NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

塾の教材

2009年09月30日 22時47分51秒 | 指導方法
学習塾専用教材にはいろいろな種類があって
どれも必ず一長一短があります。

有名な所ではほとんどの教材を見たり使ったり
してきましたが万人に万能な教材には
出会ったことがありませんし
そんなものは存在しないと思います。

そうなると単元ごとにその子に合ったものを
こちらが考えて与えていかなくちゃいけません。

そうなるとプリントの方が良いわけですが
それだと今度は生徒側に不都合が起こります。

まず全体のボリュームが把握できないので
計画を立てて進めたり、目次がないので復習の度に
プリントを探さなくてはいけなくなるので
かなり非効率的になってしまいます。


これらが教材選びの際の塾としての課題です。
その生徒の性格やレベルに一番近い教材を1冊持って
それを補充する形でプリントをやっていくのが
今のところ一番効率的だと思い、当教室でもそうしています。


どちらにせよやる子は何でも伸びるわけですが・・・
できるだけ質の高い、学力のつく教材を選びたいのです。

もう、来年度の教材を考える時期なんですね。

怒る前に

2009年09月29日 22時35分40秒 | 指導方法
今日お母様とお話をしていて
「子どもに強制的にやらせること」
についてのお話になりました。

僕はあまり「やらせる」というのが好きではありません。
塾の講師をしていながら何を言ってるの?って
叱られそうですが・・・

理由は
「続かないから」
です。


宿題を忘れる生徒に対して少し注意したり、叱ったりすると
次回からは怒られるから宿題をして来るようになります。

そこで習慣化できれば良いのですが
大人でもなかなか習慣は変えられません。
子どもも同じでまた、やらない、やれない状態に陥ります。

叱られてばかりではもう勉強そのものを
受け付けなくなりますし、そうなったらなかなか戻れません。

つまり叱ってやらせるのは最終手段だと思うのです。


子どもたちが自ら気づき勉強すればいいですが
放って置いても100%まず、あり得ません(笑)


周りの大人の言葉掛けが一番大事だと思います。
褒めてあげたり、時には叱ったり、、、、
ただしどの場面でも「無理矢理やらせる」ことはしないように
心がけていきたいと僕は考えています。


たまに「先生!僕がさぼってたら怒ってください!」とかいう
高校生がいます(笑)
そういう生徒は強制的にやらせたりもしますが
最後はやっぱり自らやって欲しいですね。


僕の基本スタンスはいつもそこにあります。
でもそこに甘えてくる生徒には厳しく突き放します。
これからの高2高1生は特に難しい時期に入ってきます。

怒って無理にやらせる前に
うまく話をしてやる気を引き出していきたいですね。

来年度のマニフェスト

2009年09月28日 22時29分02秒 | 学習塾経営
徐々にですが来年度の準備に取りかかっています。
マニフェストっぽく宣言できるように(笑)
下記のように考えています。

中学生をもう1段レベルアップさせた指導に
本格的に取り組んでいきます。

準備が遅れていました小学生の能力開発コースも
おおかたの準備が整ってきましたので
10,11月と段階的にスタートしていき
来年度には足並み揃えてスタートします。

高校生(特に受験生)の演習量をもっと増やして
レベルの高い講座にももっと対応していきます。


など、来年は各部門でいくつか公約しようと思います。
保護者向けの感動講演もしていきたいです。
まだまだ企画段階ですが、素敵なゲストにお越しいただき
みなさんと子育てについて一緒に考えていきたいと思っています。


余談ですが、マニフェストって打ち出すの、難しいですね。
出来ない約束はしてはいけませんからね。
かなりのプレッシャーの中で民主党は政権を取ったと思います。

インフルエンザ

2009年09月26日 22時40分31秒 | 諸問題
今週は高校2年生が学年閉鎖だったので
何だか寂しい1週間になりました。
徐々にインフルエンザ感染が蔓延してきました。
妊婦さんや持病をお持ちの方はくれぐれもお気をつけください。


政府にはもっと早く対策をお願いしたいですね。
10月末には予防接種が受けられそうな雰囲気ではありますが
受験生にとってももちろんですが
これから寒くなり、多種の新型インフルエンザなどが
流行することも懸念されますからもっと早急に対応を
お願いしたいです。

どんな経済対策を施そうと命あっての物種ですからね。
何よりも最優先させていただきたいです。

抗インフルエンザの研究にもっともっと
追加資金を投入してもらいたいのは僕だけでしょうか??

どうでもいいこと8割以上

2009年09月25日 22時39分22秒 | メンター
先生!こんなの勉強して何の得になるの?
なんてことを子どもたちが聞いてきます。

僕ははっきりと子どもたちに
「大切なことは10のうち2個くらいしかないよ。」
と言っています。

その大切な2個がどれなのかは
その人にしかわからない。
生きていく中で算数が大切だと感じる人がいれば
社会が大切だと感じる人もいる。
いや、国語に決まってるだろう!なんて言う人も。

要は人それぞれだけど
どうでも良いことが8割以上あるって事。

学校で習うことだけではない。
社会に出てからもそう。
本当に大切なことは1~2割。
そのための残り8~9割だと思って間違いない。


僕はこういうことを小学生相手でも話をします。
すると少し気が楽になるのでしょうか・・・
勉強に対して前向きになってくれるような気がします。

本当は「意味のないものなんて1つもない」のですが
何もかもが大事だ!
なんてなかなか受け入れられませんからね。

大事なこと、生きていく上で必要だと感じる2割のことに
まず集中してみて欲しいです。
それさえもまだわからないかもしれないので
「重要なこと探し」からですけどね。

何になる?ではなく、どうなっている?

2009年09月24日 22時12分31秒 | 子ども
小学校低学年の子どもたちに将来の夢は何?って尋ねたら
「(野球など)プロの選手」「学者」「学校の先生」
など実に様々な職業を話してくれます。

これが中学生になってくると
「別に~」「何も決めてません」
などとえらく冷めた応えになってしまいます。

高校生に尋ねると
「看護士」「銀行員」「CA」「公務員」「教師」
など、かなり現実的な職業で応えてくれます。


中には
「職業は何でも良いから自由に生きたい!」とか
「自分のような生徒を面倒見るカウンセラー」など
具体的な「職業」ではなく「自分がどんな風に生きているのか」を
大事にするようなことを発言する生徒がいます。


僕はそういうのをとても大切にしています。
将来の職業なんて基本的に何でも良くて
これじゃなくちゃいけない!なんて決めつけない方が
逆に良いと思っています。

な~んて偉そうに書きましたがこれは昨日読んだ
「賢者の書」に書かれていた内容を拝借したまでです(^^;

実際そういう意見が言える生徒を何人も見てきましたが
そう言える子って芯がしっかりしている印象があります。


子どもたちに「将来何になる?」と尋ねるのではなく
「将来どうなっている?」と尋ねることも時には大事です。

賢者の書

2009年09月23日 18時00分55秒 | メンター
この連休中、子どもたちのインフルエンザのことも
少し懸念してしまいましたので
人混みにはどこにも行かず。

うちの子どもたちは祖父母と芋掘りや
親戚の子たちとバーベキューや花火などで
少しは満喫できたかと思います。

僕もゴールデンウィークからたまっていた本を
一気に読んでしまいました。

その中でかなり衝撃的だった本を1冊ご紹介します。
先日、奈良県にある稲田塾の前田先生、乾先生に
ご紹介いただいた本です。

子ども向けに書かれている本ですが
僕自身のバイブルになってしまいました(笑)
お父さんに(もちろんお母さんにも)オススメの1冊です!


『賢者の書』
著 者 喜多川泰
出版者 ディスカバー・トゥエンティワン
http://www.amazon.co.jp/o/asin/4887597339/


プレゼントしたい本がまた1冊が増えました。
感謝です!

海外へ行ってみたい

2009年09月22日 23時45分50秒 | 子ども
うちを卒業した大学生が昨日
「先生、留学したいんですけど・・・」と
相談をしてきました。

話を聞いていると
今は「夢」とか「願望」の段階で
がんばってお金を貯めていると言っていました。

どうして留学をしたいのかを尋ねたら
視野をもっと広めたいのと語学習得。
それから
自分1人でどのくらいがんばれるかを試してみたい
などと、言っていました。

僕がオーストラリアで感じてきたことなどを
いろいろ話をして結局は
もう少し計画を煮詰めて必ず行こうね!
ということになりました。
(僕はいけませんけど・・・笑)

ちょうど1年前にオーストラリアへ
短期留学のための視察へ行ってきました。
そのことが今頃になって子どもたちの相談に
このような形でのってあげられるとは
思ってもみていませんでした。
意味のない事はないものですね(笑)

9月に入ってから高校生数人からも
相談を受けましたが
インフルエンザやその他、もろもろと
問題がありましたから実現できていませんが
ぜひ行ってみて欲しいなぁ~と思いました。

昨年から原油安、円高で若干行きやすくなっているのでは?
と、思うのですがやっぱりインフルエンザが
ここでも猛威をふるっています。

ま、今すぐではないにしても
その夢は大事にしておいてもらいたいです。

「やらされている」と「やっている」の差

2009年09月21日 22時49分11秒 | 教育の話題
街の進学塾に通う生徒と
うちのような田舎で塾に通う生徒とでは
当然ながら学習時間をはじめ、勉強への意識や
入試についての感覚がまるで違ってきます。

それは仕方がありません。
環境が違うわけですから田舎の子に
街ではこんなにみんながんばっているんだよ!
なんて言ってもわかりっこありません。

かといって、この学習時間の差が
将来、田舎の子たちにとって大きなハンディーに
なるかといったら、必ずしもそうとも言い切れません。

勉強なんてやる気になったその時点からのがんばりで
いくらでも挽回できます。
要は「何のために勉強するのか」が
はっきりしているかどうかなんですね。

将来何がしたいからだとか、数学が好きだからとか
何でも良いのですが
「どうして勉強するの?」
と、尋ねた時にきちんと答えられるかどうか。
ここが大事なのではないかと思います。

自らやるかどうか。
勉強でも仕事でもそうですよね。
「やらされている」か、「やっている」かの差の方が
ずっと大きな差となるのでしょう。

毎日続けると見えてきます

2009年09月20日 22時50分41秒 | メンター
昨日はちょっと出かけていまして
ネット環境になかったので更新できませんでした。

ある研修を受けてきたのですが
大人になった今でもやはり大事なことはただ1つ。
毎日、コツコツと続けること です。

イチロー選手が9年連続200本安打を達成したのも
日々コツコツと自分のコンディションを調整されたから。
(ま、彼の場合は次元が違いますけどね・・・笑)

難関大学、国公立大学を見事に合格していく生徒たちも
やはり日々コツコツとやることをやっていました。

実は成功か失敗かを決める要素はそこにつきるのです。
誰かのせいにしたり、自分の才能を否定してみたり
何だかんだと原因を考えるのは自由ですが
要は毎日やらないからうまく行かない。
そこにつきるのだそうです。

1日数分間の単純な作業を決めて
それを何が何でもやり切る。
(勉強や仕事じゃなくても良いです。)
そうすることで気付くことが出てきて
目標に向けた何かが変化をし始めるそうです。


2年前に深川先生に講演していただいた内容
そのままですね。
今からでも遅くありません。
何か1つを決めて
それを毎日続けるクセを付けていきましょう。