NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

自分に課題を課せられるかどうか。

2008年08月30日 22時35分56秒 | 子ども
今日は夏休みの間にやってしまいたい事があった高校生が最後までやってました。
各自、夏休み前に決めた目標を達成させるために一生懸命やっていました。
もちろん自習です。講師は誰もいません。
自分からやってきてやり込んでいますからね。ほんとに関心です。


受験制度については賛否が分かれるところではありますが
僕はこうして子どもたちが自ら課題を課して黙々とがんばれる事は
生きていく中ですごく意味があると思います。

やっている内容が詰め込みだろうが、なんだろうが関係ないです。
「自らに課題を課せるかどうか?」が大事であって、中身は二の次で
良いと思っています。

誰かに指示を出されなくちゃできなくなるような指導をしていてはいけないなぁ
とつくづく感じています。
京大や東大、その他一流大学を卒業していいとこに勤めた新入社員が
「使い物にならん!」と、よく言われますよね。

うちを卒業していく子どもたちをそんなヌルイ社会人にはさせませんよ!
日を重ねるごとに子どもたちが成長していく姿を見て確信しています。

時間を適度にかけること

2008年08月29日 23時49分10秒 | 学習塾経営
生徒の中には0から説明して欲しい生徒もいれば、5から説明して欲しい生徒
3,6,9と抜粋して説明して欲しい生徒など、1人1人の要望を聞いていると
実に様々です。性格にもよりますからね。

基本的に、面倒くさがりの子は、要領よく抜粋して教えてほしがりますし
逆に、きちんとしすぎてしまっている子は0から丁寧に、丁寧に何度も何度も
確認しながら、わかりきっていることでも慎重に慎重に勉強しようとします。

この例の場合は、実はどちらもよくありません。
時間をかけないのも、かけ過ぎるのもよくありません。

料理の時に鍋を火にかけているようなものですから火加減は
適度でなくてはいけません。

高校受験までの指導では、それほど意識したことはありませんが
高校生の指導では、どちらかというと、もっと時間をかけてじっくり
煮込まなくてはいけないよ!っていう勉強のパターンが多いですね。

要領よく、要領よく、と言うことばかり考えてしまいがちです。
確かに範囲も広がりますからね。できるだけ労力は最小限に抑えて
効果を最大限に上げたいと考えることは、そんなに悪いことではありません。

ですが、あまりにも要領よくしようとするがあまり、かなり雑になって
しまっているケースが非常に多いように感じます。
何とか友達と遊ぶ時間を捻出しようと、そんなことに頭を使っている
のかもしれませんね(笑)。





ところで、
夏休みが今週で終了になります。来週からいよいよ学校が始まりますが
小学生、特に低学年の子どもの中には「やっと友達と遊べる!」などと
学校へ行くのを待ち遠しくしている生徒がいます。
残念ながら中学生や高校生にもなるとほとんどそんなことを言っている
学生はいなくなってしまいます。

大学受験生の波動が他の学年にも伝わっていきます

2008年08月28日 23時55分59秒 | 学習塾経営
2期制の高校が一足早く学校が始まりましたので
午前中はすっかり寂しくなってしまいました。
夏期講習はあと2日、続きます。

大学受験生は良い具合の緊張感の中、ますますがんばっています。
少しでもその波動を下級生にも伝えたくてあれやこれやと考えて
接していたところ1人の生徒が

「やっぱり自分たちも来年、再来年にはあんなに勉強しているのかなぁ?」
と少し影響を受けてくれているみたいでした。

うん、うん、良い感じです。
これが無学年形式で行えるメリットだと思います。

もっと良いのは受験生が下級生に対して
「今からがんばっておきなよ!」なんて1回だけでも助言してくれると
僕たち講師が100万回言うよりも胸に伝わります。

僕は「受験も団体戦」などとよく言いますが他の学年に関しても
波及していきますから、ますます「チームペガサス」という団体戦の
印象が大きくなります。

留学プログラムも徐々に進行中です!

2008年08月27日 23時58分54秒 | 経営者業
バタバタしていましたので日をまたいでしまいました。
今日は留学に関しての打ち合わせが午前中にあり、大方の流れが
出来つつあります。
学校やPTA関連の留学プログラムを多数手がけてられる業者様で
しかも、その方が知り合いの方で、また非常に信頼できる方でしたので
うれしく思っています。おそらく来春には実施できると思います。

これも見えない何か偉大な力によって動かされているように感じています。
話がトントンと進みだす感じです。本当に感謝しています。

ところで行き先なのですが、僕は個人的にカナダを希望したいのですが
来年の春休みに間に合うようであればオーストラリアへのプログラムを
組んでいただけそうな流れです。
春のカナダはまだ寒いらしいのでオーストラリアにある良い学校、
良いホームステイ先をご紹介していただけそうです。

こんなことをブログに書いていますが、まだ視察にも行っていませんし
第一、春休みの10日間となると春休み講座などもありますので
もう少し計画を煮詰めていく必要がありますのでご了承のほどお願いします!

公私間の差っていったい何なのでしょう

2008年08月26日 23時59分27秒 | 学習塾経営
大学、高校、中学、そして小学校や幼稚園と、私立と公立の選択で
いろいろな議論がありますね。
ところで公私間の差っていったい何なのでしょう。

僕はお互いの立場で文句を言ってられる方ほど、この問いに
明確にはお応えできないと思っています。
片方の事しか知らないからもう片方のことを良く言わないのだと思います。

公立も私立もそれぞれメリットデメリットがあります。
もう少しその差を埋めることを本気で考えた方が良いと僕は思っています。
差、言うとどちらかが上でどちらかが下、みたいに感じてしまいますが
あらゆる点で上下あると思いますので、一概にどちらが上で、どちらが下、
みたいな話にはなりません。
(残念ながらそんな低次元な話になってしまっている方もいますが・・・)

ところで、世界でも有名なフィンランドの教育ですが
大学までがほとんど公立なので誰でもがんばれば大学まで学ぶことが
できる教育の環境なんだそうです。
下手な競争はさせませんし、何よりも学校間の不平等さがありません。
そんな環境で子どもを学ばせてあげたい!と思うのは僕だけでしょうか?

僕は公立であれ私立であれ、とにかく
指導者がしっかり子どもの目線に立つことができて
また、子どもたちが自ら育つ環境が整備されている必要があると思います。


長いスパンでみた戦略を立ててあげること

2008年08月25日 23時04分47秒 | 学習塾経営
今週の日曜日って、何日だけ?と息子に尋ねたら
「31日だよ」と言われてびっくりしました。
今週で夏休み、終わりなんですね。
最終の日曜日はちょっと息子たちと約束があったのを
すっかり忘れていてちょっと焦りました。。。


今日、ある中学校の3年生が実力テストを終えて来ました。
案の定、数学は難しかったみたいです。やはり予定通りでした。

地元の公立高校に進学する生徒に対してはある程度、バッサリと
要らないものは「要らないよ!」って割り切って指導しています。

高校生の指導をしていますと、そんなに詳しく学ぶ必要のない
分野などがわかりますから、苦手ならあまりその単元を意識させ
ないようにします。

例えば中学の理科では「地震の計算」や「湿度の計算」などが良い例です。
高校で「地学」を履修するならまだしも
また、将来気象関係の仕事に携わりたいならば必要ですが
そうでないのであれば、ほぼ必要ないと思いますので
入試の段階ではもう意識させません。

当然、その単元を学ぶ学年ではそんなことは言いません。
受験や高校進学を考えるに当たって、ある程度知識の取捨選択が
必要な場合は、将来すぐに必要となる事項に力を入れてもらっています。
長いスパンで考えて計画を立てるとすればやはり英語がもっとも注力すべき
事項だと思います。


そんな観点からも、今回の数学の試験は僕の中では
「苦手なら学年平均くらいを取れていれば上等」という感覚です。

何度も書きますが、あくまでも取捨選択が必要な生徒の場合の話です。
すべての生徒に対してではありません。
得意な子は難問にもどんどん挑戦できる良い機会なので
必死になるべきだと思います。

モチベーションを上げるのも講師の仕事

2008年08月24日 23時37分34秒 | 学習塾経営
明日からの一週間は少しペースを上げて2学期の予習に入っていきます。
個人別に指導するのでその早さはまちまちですから当然、1人1人の
ペースで進めていきます。
ただ、そのペースを各個人少しだけアップさせていきたいと思います。

2学期は特にどの学年も重要な単元を習うのですが特に中学2年生は
英語、数学と中学の核となる単元なので大事にしたいです。

塾に来てくれている子みんなが80点以上を取ってくれるようになると
良いのですが、なかなか難しいです。もちろんその気持ちでやってはいますが
1人1人、得意・不得意がありますから過度な期待から来る指導は
返ってやる気を阻害してしまうことがあります。
この辺りは十分に注意していかなくてはいけません。

子どもたちの勉強に対するモチベーションを上げていく声かけをしたり
時にはゆっくりと会話をして、やる気になるようにしていかなくては
なりません。ここが講師としての「指導力」だと思います。

今時の子どもたちは・・・なんて言っていても始まりません。
そんな子どもたちにどんな風に接すれば良いのかを常に考えられる
ポジションでいたいですね。

中3生の実力テストについて

2008年08月23日 23時55分24秒 | 学習塾経営
今日、中3生の実力テストの範囲に的を絞った指導を行ったのですが
今回の実力テスト、数学ははっきり言って、難しくなると思います。
一次関数のみの試験範囲なので、下手をすれば0点も何人か出るかも
しれないテストだと思います。例年、そんな感じなのです。

夏期講習を試すテストでもあるので範囲が一次関数というのはちょっと
たいへんだったりします。
得意な生徒には問題ないのですが、やっぱりみんなが特に苦手とする
範囲がこの一次関数だと思います。


数学って計算、関数、図形などと分野に分けて考えれば、数学が苦手な
生徒でも部分的に補強することが可能なのですが、今回は関数のみの
実力判断なので非常に厄介です。

とりあえず、できる問題がいくつかはありますのでそこを徹底しました。
できるだけミスをしないようにして欲しいです。
また、子どもたちには一応、話しておきましたが自信を無くさないように
してもらいたいです。学校でもその辺りのケアーがあるとは思いますが。


さて、いよいよ来週は夏休み最終週なので2学期の予習に移行していきます。
受験生にとって2学期の定期試験は非常重要です。
がんばってもらいます!

こんな基礎的なことぐらいできて当たり前?できている前提で話す??

2008年08月22日 23時48分21秒 | 学習塾経営
「もしかして、Aくんにはこの図形(平行四辺形)が
 平行四辺形に見えていないかもしれません。」

「ひょっとすると、Bさんは単語の綴りを覚えるのにappleならアップルではなく
 エーピーピーエルイーなんて、1つずつアルファベットで覚えているかも
 しれません。」

昔、講師たちとこんなことを言っていました。
上記の内容はほんの1例で、たくさん話題になっていました。
僕たちは普段の授業で、そこを疑うことなく進めてしまいがちです。

例えばAくんの場合なら平行四辺形に見えていない図形を平行四辺形として
教えていきますから、理解のしようがありません。

またBさんなら美しい(beautiful)とか、おもしろい(interesting)など
少し綴りが長くなるとお手上げになるでしょうし、ましてや
日本文を英文にすることなんて極めて難しい作業になります。
まるで暗号の解読です。

成績が上がらない理由の1つに、教える側の「前提」という仕切りが高いと
いうことが挙げられると思います。
子ども1人1人、その前提は違いますから、逐一調べてあげられるのが理想です。

何も勉強が不得意な生徒だけではありません。
非常に優秀な成績を取っている生徒でも、基本的に「大前提」をおろそかに
してしまっているケースが多々あります。

受験勉強に精を出している受験生ほど、基礎を大事にしなくてはいけないと
思います。そんなことぐらい、家でやって来なさい!と言うレベルの作業ほど
おろそかにしてはいけません。

海外留学プログラム

2008年08月21日 23時25分13秒 | 学習塾経営
今日は朝から海外留学プログラムについて打ち合わせをしていました。
塾生や保護者の方は今日のタイトルを見て「留学?」と
思われたと思います。突然すみません。

まだ実現可能かどうかの段階でブログに書いてしまっては・・・
と思ったのですが、草案の段階まできたのでもう良いかな?と思って
書いてしまいます。

街では留学なんて当たり前のようにどこでもやってられると思いますが
ペガサスでもいよいよ留学に着手しようかという段階にきています。
とは言っても僕、ながはまは留学の経験がありません。

ですが、留学をしていたスタッフがいます。
また添乗員や留学の引率を経験されているスタッフもいます。
彼らの協力を得て、何とか来春、カナダの方へ留学できるように
企画を煮詰めていくことになりましたので一応、報告しておきます。

それまでに1度、僕が下見に行ってみたいのですが・・・。