NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

進路について

2019年05月26日 09時19分39秒 | 保護者の方へ
「やりたいことがわからず、進路が決まりません」とか
「親と子の意見が合わないです」というご相談を受けます。

まず、第一にお伝えしたいのは
ご自身だけではなく、たいていの受験生が
毎年、同様の悩みを持っていられるので
自分だけが・・・と思い込まないようにしてもらいたい
ということです。(^^)


私も親になって21年になり2人の息子がいます。
子どものことなんて心配しだしたらきりがなくなり
家族で話し合う際には言い方など些細なことから
口喧嘩になってしまうような状況はおおよそ想像がつきます。

もう一度、言います。
どこのご家庭でもこのようなことはごく普通であり
何も特別なことではないのでくれぐれも
焦って答を出そうとしないようにしてもらいたいです。


進路が決まらないという点ですが
やりたいことが見つからず、でも進学したいということであれば
今、学校で習っている教科の中でどの分野が好きとか
興味があるとか、感じられるのかを考えてみてください。

社会でも国語でも、技術家庭や体育でも、何でも良いです。
とりあえず、少しでも興味を持てる分野を勉強しに大学や専門学校に進学するとしたら・・・
という前提に立って学校を探してみてください。

そうしてピックアップされた学校のオープンスクールや説明会などに
参加して、その分野の雰囲気を感じてみてください。

1校ではなく、複数校に参加してみることをおすすめします。
また、全く違う分野の学校もできるだけ参加してみると良いと思います。

「なんか違うかな・・・」って思うことは正直に受け止めて
また同様に1から考え直して、、、を繰り返します。
そうこうしていくうちにいろいろ見えてくるものが必ずあります。

ここで保護者や我々指導者がやってはいけないのが
頭から「否定すること」です。

よくあるケースなのが
「パソコンやゲームに興味があるから、その方面の専門学校を!」
と、子どもが決めかけているときに
「そんなもので、食っていけるか!」などと言ってしまわないことです。


では親子間ではどうすれば良いのか。

保護者としてそれでは食べていけないだろう・・・と
思ってしまうのであれば「冷静に」それを伝えてあげることです。
思いが伝わるまで何度も何度も話し合いたいです。

最初はお互い譲らないと思いますが、ふとした時に
「親のいうのも一理あるな・・・」と子どもは思いますし

親も「子どもがやってみたいって言うならやらせてみるか」
なんて思いになってくるものなのです。


話し合いをしてその場で意見が合致すれば良いですが
そうでないなら何度も繰り返すしかありませんね。
ポイントはあくまでも冷静に!です。(^^)


最後に、
進路を決めてその道を生きていくのは子ども自身であるという
大前提を我々大人は忘れてはいけません。

心配なのはわかりますが
もし、親や周りの言うことを聞いて進路を決めた子が
社会に出て何かに躓いたとき
「あのとき、あの人たちの言うことを聞かなければ良かったかも・・」
という後悔をさせてはいけないと思うのです。

進路によっては重大な決断になることもあると思います。
ですが、それによってお子様は確実に大きく成長されます。

親や周りの大人は1つのアドバイスとして(感情的にならないよう)
子どもたちに接してあげるのがベストだと私は感じます。




進路のご相談などは下記よりお気軽に!

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お問い合わせは・・・

★ホームページのフォーム
 → http://www.pegasasu.info/contact.html
★メール
 → mail@pegasasu.info
こちらからお気軽にお尋ねください!

または

★お電話(フリーダイヤル)
滋賀:0120-85-3772
京都:0120-358-109
※日曜日を除く13:30~22:00
(※授業中(17:00~21:30)はできるだけお控え下さい。)



過保護すぎるくらいで!

2018年06月22日 00時18分55秒 | 保護者の方へ
18日の震災で被害に遭われました方々へ
心よりお見舞い申し上げます。

今回の地震では滋賀県や京都府でも大きな揺れを感じました。
数人の保護者の方から
「家で子どもが怖い、怖いといって泣いています」
とご連絡をいただきました。

物理的被害だけでなく、こうした子どもたちの心への被害も
とても大きなものになっているのではないかと思います。


子どもの頃に私も経験がありますが
初めて「死」を考える年頃は訳もなく死に対する恐怖心を
持ってしまいとても不安になるものです。

自分の死、家族の死、友だち、先生・・・
考え出したら怖くなって眠れなくなることもあるでしょう。

そんな年頃にこんな地震がまさか自分のところに
やってくるなんて!!と、とても不安になっていることと思います。


時間と共に恐怖心が薄れてくるまで
どうか子どもたちを過保護すぎるくらいの対応と
夜にはギュッと抱きしめて安心させてあげてください。

マズローの欲求5段階説では
低次元の欲求内に「愛情の欲求」と「安全の欲求」が位置付けられています。

それらの欲求が満たされない限り
「誰かに認められたい」とか「勉強できるようになりたい」
なんていう次の次元の欲は生まれてきませんからね。

安心して眠れるわが家がある、ということが
子どもたちの何よりものエネルギー源になります。
よろしくお願いします。


この先、大きな地震が来たりすることがないように
また、信憑性のない間違った情報で
子どもたちが恐怖におびえることがありませんように
強く願うしだいであります。


就学前から学べるのが最適です!

2018年02月13日 15時09分15秒 | 保護者の方へ
塾に通う年齢は何歳くらいからが適当ですか?と
保護者の方からよく尋ねられます。

以前、ここにも書きましたが
私はできるだけ早い時期が良いと考えています。

なぜかと言いますと

学校が始まると1年間のカリキュラムに沿って
ペース配分が決められてしまうからです。




このペースを決められることについては
2つの弊害があると私は考えています。

1つはその流れに付いていけなくなることです。
わからないところも、わかるところも
ほぼ同じペースで進めていかねばならないので
「付いていけない」という現象が起こってしまいます。


2つめは勉強の本質を見失う点です。

勉強とは本来「教わる」のではなく
「気付く」と本当におもしろくなるものです。

時間をかけてじっくり取り組めば
「わかった!」という喜びが生まれ
また次への課題への意欲になり
どんどん学びたくなってくるものです。

テストのための勉強になってしまっては
本当に残念ですし、その子が持つ可能性を
断ち切ってしまっている可能性も否めません。


できれば小学生になる前に勉強をスタートできれば
そんな流れとか、学ぶ順番、なんてものを気にせずに
いろんなことにチャレンジすることができます。


当塾では3歳や4歳から学びに来ているお子様がいます。
学習内容を詰めこんだり、
何かを強制してやらせたりするのではなく
「気付くこと」「実感すること」を大事にして
指導をしています。

いつまでにできるようにしなくちゃいけない
ということがありませんので
みんなのびのびと課題に向かっているように感じます。

ぜひ、お気軽に無料体験授業に参加されて下さい。
各ご家庭ごとに、お子様と保護者様とだけの時間を取って
やっていますのでご安心下さい。

今年も素晴らしい入試結果が続々と出ています。
合格された方々、おめでとうございます。

まだまだ最後の入試まで1ヶ月ほどありますから
諦めずに全力で走り抜けましょうね!
春はもうすぐやって来ますから!


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お問い合わせは・・・

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(※授業中(17:00~21:30)はできるだけお控え下さい。)

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ホッとできる場所はご自宅です

2017年11月28日 09時15分00秒 | 保護者の方へ
自宅では全く勉強をしません!
というご相談をよくもらうのですが
この時期、高校受験を控える中3生のご家庭で
よくありがちな親子間でのトラブルです。


自宅でのお子様だけを見られている保護者様としては
勉強している時間よりも、リビングや自分の部屋で
ゴロゴロしている「だけ」のように映ってしまうものです。

放っておくと取り返しが付かなくなってしまうのではないか?
と不安になり、ついつい、ひとこと言ってしまいます。

「いつまでゴロゴロしているの!」と。



塾の自習席を利用している生徒たちに話を聞くと

「家では集中できないから」
「どうしてもゴロゴロしてしまうから」
「家族のことが気になって集中できないから」

などと、塾のない日にまで塾に来て自習席を使う理由を話します。


勉強しないといけないことを1番分かっているのは
お子様本人なんですね。

この時期は学校や塾、友だちの間でも
受験ムードがピークに達してきます。

できれば早く終わって欲しい
現状から逃げ出したい
ほとんどの受験生がそう思いながら
必死で毎日、生活をしています。


そんな中、唯一の安らぎの場であるのはご自宅です。
家族という信頼できる空間で周りのことを考えることなく
自分を出せる唯一の憩いの場所なのです。


もちろん、それに甘んじてばかりいてはダメなのですが
お子様本人が「やらなくちゃいけない」ということを
分かっていれば大丈夫です。


必ずどこかでやっていますので!



現在、各教室におきまして
塾での様子などもふまえて個人面談を実施しています。
お気軽にご相談いただければと思います。

この時期は

2017年04月26日 22時30分54秒 | 保護者の方へ
今週末からゴールデンウィークです。
ご家族でお出かけになられたり、子どもたちも
いろいろ予定を立てたりして楽しみにされていることと思います。

毎年そうなのですが、この大型連休の前後は
心身の疲れが出やすい時期になりますので要注意です。

これから気温が上がり、中高生は部活も本格化してきます。
また梅雨へと向かう時期とも重なり気分もすっきりしない
なんとなくだる~い感じを覚える日が続くこともあります。

それが自然の流れなので、子どもだけでなく我々大人も
その風潮になりがちなので気を付けたいです。


こんな時期はとりあえずやるべきことを
愚直に粛々とこなすことです。

気分や体調が思わしくないときに
あれこれ考え事をするのはよくありません。
マイナスなイメージしか思い浮かばないからです。


神様がゆっくり過ごしなさい!
と、言ってくれているのだと捉えて
日々コツコツと過ごしていきましょう。


くれぐれも、お子様の欠点を指摘するような発言は
控えたい時期です。ご注意ください!


親子関係

2016年08月15日 23時25分34秒 | 保護者の方へ
子どもの成長は早いですね。
まだハイハイをしていたかと思ったら
いつの間にか、偉そうに口答えをするようになって・・・。
(口答えも大事な成長過程です!)

お盆に久しぶりに実家で甥や姪と会って
しみじみ成長を感じていました。


ところで、成長と共に親子関係は変化していきます。
生まれてから中学生になる頃までは


親 > 子(子は親の言うことをきく)


こういう状態です。何でも親の言うとおりやる時期です。
そして徐々にこの段階から年を重ねていくと


親 < 子(親が子の言うことをきく)


状態に変化していきます。
(自分の親のことを思い浮かべてみてくださいね。)


この力関係が逆転する過程がいわゆる反抗期であったり
親が一番、子育てに苦労を感じる時期なのだと思います。

完全に不等号が逆転すれば親子関係は元に戻っていくのですが、
どちらかがそれを認めない状態が続くと
いつまで経っても関係は修復しません。


反抗期は第2の出産期と言われます。
不等号が変わっていくのだということを自覚して
接し方を変えていく必要があるのだと思います。

言うは易く行うは難し・・・ですが。(苦笑)

教育は共育(共に育つ)ですね。



小学生の夏休み

2015年08月07日 19時53分40秒 | 保護者の方へ
夏休みもそろそろ折り返し地点に差し掛かろうとしていますが
みなさん、楽しく過ごされていますでしょうか?(^^)

夏休みの間にやろうと決めたことが順調に進んでいるかどうか
今一度確かめてもらって軌道修正していきたいところです。

来週はお盆休みも入ってくるのでご家族での時間も
増えてくるのではないかと思います。

自由研究や、工作など普段はあまり関わる時間がない方は
じっくり取り組んでみてもらえればと思います!

その類の宿題が小学生に出されているのは
きっと「家族との時間」を意識しているものだと思います。


子どもはまず、愛情を求めます。
安心できる家庭があって初めて勉強やスポーツなど
次の欲求へと進めるわけです。

どうか、ご家庭での時間を大事にされてください!
勉強はいくらでも追いつきますが
かけがえのない幼少期は2度とやって来ません。

保護者の方々も一緒に楽しむ!という
単純なことですから気負わずに楽しまれると良いと思います。

無理な矯正は危険です!

2015年05月11日 23時55分18秒 | 保護者の方へ
この春に入塾された低学年をお持ちの保護者様が
「算数の計算をする時に指を使うのですが・・・」
と、ご相談いただきました。


計算の時に指を使う行為は
正直、あまりよろしくはありません。
指は足を使っても20までですからね。
もちろんそれが理由なのではありません!

そもそも「数える」ことと「計算する」ことは
違いますから、根本的な計算の原理が
身につきにくくなってしまうからです。

さいころなどを使えばパッと見て5とか6
などは数えなくても認識できますから
それを合わせたり、差し引いたりすることを
数えずに指導したいところではあります。


ただ、現状の生徒さんは 計算=数える と
なってしまっていますから
数える手段を取ってしまったら
計算する事がかなり困難になってしまいます。

鉛筆の持ち方や、左右の認識などもそうなのですが
むりやり矯正することのデメリットは
はかりしれません。

ですから、ここは慎重にいきたいところです。
数えるのではなく計算する事なのだと
本人が気が付けば、自然と指を使わなくなりますし
根本的な解決になります。

実際に指を使わないだけで、頭の中で指を数えていたら
全く同じ事ですからね。問題の解決にはなりません。


ベテランスタッフが対応したのですが
「無理に指を使う事をやめさせるようなことを
 しないで、少し時間をかけてやっていきましょう!」
と、保護者様にはお願いをしました。


今回のような、指を使うことに限らず
無理な矯正は苦手意識を植え付けてしまいます。

またトラウマになったりいつまでもコンプレックスに
感じてしまうようなことにも発展しかねません。
十分に気をつけたいところです。



心の安心から自立へ

2014年12月11日 23時04分58秒 | 保護者の方へ
子どもの学力アップはやはりご家庭の環境が
根底になくてはなりません。
残念ながら塾だけでは限界があります。

生活習慣や勉強の習慣なども然りで
塾ではがんばっているが、家では全くやらない・・・
というのもなかなか塾からの指導だけでは
指導が行き届かないのが現実です。

ただ、子どもたちは塾では非常に一生懸命
やっている事がほとんどです。
「やらなくちゃいけない!」ということは
嫌と言うほど、よくわかっているわけです。


点数に関しても1教科や2教科くらいは
何とかなります(ならないこともあります)が
学力全般を押し上げて行くためには
家庭(もしくは心のよりどころとなる場所や人)が
必要不可欠です。

と、言いましてもそんなに難しい事ではありません。
普通に子どもたちが安心して帰れる所であれば
それで十分です。

一生懸命になって良い子にしなくては・・・と
力みすぎて過干渉になると、
子どもにとっては居心地の良くない場所
親の想いとは逆にマイナスになってしまうことが
あるので気をつけたいです。


放置はもちろんよくありませんが
親子のコミュニケーションがあって
ご家庭がホッと休まるところ
心が落ち着く場所であれば
自分から机に向かう日が必ず来ます!

それが自立だと思います。
心の安心、成長なくして、自立はありませんからね。
そうなることを信じて待ってあげたいです。


まぁ、それはわかってはいるけど、ついつい・・・
と、なってしまいますよね。(^^)
僕も二児の父としてよくわかります。

教育って、共に育つと書いて「きょういく」だなぁと
つくづく感じます。
子どもだけに原因があるわけではない・・・
僕も常に反省させられています。(^^;

誰よりも子どもたちが1番感じている

2014年10月30日 18時05分32秒 | 保護者の方へ
今日、今津校の先生と話をしていて
生徒たちの成績の話になりました。

点数が取れたときに嬉しいと感じたり
ダメだったときに悔しい!と感じるのは
我々講師ではなく、当の本人なんだよね!
と、いう話になりました。

これって、我々講師も気をつけなくてはいけないのですが
点数が良かった!と言って1番嬉しいのは
がんばった生徒本人です。
当然、塾の講師ではありませんし
お母さんでもお父さんでもありません。

また反対にダメだったときに
1番がっくり来ているのも本人であり
他の誰でもありません。


そんな当たり前の事なのですが
ついつい自分の事のように感じてしまいます。
保護者の方ならなおさらだと思います。

保護者の方にもこのことは改めて
塾通信にも書かせてもらおうと思いますが

嬉しいとか、悔しいとか、自分のことではなく
「子どもたちが主役になっているかどうか」
今一度、再確認してみてください!

我々も気をつけなくちゃ・・・と
改めて感じる話でした。