12月11日(日)、ピカピカに輝く「富士山」を見てきました
箱根「金時山」頂上からの眺めです。
山仲間3人で、小田急「新松田」駅発8:10の関本経由・地蔵堂行きのバスに乗り35分
(途中、矢倉岳への登山口がある矢倉沢で乗客の四分の三が下車)
終点の「地蔵堂」から「夕日の滝」を見て、金太郎コースを登り、
「金時山」の北側から頂上に至るコースを行きました。
私達は以前「矢倉岳」に登り、「万葉公園」から地蔵堂に下ったことがあります。
「金時山」は箱根側から何度か登っていますので、それを繋げるのが今回の目的
終点の地蔵堂で下車し、ストレッチと登山準備をし、AM9時から歩き出しました。
まずは「夕日の滝」を目ざして、しばらくは車道を歩いて行きます。
ここは金太郎の古里・・・
途中、金太郎の生家跡や遊んだという石などがあります。
「狩猟犬供養塔」前に猪の毛皮が干してある | 駐車場を左に曲がり赤い橋を渡ります。 |
夕日の滝は地蔵堂から表示板にしたがって歩いて15分
高さ約23m、夕日に映える美しさが名前の由来
「説によると毎年1月15日に太陽が、滝口の中央に沈むのでその名がついたと伝えられています」
と案内板には書かれていました。
金太郎はこの滝の水を産湯に使い、足柄山で育ったと言われており、
源頼光と主従関係を結び、坂田公時と名を改めたのもこの地だと伝えられています。
まさかり担いだ金太郎、熊にまたがりお馬の稽古
歌碑の前で、私たちも思わず歌いましたよ。
駐車場のあるキャンプ場(公衆トイレあり)に戻り、ここからいよいよ山道を登りだします。
地蔵堂から金時山まで標高差803m、滝経由でマップタイム2時間半
休憩時間を入れて3時間の予定です。
緩やかな登山道を登っていくと、20分で分岐に出ます。
右へ行くと足柄峠からの道と合流して夕日ノ滝分岐へ、
左へ行くと直接夕日ノ滝分岐への「金太郎コース」
私達は左の道を登りました。
このコースは川を2回渡ります。
大雨の後は避けた方が無難かも・・・
やがて木漏れ日の明るい道となり | ハコネダケ見られるようになると登山道には雪が |
左前方に「金時山」が見えてきました。 | 右手には丹沢連山が連なっています。 |
いきなり「富士山」がドカンと姿を現しました
眼下は「御殿場」の町でしょうか・・・
「足柄峠」からの道と合流する夕日ノ滝分岐(猪鼻砦)にはベンチがあり、
富士山を仰ぎながら一休みができる絶好の場所です。
夕日の滝駐車場から途中2回休憩を入れ、丁度2時間の登りでした。
ここから急登を40分で「金時山頂上」ですが・・・
下ってくるハイカーは皆さん口々に「雪が凍って滑りやすいから気をつけて」
と注意をしてくれます。
鳥居をくぐって、恐る恐る雪の階段を登って行きます
確かに雪が凍ってアイスバーンになっている
ロープを頼りに行きますが、いよいよ途中で危険を感じ軽アイゼンを靴に取り付けますが・・・
最近は殆んど使っていなかったので、どう着装していいのか
滑る雪の登山道で腰も冷え、かがむと痛む
下ってきたオジさんが手伝ってくれました。
その方は荒縄を靴に巻いていました。
通りがかりの女性は、ストッキングを三つ編みにした物を巻いたとか
鉄梯子を何度か登り、カメラ撮影はモチロン、周りの風景など見ている余裕もなく
雪の急登に取り付いて丁度1時間、12時40分「金時山頂上」(1213m)に到着しました。
予定時間をオーバーしましたが、皆無事でよかった
富士山の右側に「南アルプス」も見えていました。
この日の頂上は金時祭りが催されていて | 金時娘さんの小屋ではお餅つきが・・・ |
標高1213mの金時山にちなんで、12月13日に近い日曜日が祭りなのだそうです。
この日は座る場所もないくらいに混んでいました。
私達は比較的空いていたお隣の小屋で、トン汁を頼み、持ってきたおむすびを食べました。
「金時山北側の最後のアイスバーンが怖かったけど、楽しいコースだったわ」
「標高差は前回(笹子雁ヶ腹摺山)よりあるけど、時間かけて登ったからきつくはなかったわね」
「私たち共に山登りを始めて21年になるのよ。前回も今回も印象的な山登りになったわ」
「これで箱根の山のコースは殆んど登りつくして、もう残っていないわよ」
1時間ほどの楽しいお喋りタイムでした。
PM2時前に公時神社を目指して下ります。
遠く相模湾が光っていました。
午前には大島も見えていたそうです。
公時神社に下る南側の登山道は、ヌカルミこそあるものの雪は全く見られませんでした。
眼下に仙石原が広がり、大涌谷の噴煙が望めます。
1時間で公時神社に下り、来たバスに飛び乗り
最終的には「強羅」に出て、「強羅館」で白濁の温泉に入り
強羅駅横のお蕎麦屋さんで、とでささやかな忘年会。
ケァマネの仕事が忙しくて中々参加できなかったKさんも、腰を痛めて以来、
リハビリとストレス解消を兼ねて積極的に参加するようになり嬉しい限りです。
同年齢の私も同病相哀れむで頑張りますわ。
箱根は何時の季節に行っても明るくて、神奈川県民にとってはお馴染みの安心できる行楽地
ただ、冬は雪の可能性も考慮して、それなりの準備も大切と実感した山登りでした。
※今回の画像はすべて小さなコンデジで撮りました。
もう体力的に、登山に一眼レフカメラは無理のような気がします。