NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

こんな基礎的なことぐらいできて当たり前?できている前提で話す??

2008年08月22日 23時48分21秒 | 学習塾経営
「もしかして、Aくんにはこの図形(平行四辺形)が
 平行四辺形に見えていないかもしれません。」

「ひょっとすると、Bさんは単語の綴りを覚えるのにappleならアップルではなく
 エーピーピーエルイーなんて、1つずつアルファベットで覚えているかも
 しれません。」

昔、講師たちとこんなことを言っていました。
上記の内容はほんの1例で、たくさん話題になっていました。
僕たちは普段の授業で、そこを疑うことなく進めてしまいがちです。

例えばAくんの場合なら平行四辺形に見えていない図形を平行四辺形として
教えていきますから、理解のしようがありません。

またBさんなら美しい(beautiful)とか、おもしろい(interesting)など
少し綴りが長くなるとお手上げになるでしょうし、ましてや
日本文を英文にすることなんて極めて難しい作業になります。
まるで暗号の解読です。

成績が上がらない理由の1つに、教える側の「前提」という仕切りが高いと
いうことが挙げられると思います。
子ども1人1人、その前提は違いますから、逐一調べてあげられるのが理想です。

何も勉強が不得意な生徒だけではありません。
非常に優秀な成績を取っている生徒でも、基本的に「大前提」をおろそかに
してしまっているケースが多々あります。

受験勉強に精を出している受験生ほど、基礎を大事にしなくてはいけないと
思います。そんなことぐらい、家でやって来なさい!と言うレベルの作業ほど
おろそかにしてはいけません。

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