葺屋根の趣ある建物とモミジが絵になります



「居士林」(こじりん)は東京牛込にあった柳生流の剣道場が、昭和3年に移築されたもので
現在も学生座禅会、土日座禅会、又初心者でも参加できる土曜座禅会も定期的に開催されている。



この辺りから「妙香池」、そして国宝の「舎利殿」に続くまでが一番の紅葉が楽しめる所です。

右手の仏殿の裏には「方丈」があり、以前は中に入り「お庭」の眺めることができたが
今回は入れませんでした。



「舎利殿」は鎌倉時代に中国から伝えられた様式を代表する、最も美しい建物として国宝に指定されています。
ここには開祖である源実実朝が宋の能仁寺から請来した「佛牙舎利」というお釈迦様の歯が祀られているとか



「舎利殿」のお隣にある「北条時宗廟」の白壁に映る「モミジ」の影が撮影ポイントになり
写真仲間とも何度も撮影に来た「円覚寺」

実家のお墓があるお寺の御本山でもある「円覚寺」は地の利も良くて、数えきれない位に通っています。
5月中旬の新緑の頃もお勧めですね。



私たちは100円を別に支払い「北条時宗廟」に入り、お線香たむけて手を合わせました。
Mさんは古木の梅の木をみて興味を示し「3月頃、又来たい」との事・・・

鎌倉時代後半の公安5年(1282年)、時の執権北条時宗が宋より招いた無学祖元禅師により
円覚寺は開山されました。



広い広い「円覚寺」を全部回るには2時間くらいかかります。
国宝の「鐘楼」などもありますが、以前も彼女と来ていて見ましたね。

12時半を過ぎてお腹も空いてきたので、回れ右して最初の総門に戻りました。
ここから見る「逆光の紅葉」も撮影ポイントです

老舗のお料理屋さんの「鉢の木」でランチ
今年の春にご主人を亡くしたMさんから「鎌倉散策と落ち着いた和食のランチ」を頼まれていました。



老舗の和食屋さんは以前も彼女とランチをした、円覚寺に近いこちらしか浮かびません
行ってみると本館はウナギ屋さんになっていてビックリ

後から建てられたお隣のお蕎麦などが食せた「別館」で、和食のお膳コースも頂けるようでした。
3種類のコースの真ん中を選び、喉も乾いていたのでビールも頼んで乾杯



コロナ禍を経て、鎌倉の老舗の飲食店も色々大変だったようで様変わりしています。
予定を立てる時はその存在を確認してからと実感しました。

2時過ぎに店を出て腹ごなしに「明月院」まで歩いて行きましたが
陽が陰った中の紅葉は赤くなっていても鮮やかさに欠けてちょっと残念でした。

結局最後は「東慶寺」横のいつものお気に入りの喫茶店でお喋りです



この日の北鎌倉の道路沿いには、可憐な「茶ノ木」のお花があちこちで見られました

6年ぶりに会ったMさんは脳梗塞で歩けなくなったご主人を2年間介護し
有料老人ホームへの入居を決めた矢先、突然ご主人は自宅で亡くなり見送ったそうです。

今年の4月に「私この結果にとても満足しているのよ。解放された感じ」と電話がかかってきました。

「後片付けが大変だけど、忙しい中趣味の俳句は楽しんでいるわ」と言いながらも
私が口をはさむ事できない位に、彼女はテンション高くて話が止まらない

僅か2週間の入院で突然夫を失った私は「鬱気味」となりましたが、彼女は「躁状態」なのかしら?
「自分は恵まれている」と鼓舞する事で、淋しさと不安な気持ちに蓋をしているように見えました。

「又、梅の頃に鎌倉を案内して欲しい」と言う彼女に「いいわよ、それまでお互い元気でいましょうね」
と答えた私、夫亡き後彼女をはじめ多くの友人達に助けられた事を思い出した

時計は午後4時を回り外が薄暗くなったので席を立った時
「二人共一人暮らしで待っている人いないのにね」と彼女が呟いた。
「ラッシュ時間を避けねば」と答えた私は、未亡人歴9年の余裕があるのかしらと思った次第です。

                      

今年も残りわずか10日となりました。
お天気に恵まれた先週はレースのカーテン類の洗濯と窓拭き、ユズを採ったり木々の枝切りしたら
「首と肩が痛い」
辛くて治療院でマッサージと電気治療を受けました

無理が効かない歳になった事を実感です。



コメント (15)
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