即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

博物館のモラル

2008年01月21日 21時21分29秒 | 


台北の故宮博物館のこと書きましたが、

別の意味でビックリしたこと。

想像を絶してすごかったんです。

美術館、博物館のイメージってありますよね。

シーンとしていて、話し声もひそひそ程度。

足音くらいしか聞こえない静寂の中で、

作品と自分の世界に浸ろうとする。


それが、全然違いました。

もちろん空いている時もあるのだろうけど、なんと、団体がいっぱい。

どの部屋も、15人~20人くらいの団体さんで溢れている。

そして、信じられないことに、

説明員(台湾人)が、作品の前で、大声で、身振り手振りでやってる。

中国語(北京語)って、またあのイントネーションが、

こういう場では耳障りなんだなあ、これが。

たまたま静かに見ているところに、団体さんが襲ってきちゃったら、もうだめ。

どかされちゃう。はい、じゃまじゃま、って感じで。

そして、ひそひそ話さなきゃ、って遠慮や恐縮感がまるでなく、

ほんと、無防備、大雑把、無意識。

モラルなんて言葉は存在してない。

あちこちにいろんな団体さんがいる。
欧米人の団体には、変な英語でペラペラ説明。

小学校の課外授業(?)の団体も。
説明なんか聞いてるわけもなく、走り回ったり、床に寝転んだり。

昔の日本の農協のようなおっさんばかしの品のない団体も。
作品にはなんの興味もなさそう。
ガーっときて、わあわあ言って、ガーっと行っちゃう。

仕方ないので、団体さんがいない部屋を見繕って、順番は無視して見てまわりました。

あっ、ここいない、早く早く、みたいな感じで。

普通、こういうところでは、係員が各部屋に座っていて、見張ってるよね?

なんでいないの?

なんで野放し?

いいわけ?ああいうの。

博物館側のほったらかしの対応も理解できない。

ああ、故宮(呼吸)が、ため息に・・。→(オヤジ
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4 コメント

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座布団一枚! (ssay)
2008-01-21 23:04:22
nanapon「故宮博物館に行って来たんですけど、
    団体客がうるさくてねえ。」
歌丸「へー、それで、どうなったの?」
nanapon「故宮(呼吸)がため息に
     変わっちゃいましたよ。」
歌丸「山田君、nanaponさんに座布団1枚やっとくれ。」

しかし、笑点の司会と言えば、三波伸介以外はしっくりこない私は何なのでしょう?
もちろん、座布団運びは松崎真。
(すみません、今度、まじめなコメントもします)
返信する
ちゃらーん。 (こん平)
2008-01-22 19:53:39
これはこれは、歌丸さん、座布団ありがとうございました。

あら、歌丸さん、まだ呼吸してたの?(笑)

すんでのところでため池に落っこちそうになって・・・。

あっしがあかさかだった。
返信する
面白いけど、ちょいと真面目に… (Dancho)
2008-01-22 22:43:08
こん平さんになりすましたnanaponさん、こんばんは。

ssayさんへのレスが面白すぎて、コメントに困っちゃうじゃないですか(笑)。

同じようにノリ良く行きたいところですが…芸才がなくてどうもすみません(林家三平風)。

ではこの辺でちょいと真面目に…。

確かに中国語でやられると、参っちゃうかもしれないですね。
こうなると、もう見境がなくなりますから、タブーなんだろうけど、赤信号皆で渡れば怖くない式に、みんながやりだすから…節操がなくなる。

悪循環ですね。

日本でも、東京の上野にある美術館・博物館での特別展などは、やっぱり逆走する子供がいたり、結構ひそひそ話にしては声が大きいおばちゃん軍団がいたりと、節操がないといえばない…。

去年行ったダ・ヴィンチ展も、『受胎告知』1枚の絵だけで1つの建物使っちゃっていたのですが、すごかった…人とざわめきで。
これじゃ、滅多に見られない絵も、若干台無し。
金属探知機使って入場制限しても、あんまり意味ないんじゃないか?とさえ思えました。

静かに芸術に浸る…のが良いんだけどなぁ…。

それでも、自分の中に、「魔境」にならない程度の世界を作って、入ろうとして入って感動したことはしましたがね(笑)。
返信する
集中力の差。 (nanapon)
2008-01-25 21:05:57
Danchoさん、こんばんは。

>こん平さんになりすましたnanaponさん、こんばんは。

あっ、ばらしちゃだめですよ。(笑)

>日本でも、東京の上野にある美術館・博物館での特別展などは、やっぱり逆走する子供がいたり、結構ひそひそ話にしては声が大きいおばちゃん軍団がいたりと、節操がないといえばない…。

そういう環境の中で見たのと、そうでない時と、同じ作品でも全然印象が違いますよね。

>それでも、自分の中に、「魔境」にならない程度の世界を作って、入ろうとして入って感動したことはしましたがね(笑)。

すごいですね、その集中力。
同じ金払ったからには、そうしたいですが、どうもうまくできません。
最初から気分はもういいや、ってあきらめモードになってしまってね。
あー、もうパッと見て出ちゃおうって感じで。

扇子がうるさくても、滝がうるさくても、対局に没頭できる才能、ですね。見習いたいです。
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