NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

それぞれの2学期に向けて

2008年08月20日 23時58分04秒 | 学習塾経営
夏休みも後半分、とか思っていたのですがもう来週で終わりですね。
2学期の準備をしなくてはいけないことを思いだしまずは高校生の
時間割から着手しています(してもらっています)。

2学期は各学年において非常に重要な学期になります。
中学1年生や高校1年生はいよいよ本格的に勉強の質が変わってきますので
要注意です。他学年も同様ですが、特に新1年生だったことで大目に
見てもらえたこともあると思いますがそれがなくなり
いよいよややこしい単元などに進んでいくことになります。

受験生はもちろん受験までのカウントダウンが始まろうとしています。
適度な緊張感を持ってしっかり地に足つけてがんばって欲しいと思います。

小学生も2学期は運動会や展覧会、何かと行事がたくさんある学期です。
普段の勉強はもちろんですが、塾では10月に漢検があります。
国語力の基礎の部分ですからぜひチャレンジしてください。


さて僕の方は2学期から始まる中2生の数学の授業作成が待っていました。
しばらくやっていなかったので、また再開です。

算数の授業にて

2008年08月19日 23時52分00秒 | 学習塾経営
朝晩、涼しくなりすごしやすくなってきました。
暑い夏ももうすぐ終わろうとしています。早いものです。

今日、法人化にするための諸手続をすませました。
あとは登記をしてもらってひとまず完了です。
いよいよ株式会社になります。
(と言ってもみなさんには何がどう変わるの?って感じですね・・・笑)



今日、受験コースの小学3年生に下記のような算数を教えていて
感じたのですがパターンで解ける問題は簡単に教えられますが
そうでない場合は「教える」というよりも「考えるように促す」ことを
意識しなくてはいけませんね。
そうすることで本当に「考える力」を備えた「学力」がつくと思います。


赤い紙が218枚、青い紙が239枚あります。この紙を子どもに配るのに
赤い紙5枚と青い紙6枚を組にして1人分とします。
色紙の組は何人分作れますか?また、組にできない紙はそれぞれ何枚
残っていますか。

ある生徒は(218+239)÷(5+6)と立式しました。
またある生徒は218÷5と239÷6をしてから少ない組の方に合わせる!と
言葉で説明していました。

答に○×はついてしまいますが、今日のようにしっかり考えられる
子どもたちをみて僕は「成長したなぁ~」と感じていました。
小3生でこの問題をしっかり考えて自分なりの考えを説明付けて
答えられることがすごいことだと思います。

この問題、なかなか小3生を悩ますようで説明にも一苦労しました。

単に「今、わり算を履修しているからきっとこの問題もわり算にちがいない!」
なんていう発想で問題に取り組んで欲しくないので、上記のような問題を
たくさん取り入れて今後も頭を使ってもらっていきます。

やる気が出ないのを生徒の責任にしてはいけません

2008年08月18日 23時50分35秒 | メンター
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こちらが親身になっていくら「がんばって覚えようね!」とか
「覚えたら帰って良いよ。」と生徒のモチベーションを上げても
生徒は英単語をまったく覚えてくれません。

社会での日本の都道府県も覚えられません。
「日本人なんだから日本のことくらいはがんばって覚えよう」
といったら気分を害されてしまいました。

本人が全く覚える気がないものを、どうやって塾が教えられましょう。
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学習塾のオーナー様方から時々このような
内容のお便りをいただきます。


そういう生徒は、指導する側が上記のような態度で接しますと真っ先に
「あっ!押しつけられる!」ということで壁を作ってしまいます。

「がんばれ!」「このくらいできなくてどうする!」という言葉で
子どもたちの暗記力が上がるのであればこれほど楽な仕事はありません(笑)。
受験生はもちろんテンションが上がっていますからこれくらいの
言葉掛けで十分です。叱咤激励で勝手に成長していきます。

そうでない生徒が自ら覚えよう!と思うような土壌つくりが大事です。
いつもと同じような暗記のしかたで勉強しているだけでは
限界がきますし何より、まったく楽しくありません。

それほど工夫をしてもいないのに生徒のやる気に責任を転嫁してはいけません。
どこまでがやる気がない生徒でどこからがやる気のある生徒なのか、なんて
境目はありませんよね。
基本的に苦手な勉強をしているときの子どもたちの気持ちは
「やる気なし」のスタンスです。

そこでどんな工夫ができるのか、が学習塾講師の力が試されているとき
と、考えるべきですね。

何があっても否定的な言葉は使わない

2008年08月17日 23時01分22秒 | メンター
先日、北島康介選手が勝負脳という脳のトレーニングをやっていることを
テレビでやっていました。元氣塾の森先生が講演会でも
話してくださっていましたね。

林成之さんという方が実際に北島選手に勝負脳についてトレーニングを
されたのだそうですが北島選手には
「勝負脳を知っているか知っていないかは一流選手と超一流選手との違いだ」
と仰ったそうです。

「そんなの無理だ!」と思って取り組むのか、たとえ無理だと思われるような
無謀な結果であっても絶対に否定的な発言はしないで「できる!」と信じて
取り組むことが大事なんですね。

室伏選手がハンマー投げで結果が出なかったのですが、その後のインタビュー
でも自信満々で、「やれるだけのことはやりました!」とすがすがしく
話されていました。否定的に「応援してくださっている方に・・・」云々は
彼の言葉からは出てきません。
これも勝負師の勝負脳なんだと思います。


これは子どもたちの勉強にも全く同じことが言えると思います。
「こんな難問、無理だ~!」とか「ありえないくらい難しい!」なんて
言葉を子どもたちはすぐに口に出します。

「しんどい!」「ねむたい」「だるい」なども然りですね。
口癖になっていたりもするのでできるだけ使わないように
個人面談などして根気よく続けて行かなくてはいけないと感じています。

子どもの目線で!

2008年08月16日 19時00分38秒 | 子ども
今日は家族でプラネタリウムと博物館へ行ってきました。
博物館ではファーブルの展示会があって、子どもは昆虫記を
結構読んでいたため、かなりタイムリーな展示でした。
自由研究が少し進みそうです。


子どもって不思議ですね。
大人にしてみたらちょっとしたことでも、子どもにしてみれば
大人の数倍おもしろいみたいで、かなり集中して物事に
取り組みますね。展示会場でお昼を過ぎていたのですが
じっくり時間をかけてあげました。
久しぶりに我が子ながら、あのキラキラした目を見て感心しました。


子どもには子どもの目線や歩幅があります。
大人は周りを見渡せても、子どもは人の足しか見えていません。
大人は10歩で行けるところも子どもは30歩かかるかもしれません。

勉強の指導でもそうなのですが、子どもの目線に立つことを
忘れては絶対にいけませんね。
僕はおなかが空いて、昆虫どころじゃなかったのですが・・・(笑)

知っているか知らないか。その差はとても小さいけれど・・・

2008年08月15日 22時39分26秒 | 学習塾経営
保護者の方々と面談をさせていただいていますと・・・

漢字や単語なんて、何回も読んで書いて覚えるしかないでしょう。
社会なんて暗記科目だから、本人が覚えようと思って暗記するしかないですよね。

このように仰る方が結構います。
確かにその通りです。間違いありません。


ですが、「どうやって暗記すればいいか」、「暗記した後の効果はどうか」など
子どもたちが暗記することへの壁を取っ払ってあげる必要があります。

「えぇ~・・・こんなに覚えられないよ~」と、ちょっと見ただけで
無理だと思ってダメモトで勉強するのと

よし、じゃぁ今日はここまでを絶対覚えきってしまうぞ!と思って
勉強することで、暗記のコツがわかってきます。
このコツを知っているか知らないか。
ちょっとの差ですが大きな差となってしまいます。


漢字くらい覚えられるだろう、単語くらい自分でやりなさいよ!
で、暗記できれば苦労しないのですがそうでないケースが多いです。

これは何もテストの点数が悪い生徒だけではありません。
意外と良い点数を取っている生徒でも実は「暗記」が苦手で
覚え方やモチベーションを上げてやる必要が往々にしてあります。

ちょっとの差ですが大きな差になります。
たかが漢字、英単語。たかが暗記されど暗記です。

Wii-Fit 買いました!

2008年08月14日 23時13分24秒 | 学習塾経営
今日、Wii-Fitを購入しました。
久しぶりに子どもたちと真剣に張り合ってしまいました(苦笑)。

しかしこのWii-Fit、すごいですねぇ~。
体重も測れますし身長とのバランスも計算で出ます。
またバランスを重視した各種ゲームもかなりおもしろいです。
一家に一台欲しい家庭用ゲーム機だと思います。

任天堂Wiiを持っている人はご存じだと思いますがMiiと言って
自分のキャラクターを作ることができて、Wiiの各種ソフトの中で
出てきます。このキャラクターは似顔絵で動きます。
自分の顔にそっくりにすることもできます。

ですからあたかも自分がゲームの中に入っているかのようにも感じます。
こうすると、ゲームへの思いが単にやっているよりも倍増します。
ゲーム単体を見るとそれほどでもない内容でもすごくおもしろく感じます。

このWiiと言い、DSと言い、任天堂はゲーム業界の最先端を常に走っていますね。
常識を根底から見直すことで全く新しい次元のものになり得ますね。

我々も子どもたちの勉強の仕方や指導の仕方を時折、根底から見直すことを
忘れないようにしていかなくてはいけません。

昨日の効果的で画期的な教え方は次の日にはもう常識なんてざらにあります。
少し前を見ていきたいです。

教え子が有言実行してのけました!

2008年08月13日 23時57分16秒 | メンター
太田雄貴くんがフェンシングで銀メダルを取りました。
彼は僕が進学塾で講師をしていたときの生徒なんです。
以前ブログで彼が日本一になったときにも紹介させていただいたのですが
覚えてられる方いますか?

ま、だからといって彼は僕のことを覚えているかどうか
わかりませんから(苦笑)どうって事はないのですが・・・
中学1年の頃のわずかしか見てあげることが出来ませんでした。
とにかくフェンシングの練習が朝から晩まで、月曜から日曜まで
ビッシリと入っていて、練習の合間を見計らって塾の宿題や学校の宿題を
一生懸命やっていました。

彼はその頃から「オリンピックに出る!」と言っていました。
誰が何と言おうと出るからね!なんて断言していました。

そしてその通りになりました。
有言実行してのけてしまいました。すばらしいです。
心からおめでとう!

(僕にとって)すごく身近な選手の朗報に感動しました!

思い出の写真と手紙が出てきました

2008年08月12日 23時47分13秒 | About Nagahama
今日、安曇川校は休業でしたので引っ越す前の教室にたまった
諸々の整理をしていました。
前の職場で塾講師をしていた頃にもらった生徒たちからの手紙なんか
が出てきて、懐かしいやら、感動やらで鳥肌が立ちました。

就職して2年目くらいに合宿を企画させていただき、合宿当日は
一気に疲れが出たのか熱が39度近く上がってたいへんだったのですが
その頃の上司が
「この合宿を0から企画してここまでやってきたのはながはま先生なんだよ」
と生徒に話してくれていたため生徒から熱い御礼の手紙を
たくさんいただきました。
その手紙が写真付きで出てきたので本当に鳥肌モンでした(笑)。


勤めていた教室が県内一の進学区だということもあって
中学3年生の夏期講習ともなると受験へのテンションは最高潮に
達してきます。ただでさえほぼ毎日ある講習なのに
お盆休みに2泊3日の合宿も大人気でした。


今回は思い切って書庫を一掃したかったのですが・・・
こんなかけがいのない財産が眠っているので
またしばらく放置することにします。

もう10年も前の話ですからね。
その頃の生徒が今は25歳だなんて。。。
年を感じます。

勝負脳

2008年08月11日 22時56分35秒 | メンター
北島選手、かっこいいですね!
金メダルを取ったのはもちろんですが、なにがかっこいいって
あの超ポジティブな発言と結果です。
もう、しびれてしまいます(笑)。

先日教育講演会で森先生が話してくださった通りでしたね。
「もしかするとダメかも・・・」や「疲れた」「限界」などのネガティブな否定語
を発すると脳と体のバランスが崩れてしまう。
勝負脳のおかげです!なんてコメントもありました。


僕も日頃から勝負脳にするように意識していこうと思います!
僕の場合は生活を見直さなくちゃいけないです。
日々何気なく使っている言葉の端々に否定語がくっついてきますから
「意識する」ではなくて「改造する」くらいの勢いで僕の頭の中を
変化させていこうと考えています。

やっぱりうまくいくコツは
悪口を言わない、感謝する、前向きな発言を心がける
この3つだと思います。