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波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

№9/ 戦争またするの?

2014年07月04日 | 【保管】腹ペコ日記

 

Photo 憲法の講義を担当していた頃のこと。ある時期を境に、学生たちから「日本はまた戦争をするの?」という声が必ず出るようになった。たしか、武器輸出三原則の見直しを当時の政府が発表したあとだ。ふだんニュースに触れない子たちでも感じる「そういう空気」があったんだと思った。

 

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学生たちは、自分自身や親しい人たちが戦争に巻き込まれることをリアルに想像して、不安を感じていた。自分のこととして考えれば、戦争に賛成する人なんているとはとても思えない。私だって、戦争で家族や友達をなくしたくないし、だれかのいのちを奪わなければいけないような事態に巻き込まれたくない。これまで関わった子どもたちが戦争に巻き込まれることなんて、絶対にあってほしくない。

 

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戦争は、そのときだけの問題じゃない。イラク戦争でのアメリカ軍の死者数は、戦闘中より帰国後の自殺者数が上回った。今、「戦争する」ことの意味を、リアルに考えたい。

 

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「かないくん」読後 

2014年07月02日 | 日記・エッセイ・コラム

 20年以上もお世話になった床屋の2_3 ご主人が亡くなっていた。最後に髪を切ってもらった時、連休に孫の顔を見に少し遠くの町へ行くこと、ご健在なお母さんのこと、自分の身体が健康なことを話していた。この時は、お祝いの集まりがあったので髪をいつもより短か目にしてもらった。華やかな話題も交わしながら仕事をしてもらったはずだ。立男と話をして1週間後、お孫さんのいる町で発病し手術したが効なくご逝去。享年65歳。

 昨日、赤青白のサインポールが見えず店の中も暗いから、変だなと思いながらドアを開けた。奥さんが、顛末を話してくれ、四十九日を終えたけれど突然すぎて片付けもできない、お客さんが次々と来るのでサインポールをやっと片付けた、店は閉める、申しわけありませんと謝られた。きっと同じ話を何度も何度もされたことだろう。もう少し長くなってから切ってもらおうとグズグズしていただけの客の俺が、辛い話をさせてしまった。悔やんでも遅い。

 夜、「かないくん」を開いた。

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イラストは、6月の旭川で恩師の畑に実った桜桃。こんなのが一抱えはある樹の上から下までびっしりと。絵にしてから食べることで何か大事なものも残さずいただいた感じする 教員の従姉妹と話して同じ血筋を強く感じた。叔母さんから話を聞き血族を思った。自分の足下が少し見えたようで嬉しかった。
 

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