波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

花を踏む

2022年09月22日 | 新聞感想

家の前に車を停めた時、隣の家に生えていた菊をタイヤが少し踏んだ。その時は気づかなかったが、帰りに母から「うちの花を踏んでいる、やめて欲しい」と言われた。その後に何回か隣の家の主人と会ったが型どおりのあいさつをして過ぎた。そんなことを忘れた頃、母から「菊を踏まれた」と何回も言われたと聞いた。悪かったなあ、謝っていなかったなあ、「便所菊」を大事にしている人もいるのだなあなんて思った。10年以上前のことで、母も亡くなり謝る機会も失してしまった。

日のコラム(朝日新聞に毎日掲載『折々の言葉』)で、突然そんな記憶を思い出した。コラムの趣旨とは異なるが、自分にとってはどうでもよいものをとても大事にしているひとがいることを思った。自分の大事なものがひどく扱われたら怒ってもその逆には冷淡なことが多いとも思った。他人のプライドはなかなかわからない。
「便所菊」というのは子どもの頃からの呼び方で、昔はどこの家の庭先にも生えていた黄色の丸い中心に白い花びらが囲む少し背の高い菊のこと。波風氏の畑にもどこからともなく種が飛んできてその花の一群が出来、そのたびに波風氏が抜いている。


珍しく無風快晴。プランターの土を再利用するため黒いゴミ袋に詰めて日光にさらす作業2度目  ホーキ草で作った箒を尻尾にする木馬のアイデア練る。材料が足りない、流木拾いに行きたいが熊が怖い公式裏ブログ9/17の『敬老の心』と、今日書いた「プライド」は同じことを言っている。

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