NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

周囲の環境がもたらす効果

2007年08月31日 07時13分35秒 | 学習塾経営
今日で8月も終了。あっという間の夏休みだった。
そんなことを昨日、生徒たちと話していた。
特に大学受験生は終盤、かなりの勢いでペースが上がってきた。
安曇川校の生徒の中には6~8時間、塾で過ごしている者も。

何よりも良い刺激を受けているのが高2生。
進学を考えていなかった生徒でさえも進学を意識し始めている。
目の前でがんばっている受験生から直接「今からがんばりや!」なんて
声をかけられている姿も見受けられた。

個人別指導でありながら、受験は実は団体戦でもあるなぁと思っている。
塾で、あるいは学校で、友達同士の支えや先輩からの助言などは
心理戦では非常に重要な要素だ。

学力面と心理面。
この2面をうまくサポートできる塾でありたいと思っている。
心理面は特に学力面に大きな影響を与える。
悩みや心配事があると学力にかなり響いてしまう。
逆に心理的に安定していて、先輩や友人からやる気をもらったりしたら
同じ学習をしているにもかかわらず学力は想像以上に伸びてくる。

周囲の環境が大事なんだとつくづく感じる。
ま、これは学生だけの話ではないが。

コーチの役割

2007年08月30日 23時09分05秒 | 学習塾経営
指導の仕方は実に様々だ。
例えば、中学1年生の正負の数で、分数がよくわかっていない生徒に対して
小学生のころの教材を持ち出して分数の計算を1から順にやらせる。という
指導をする場合を考える。

その部分がわかっていないのだから当然の訓練だと誰もが思ってしまう。
保護者の方々も1から、基本に戻ってそういう指導をして欲しい。と仰る。
だが僕の答えはあえてノー。

小学生の間に理解できなかった分数をそんな短時間にはマスターできないので
しばらく時間がかかる。そうこうしてるうちに学校は先へ進み、
次の単元に入ってしまう。
仕方がないから分数もそこそこで切り上げて次の単元に行かざるを得ない。
こうなることが見えている。

僕の場合、もちろんその生徒がどのくらい不得意としているのかを把握してから、
分数以外でも理解できそうなところを探して、そこを強化していく。
あくまでも学校の授業時間を有意義に過ごしてもらいたいから、なるべく
学校の進度に合わせた指導をしている。

分数の計算などはスポーツで喩えると基礎体力、つまり、腹筋や腕立て伏せに
当たる部分。筋力を付けるためのトレーニングに過ぎない。
これをやっていてもサッカーは強くならないし、プロの野球選手にもなれない。

ボールを使った練習や、バットを使った実践練習をしなければ、できるように
ならないのと同じ。何のための分数の計算なのか、それができるようになれば
どうなるのか、そういったことに気付かせることがコーチとしての役割だ
と思っている。

個別指導だからこそ

2007年08月29日 09時06分17秒 | About Nagahama
2学期、少し落ち着いたら知り合いの教室へ見学、勉強をさせていただきに
行こうと思っている。
学習塾もいろいろな形態で行われているようなのですごく楽しみだ。
運勢を特に強く信じるわけではないが、どの本を読んでみても僕の9月の
運勢は勉強すべき月(と解釈している)のようなので。

うちの生徒はトップ層に入っていく子どもを指導する所までは順調に来ている。
前回も中1の生徒が学年で1番、2番とワンツーフィニッシュしてくれた。
でもその次へのモチベーションアップや、難関校入試対策といった部分は
地域の特性もあって、未開拓な面が多い。

難関校合格実績バリバリの進学塾にしたいわけではないが、
伸びる芽を摘むような環境からの脱却は考えていきたいと思っている。
個別指導だからこそ、個人の学習レベルに合ったニーズにお応えできるように
していかないといけない。

9月以降、お邪魔させていただく塾関係のみなさま、よろしくお願いします。
m(_ _)m

後半戦

2007年08月28日 09時18分19秒 | 学習塾経営
高3の受験生がサマースクールのラストスパートに入っている。
夜遅くまで、英単語、古文単語を必死になって暗記小テストを行っている。
すごく雰囲気が良い。
同級生のがんばりが自分を燃やしてくれるかのようにお互いが刺激し合っている。
まさに団体戦の様相だ。

ボツボツとAO入試の合格者も出始め、いよいよ大学入試が始まった。
高校入試も今年は難関校受験生がいる。中学受験生も。
本格的な9月からの入試スケジュールの到来だ。
毎年のことだけど、ここから来春1月までがあっと言う間。
今年も怒濤の後半戦にいよいよ突入!といった感じ。

2学期からの計画

2007年08月27日 23時34分34秒 | 経営者業
今週でサマースクールも最終週に突入。
早いものであっという間に夏休みも終盤になってきた。

僕は現在、長期的な計画と短期的な計画を同時に作成している。
自分の事はさておき、スタッフの活躍の場を考えると長期的な計画が
どうしても必要になってくる。
企業ではそんなこと当然なのだろうが、うちはまだまだ芽が出る段階なので
それぞれの計画を僕が1人で担っている。

起業当初は強固なトップダウンで舵取りをしなくては成長できないと
いろんな経営書物にも書かれている。
きちんとしたレールを敷いてそこをスタッフが通っていけるように。

今週は労務管理に種々の整備が入る。
また、教務として新しい企画のことも形にしていくことになる。
大学受験生や難関高校受験生への対応も。
教務面および経営面の強化が余儀なくされ始めている。

幼少~小6生までの能力開発教室

2007年08月26日 11時32分37秒 | 学習塾経営
ようやく思い描いていた幼少児から対象の能力開発教室の準備がはじまる。
学習塾のそろばん教室を併用した能力開発の教室。
対象は3歳から小学6年生まで。

ノウハウは他方面からも情報をいただいているので蓄積されているが
これから指導者の研修や、設備面での準備と、なにかと細々した課題を
処理していかねばならない。

できれば10月には開講したい。

縁(エン)

2007年08月25日 16時30分59秒 | メンター
今までのメールの整理をしていたら数年前までさかのぼっていて
かなり懐かしい方からのメールなどもあった。
今、どうされてるのかな~と思う人も。

縁のある方や疎遠になる方、今から考えればどうしてそうなったのか
すごくよくわかる。

浅見帆帆子さんは周りの人は同じフィールドの人に変わっていくと
著書に書かれている。ついている人はついている人と共に生きておられるし
逆についていない方はついていない方々とお付き合いになる。

前向きな発想をする方々は明るい人たちの集まりになるし
不平不満を言う方々はそういう人たちの集まりになる。
今の自分のフィールドは周りを見ればすぐにわかるといった具合だ。
最近、僕の周りに不平不満をこぼす方がめっきりいなくなった。

そんなことを考えながら約3年分のメールの整理をしていた。
すごい時間がかかってしまった。
毎日、仕分けしようと決めました・・・(苦笑)

深夜より早朝の方が頭の回転がよい

2007年08月24日 23時13分28秒 | About Nagahama
早起きを始めてもう6年以上なる。
ある方のメルマガがきっかけで、早起きをするようになったのだがその中に

1日30分ずつ早く起きるようにしてその時間を自分の好きな事をする時間に
当ててみてください。その時間はあなたにとって必ず充実した時間になります。
普段眠っていた早朝なので、電話は鳴らないし、来客も絶対にないはずです。
何に邪魔をされることもなく、心おきなく好きなことに没頭できるでしょう。

と書かれていた。
僕は最初、6:00に起きるようにして、徐々に早めて最終的には
4:00頃に起きるようになった。
活動を始めるまでの3,4時間がすごく有意義な時間で、すごく得した気分だ。
それから、深夜と早朝の時間をうまく使い分けるように生活している。

夏期講習中は生徒が朝から来るので、雑務をこなす時間が
どうしても深夜までになっている。
仕事をするにしてもやっぱり深夜よりも早朝の方が良い。

9月からはまた早朝型にシフトしていこうと思う。

魚を釣る技術を教える

2007年08月23日 23時38分25秒 | 学習塾経営
今年のサマースクールはかなり充実した講習会になっている。
特に高校生はかなり伸びてきている感がある。
自習席を使用して勉強している生徒たちは
「教えてもらうより、わからないところだけ聞いた方が断然効率が良い!」
ということに気がついているので、かなりの量をこなすようになってきた。

前にもブログに書いたけど、
お腹を空かせた子どもに、魚を釣って食べさせてあげるのか
魚の釣り方を根気よく教えて、自分で魚を釣って食べられるように促すのか
その差がはっきりしてきた。

これからも「魚を釣るための技術」を徹底的に教えていくつもり。
スタッフともその辺をきちっと統一しておこうと思う。

学力アップに魔法の薬はない

2007年08月22日 06時54分02秒 | 学習塾経営
先日、保護者の方からご相談を受けた。
子どもが家庭学習教材として、ある教材を購入して欲しいと言っている、とのこと。
何でも必要科目そろえるとざっと100万円を超えて、しかもその場で
ローン契約を結ばなくてはいけないのだそう。長期ローンを組んで
月々の支払いを少なくするので案外、高く感じないのかもしれない。

研究し尽くされたこの教材を買えば無駄な勉強を省いて学習しますから
学力が効率よく上がりますよ!というアドバイスを受けた
子どもはその話を真に受けてしまって欲しくなってしまう。
「これさえ飲めば必ずやせる!」みたいな魔法の薬のように感じるのだろう。


その教材を買えば必ず学力が上がる! なんてものはあるわけがないので
そんな高い教材ではなくても書店にも優良な教材がいっぱい並んでいる。
まずは片っ端からその教材をやってみて、それでも効果がなかったら購入して
みても良いかもしれませんね。という話し合いの結果になった。

うちでは個人別に指導させてもらっているからか、
このようなご相談をされてくるご家庭が多い。

こういうご相談の時に僕は塾オーナーとしてではなく
1個人としてアドバイスをさせていただいている。

学力アップに魔法の薬はない。
でも周りの環境が変わればすぐに上がってくる。