即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

タイトル取るまで帰ってこない

2007年11月06日 21時17分37秒 | 将棋
昨日の女流王位戦最終局。ついに石橋新女流王位誕生です。

LPSAに悲願の初タイトル。
お世話になった師匠への恩返し。

ごきげんDEブログには、心のこもったお祝いメッセージがたくさん寄せられていて、読んでいるこちらまで、ジーンと来ちゃいます。

そして、ちゃんと、対局から帰ってきた深夜3時半頃、新女流王位はきちんと「感謝と御礼」のメッセージ書いてます。ほんと、若いのに立派ですね。頭が下がります。

そして、タイトル獲得直後の感謝の言葉の動画、胸が熱くなります。

事務所を出る時、『タイトル取るまで帰ってこない、と言ってきた。』という発言。
退路を断ち、行くだけ行くしかないの気合。
ブログにも書いていた、『全身全霊、命懸けて』という強い信念。

将棋の勉強などしたくてもできなかったこの一年。
辛かったあの頃のことが、走馬灯のようによぎります。

どうすればここまでのことができるのか、タイトル奪取の執念、心から尊敬します。

NHK将棋講座の相方、渡辺竜王もこのように言ってます。

《定跡にとらわれない大胆な発想が石橋さんの持ち味だと4局目の時に書きましたが、この▲5五歩がまさにそれでした。定跡にとらわれがちな僕は▲5五歩を見た瞬間に「軽すぎ。こりゃいかん」と思いましたもん(ゴメンなさい)

ご存知の通り、石橋さんは新法人の理事も勤めていて、独立問題(言い方は悪いですが)~設立と激動だったこの1年間はほとんど将棋の勉強は出来ていないはずです。実際、NHK将棋講座の収録の時に大盤の駒を持って「久しぶりに駒を持ったよ」と言っていたこともありました。
そんな状況でタイトルを取るのは至難の技ですが「LPSAにタイトルを」という気持ちが相当に大きかったんだと思います。おめでとうです。》

それから、LPSA外部広報担当、shogitygooさん昨日の記事
『今はもう感無量で何も書けません。』と言ってます。

そして、松本博文ブログの昨日の臨場感あふれる写真と記事
『基本的に失敗した写真は載せたりはしないのですが、ファインダー越し、一カメラマンの目にはにじんでこう見えたという例です。』

にじんでしまったのですね、僕らでもそういう思いなのだから、その場にいたらなおさらです。

今まで、《LPSAの今までと今後》《「普及」の一念》《静かなる闘志》などなど、石橋さん関連の記事たくさん書いてきました。

LPSAもますます勢いづくだろうし、後に続け、って感じで、どんどん活性化するだろうと思います。

話は違うけど、ものぐさ将棋観戦ブログが紹介された「将棋世界12月号」、谷川九段の「構想力」(角川ONEテーマ21)、渡辺竜王の新著「頭脳勝負-将棋の世界」(ちくま新書)、今日いっぺんに買いました。

ますます将棋が好きになり、将棋の楽しさ、奥深さ、勝負の醍醐味、改めて感じています。

石橋さん、僕らにまでたくさんの元気や勇気をくれて、ありがとうございます。

体に気をつけて、LPSAを、そして、女流棋界を、さらにリードしていってほしいと思います。がんばってください

本当におめでとうございました。
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