NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

個人別指導塾だからできること

2006年08月31日 06時43分33秒 | About Nagahama

9月からの時間割を組み終えた。
2学期はどの学年も重要な単元を学ぶことになる。
学習塾として一番大切なのは検証作業だ。
教えれば生徒がわかってくれているものだと勘違いしてしまうケースが
非常に多い。これは全くの誤解であって、生徒は「分かったつもり」で
帰ってしまうことがほとんどだ。

先日、小1の頃から来てくれている低学年の生徒が
「せんせい!2桁のかけ算、もう完ぺき!家で練習してきたよ。」
とニコニコした笑顔で言っていた。
もちろん、2桁のかけ算も克服してくれている。


僕はこの言葉につきると思う。
塾の講師がやっていることと言うのはあくまでも模範。
教室は模倣させる場所なのだ。
僕はこの言葉でこの生徒が絶対に今後も伸びる、という確信を持った。


できるようになっているのかどうか、その生徒のレベルでの進歩を
検証してあげる必要がある。
高いレベル、そうでもないレベル、前回やったことのおさらいレベルなど
その生徒に応じたレベルでの検証を常に心がける必要がある。
これは個人別指導を行っている学習塾だからできる大きなメリットだ。

結果を見せてあげることが重要

2006年08月30日 06時10分33秒 | 学習塾経営

今週に入り、生徒たちの振替授業がたくさんあって活気づいている。
夏休みの成果をとりあえず何らかの形で示して生徒に伝える時期でもある。
模試の結果であったり、小テストであったり、目で見える形で
ある程度見せてあげて満足感を与えている。こうすることは
できない生徒にとっては自信につながる。もちろんできる生徒にも。

昨日、いつも平均点くらいを取る中学生が夏休みの間に覚えた英語の文
確認テストで9割取った。正直僕もビックリしたが、
生徒が一番ビックリしていた。顔色もすごく良くなり、今後期待できる。

短期間集中講座ではものすごく実力アップする。
勉強時間が増えるから、というのもあるが、うちのように振替授業を約束すると
たとえ小学生であっても3日連続、4日連続で来ることが頻繁に起こる。
そういう時こそ一気に実力をつけるチャンス。

毎日来ている生徒の顔色は悪くなるどころか、日に日に良くなっている。

プロが持っているプライドと仕事へのスタンス

2006年08月29日 05時52分39秒 | メンター

昨日、夜回り先生が大観衆の中、突然講演をキャンセルされた
という記事があった。
8000人ほどの聴衆が集まり、3000人ほどの会場でそこに収容できなかった
聴衆へは、近隣2会場でモニター中継する計画だったそうだ。

だが水谷先生は「モニター中継では言葉が伝わらない!」
「聴衆全員に直接、話をする形でないと講演できない」とだけ述べられて
退場されたそうだ。

明らかにこれは運営者側の手落ちだ。
水谷先生とあらかじめ打ち合わせをしていればこんな事にならなかった。
講演する側としては練りに練って、感動を仕掛けているはず。
それが思っていた環境と違ったとすれば当然、講演はできないだろう。
適当にやりこなすことはもっとできないでしょう。

プロのプライドと、水谷先生の仕事魂だと思う。
何のために講演して全国を飛び回っているのか。スタンスそのものが違うなぁ
と関心されられた。

少子化は学習塾の商品改革のきっかけ

2006年08月28日 05時32分43秒 | 学習塾経営

1ヶ月ほど前に下の息子を市の定期検診へ連れて行った。
上の息子を連れて行ってから5年ほどになるが、人の少なさにびっくりした。
少子化と言われているが、ここまで減ってきたものか・・・と唖然とした。

上の子の時は結構、多くて検診終了までに2時間以上かかっていた。
下の子は半分以下の時間で、しかもゆったりと行うことができた。


学習塾はこの少子化の煽りをまともにくらう。
当然、年齢層を広げなければ売上げはダウンの方向に向かう。
小中学生対象の学習塾が多いと思うが、その対応策としては
年齢層を下げる(幼児向け教室)、逆に上げる(高校生、社会人資格スクール)
などだ。

小中学生指導だけにこだわってより良いサービスをご提供して
単価を上げるというのももちろん有効な手段だと思う。

こうして考えると、今、学習塾は商品を見直す時期に来ていると言える。
現状のままでは衰退しか残されていないのは明白。

改革・改善時はちょっとパワーがいります

2006年08月27日 18時19分24秒 | About Nagahama

高等部HPの体裁がようやく整ってきた。
あとは具体的な内容を煮詰めて記載すればOKという段階。
この夏から取り入れているDVD授業はおかげさまで大盛況。
特に高3生はすごく画期的な授業だと、喜んで見てくれている。

あとは運営上の、システム的な問題が残っている。
今までの授業形態とは随分異なるため、料金や授業日、座席数など、
解決しなくてはいけない課題はもう少し残っている。

ただ、だからといって今まで通りの指導をしていても
他塾との差別化にはほとんどならず、講師の力量に商品力が依存してしまい
生徒任せなだけの授業から脱却することができない。

ここは1つの改革、改善点だと思う。
もちろん、今の生徒には若干ご不便をかけることもあるかもしれないが
(システムが代わるので)。
きちんと説明し、良いものを提供していく上でのことだから、と
話し、サービスさせていただけば何も問題はない。
むしろ喜ばれる。

今週は高校生に対し秋からの生徒面談を行う1週間になる。
改革・改善の時は若干、こうしたパワーが必要だが、やらなければ
いつまでたっても・・・ということにつながる。

当たり前のことだからこそ・・・

2006年08月26日 15時05分41秒 | 学習塾経営

来週から生徒たちはほぼ2学期の予習に入る。
そして、9月からの生活スタイルも話していかなくてはいけない。
生活のリズムが崩れている生徒は9月1日までの約1週間でリズムを
戻して行かなくてはいけない。
僕も来週から早朝型にシフトしていこうと思う。


塾の講師として子どもたちに言っておかなくてはいけない事の中で
何よりも大切なのは
「学校での2学期の授業をもう一度きちんと聞いて復習しなさい!」
ということ。
特に小中学生は、塾で1回習ったから・・・と、学校の授業を
おろそかにする傾向がある。
それでは絶対ダメだということを重ねてアドバイスする必要がある。

当たり前の事だけにきちんとアドバイスしてあげないと気付かない
生徒が案外多い。あの子は大丈夫だろう…と思う生徒ほど危なかったりする。

成長を感じる時期

2006年08月25日 22時54分24秒 | 学習塾経営

気がつけば8月ももう終盤。近所の田んぼの稲穂が垂れはじめている。
毎年この時期になるとイネの成長と自分の成長などを考える。
今年ももう、こんな時期なんだなと。

子どもたちの成長を見ていてもやはりこの夏期講習会というのは
ものすごく成長する。稲穂が垂れはじめるように。

今日、学年で15番から5番にまで飛躍的に順位を上げてきた生徒の英語、数学を
試してみた。夏休みにやったことがどのくらい定着しているか。

夏休みに入る直前、その生徒に「次はベスト3やで!何が何でも3番以内な!」と
一緒に目標を設定した。そのために必要な教科と単元も伝えた。

今日見た限りでは順調な仕上がりになっている。
一次関数など満点をはじき出している。極めて順調だ。
本人もやる気になっているのでかなり期待ができる。結果が楽しみだ。


授業レベルの見直し

2006年08月24日 23時48分22秒 | About Nagahama

高校生のお問い合わせが最近非常に多い。
この夏から導入しているDVD授業が大変好評で、高2生からも
「英語がすごく楽しくなってきた!」とうれしい声を聞いている。

今まで、僕は学力を地域の雰囲気のせいだと半ばあきらめていた。
公立高校が2校しかないこの田舎ではどうしようもないと。
だから、学校の教科書準拠にこだわってしまっていた。

でも夏期講習でDVD授業コースを選択してくれた生徒たちの
おかげで、あきらめかけていた学力アップを実現する事ができるような
気がしてきた。

もちろん、教科書準拠が必要な生徒には教科書準拠の指導が必要ではあるが
そうでない生徒に対してまでもその水準でやってしまっていた傾向がある。


どうしても準拠外に対して消極的になりがちな指導を、まず中学から変えて
行かなくてはいけない。この辺で良いだろう、と妥協することなく。
とにかく伸びる生徒はどこまでも伸ばす。
たとえ指導要領外ぎりぎりであっても教えてあげる必要がある。
志望校がどうこう考える必要はない。


できる子には特に英語・数学は限界を定めることなく、教科書準拠よりも
レベルの高いテキストを使用して指導して行かなくてはいけない。
どうも低いレベルに合わしてしまう傾向にあった自分に反省。
2学期から、上位15%の生徒に対しては標準レベルの指導をしていく。

前職時代のカリキュラムを参考にもう一度、授業レベルを見直してみようっと。

楽しみな企画を考えています

2006年08月23日 23時07分39秒 | 経営者業

うちに来られるオーナーの方々からチラシのノウハウを教えて欲しいと
よくお問い合わせをいただいています。
うちのチラシの構成やデザインはすべて一流の
友人デザイナーに依頼しています。
その友人デザイナーはデザイン業界でも有名な実績を持っています。
僕はあまりわかりませんが、とにかく毎日忙しくされています。


そんな友人デザイナーと僕とで学習塾オーナーさんのチラシのお手伝いを
させていただこうかということに。
教室の雰囲気、オーナーさんの雰囲気、オーナーさんの考え、すべて
面談させていただいて、一流のチラシを作るお手伝いを
させていただこうというもの。

楽しみな企画だ。

今やるか、一生やらないか。

2006年08月22日 23時30分01秒 | メンター

忙しいとき、物事が順番通りに行かなくなるときというのは
すごく疲れる。
いつもと同じ作業をしているにもかかわらず、疲れはどっと2倍3倍。
段取りが狂うとそんなもの。

だが実はその段取りは自分に原因があったりする。
今のうちにやっておけばよいモノを、あとで、あとで、と先送りにして
あとで一気にその処理に追われることになる。
わかってはいるけどなかなかできない。

即時処理ぐせをつけよう!と船井幸雄さんは仰っています。
経営者は特にモノの善し悪しの判断を普通の人よりも多く行っています。
先送り、先送りとしていく行動とは、結局何もやらない、現状のまま、
といった選択をしているのと同じだそうです。

また明日やろう、来週頭に、9月になったら、来年になったら 
この言葉はすべて

「たぶんやらない」

に集約される。そう思って間違いないですね。
今やるか、一生やらないかのどちらかです。