NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

「させる」ではなく「してもらう」の姿勢で

2007年06月30日 11時20分56秒 | 経営者業
言葉ってすごく難しい。心の中の思いが知らないうちに出ていることがある。
講師採用の面接の際に「子どもがやる気になるにはどうすればよいと思いますか」と
質問させてもらうのだが、その答えの内容ははっきり言ってそれほど重要ではない。
僕はいつもその質問からはその方の仕事へののスタンスを見させていただいている。

例えば
「その子のわかる問題から着手させて、解答できたらたくさん褒めてあげる」
という答えが多いのだが、中にはこういう答え方をされる方もいる。
「その子のわかる問題から着手してもらって解答できたらよかったね!と声を掛けてあげる。」

また
「より深く理解できるように類題を与えて考えさせたい。」という内容のものを
「より深く理解してもらえるように類題を与えて考えてもらう。」と答える方もいる。

一概にその部分だけですべてを決める訳ではないが、上記2つとも後者の答え方
をされる方を僕は採用させていただいている。

前者は「●●させて、、、、」という表現から、子どもたち(お客様)を
自分の思い通りに動かす印象を受ける。
後者は「●●してもらう」という表現を使っているため上記のような印象を受けない。

これは極めて重要なことだと思う。
「させる」事が悪いわけではなくて、スタンスの問題。
簡単に言ってしまうと、講師が上、生徒が下、みたいな感じ。
講師の言うことは絶対!みたいに言うことを聞かせていくような指導では良くない。

有名な言葉にこんなのがある。
「先生って何も偉くないんだよ。先はさき。生はうまれる。
 先生ってね、君たちよりも先に生まれただけなんだよ。」

おかげさまで、うちの講師たちは子どもたちの目線で話ができる方々ばかり。
「させる」姿勢ではなく、「してもらいたい」という姿勢で。

たまには子どものペースにも合わすこと

2007年06月29日 19時05分58秒 | メンター
気がつけばもう6月も末日。今日中にしておかなくちゃいけないことが
いくつかあり、かなり焦って朝からばたついていた。
その合間に次男が今日は園の創立記念日で休みと言うことで公園に。
昨日受講した講演会での内容を、早速実践してみたところすごく楽しむことが出来た。

なにもそんな難しいことをしたわけではなく、何をするにもリズムを
子どもに合わしてみたと言うだけ。

たったそれだけで子どもの顔色も違うような気がしてくるし、不思議と
親の気持ちも違ってくる。
勉強にしろ生活にしろこの事を知るだけで、親も子も非常に楽になる。
「子どものペースに合わすこと」
この一言につきる。親として躾なくてはいけないこともあると思うが
まずはこれが原点だということを忘れなければ親子関係は必ずうまく行く。

今日みたいな慌ただしい1日だった僕が、「平日の休日」ということで
リラックスしまくってる3歳児のペースに生活のリズムを合わせてみたところ、
昨日の講演の内容を身にしみて理解することができた。

今日も幸せな1日に感謝。

能力開発教室を準備中

2007年06月28日 23時11分52秒 | 学習塾経営
今朝、教育講演会に参加してきた。
今回は幼児期の子どもの見方というテーマでの講演会だったのだが
非常に参考になった。
まだにここに書けるほど復習していないので詳細は控えるが
確実に、良い教育がもうそこまで来ているなぁと少し安心できた。

今、幼小部から対象に能力開発に限定した「あたまの体操教室」の準備をしている。
名称はまだ適当だけど早ければ夏休みごろから試験的に始めていきたい。

僕なんかは教育面でもまだまだ勉強していかなくちゃいけないが
この近年、勉強したり体感してきたことがようやくまとまりつつある。
点であった知識が少しずつ繋がりはじめて、1つの線になりだしてる感じ。

幼児期の教育

2007年06月27日 07時03分39秒 | 学習塾経営

幼児期からの教育は、とても効果があると僕は考えている。
幼児教育なんてそんな小さい頃から?と誤解されることもあると思うが
やり方によっては非常に効果があると思っている。

うちの教室では下は5歳児からの指導となっているがいずれは2歳くらいからを
対象として保護者の方と一緒に・・と思っている。


子どもたちに取り入れているのは体感型の指導。
詰め込みや、くり返し練習などはほとんどしない。
楽しみながら、遊び感覚でものの本質を理解していく指導を理想としている。

どうしても学校の進度を考え始めるようになると詰め込みや
反復練習が否応なしに必要となってくる。ここがネックなのだ。
自発的に反復練習できるのが理想だけど、意味がわかっていないのに
ただやみくもに反復しても効果はない。
勉強が「強いて勉めるもの」と言われる所以はここにあるのではないかと思う。

毎年5歳(就学前)の生徒の感想は「毎日塾に来たい!」だ。
わかることが楽しくて、無理に強いる必要がないことが効果的な学習法だと
証明していると僕は思っている。

間違って初めて気がつくことも必要

2007年06月26日 09時41分33秒 | 経営者業
僕は良いものを見つけたらとにかくまずやってみることから始めるタイプ。
じっくり考えて行動するタイプではない。

だから「やってみたけど、ここがダメだったなぁ~」と、後になって
よくよく考えればわかりそうな点にも気づかずにGO!してしまっている。
良いのか悪いのか使ってみなくちゃわからない!と言ったところ。

昨日、ブログに「遠回りしなくちゃいけないときもある」ようなことを書いた。
僕は「これは良い!」と思ったことに関しては、先人から否定されても
聞く耳が持てないことがある(笑)。だからよく失敗もする。


それを次にどう捉えられるか、これがキーだと思う。
無知な部分は先人の言うことを参考にした方が良いに決まっている。
でも悔しい感情がそれを邪魔をして、素直に認められない。
この感情とどうやってつき合っていくかがポイントだ


塾に来ている生徒の中に「自己流でやらせてください」という子がたまにいる。
僕はあえて否定しない(もちろん時間があればの話)。
こちらが教えようとしている解法ノウハウは、いくらすごいノウハウだったとしても
受ける側が「知りたい」と思わない限り吸収してくれない。
だからあえて、間違ってもらう。その後、素直に聞いてくれるまで繰り返す。

自己流で間違い、冷静になると今度はこちらのノウハウを素直に聞けるようになる。
そうなれば案外、こういう生徒ほどよく伸びる。

特に低学年ほど自分から進んで挑戦し、いっぱい間違えればよいと思っている。
遊びも、友人関係もそして勉強も。

先人の言葉をどう受け取るか

2007年06月25日 12時03分29秒 | メンター
人生はよく登山に喩えられる。

山を登りきるには日々コツコツと「うさぎとかめ」のかめように
一心不乱に前を向いて歩いていくことが大事である。
当たり前のことを今さら書くつもりではなかったのだが、、、

今朝、県内に塾を開校されるオーナーさんと話していて
「先人の教えを素直に聞くことが出来れば遠回りをしなくてもすみますよね。」
という話になった。

どんな状況でも自分に起こるすべての現象はすべて必要だから起こっているので
「もし、あの時に●●だったら・・・」などと考えるのはナンセンスなんだけど
後から登る人に同じ失敗をさせる必要はない。

だから僕は生徒に対してもそうだけど
その人に必要な情報はすべてお伝えするように心がけている。
逆に、「まだ必要ないな、」と思うときは、回り道で遠回りのようであっても
その道を経験してもらうようにしている。
それが一番「近道」になるからだ。

地道に積み上げていくことも大事だが、どこから積み上げていけばよいかを
アドバイスしてあげられれば、もっと効率的に登山ができる。
先に登った人が
「あそこはがけがあるから危ないから、遠回りでも迂回していきなよ。」
とアドバイスされたことをどう受け取るか。

自分もまた然りだ。

「波動で上手に生きる」・・・船井幸雄さんの本

2007年06月23日 23時10分51秒 | About Nagahama
波動の原理(といっても物理学の計算ではありません 笑)は、
人生をうまくおくるうえで絶対に知っておいた方が良い原理だと思う。

まず1つめ。プールや浴槽の中で波を起こしたときのこと考えてみてください。
波は壁にぶつかると跳ね返ってくる。自然界のこうした原理は人間関係の中でも
はたらいていて、我々の意識や行動にもこの原理がはたらいているそうだ。
簡単に言ってしまえば「やったことは返ってくる」ということ。
良い波動を出せば、必ず良い現象が返ってくる。
最初のうちは下心があっても良いと、船井さんの本には書かれていた(笑)。

もう1点は、ちょっとややこしい話になるかもしれないが
世の中の物質は分子レベルまでミクロに見ていくと、どれもこれも振動している。
そして、振動している物質は必ず波動を出している。
波動は同じ波長だと共鳴して大きくなるし、まったく逆の振動をしているものとは
打ち消し合い、減衰していく(プラスとマイナスという感じ)。
これも波動の原理。身のまわりで、気の合う仲間は同じ波長というわけだ。
(あの人とは波長が合う!とか、自然に使っていますよね。)

この2つだけでも非常に役に立つ。興味のある方は結構昔の本だけど
「波動で上手に生きる」という本があるのでぜひ読んでみて欲しい。

親子関係と塾選び

2007年06月22日 23時36分25秒 | 学習塾経営

書店で「正しい塾の選び方」とか、「塾選びのコツ」などと書かれた雑誌や本を
見かけることが多い。どれどれ・・・と少し読んでみてなかなか鋭い事を
書かれていたので買ってみた。

いきなり、学習塾を分析するのかと思いきや、まずは親の自己分析から。

①子どもの勉強をどのくらいの割合で見てやることができるか。 高←・→低
②食事の時間にどのくらい子どもと接しているか。 高←・→低
③子どもがいつもより良くない点数を取ってきたときに
 A.ついつい欠点を指摘してしまう(また凡ミスして~!!など)
 B.前向きになる言葉かけをするように心がけている

など、いろんな項目で親と子どもの関わり合いをチェックされていた。
このチェックで子どもをどのくらいの頻度で塾にあずけるのかをまず決める。

例えばあまり子どもと関わり合えないのなら、
お兄さん、お姉さん役になってくれるくらい親身に指導してくれる家庭教師
タイプがお薦め。

親子でいつも一緒に勉強時間を持っているような家庭であれば
あまり学習塾に頼ることはない。進学を目指すなら講義式の大手進学塾でも
地元密着の中小規模の塾でもどこでも良い。

という具合。(本にはもっと具体的に詳しく書かれていました。)

これらの統計を見て、うちの塾でもすごくヒントになることがいっぱいあった。
今までいろんな保護者の方と生徒を見てきたけど(初めて見た生徒はなんともう26歳!苦笑)
親子関係が勉強に影響していることは感じていた。
放任も過保護も子をダメにする、と言われるがほんと、よくわかる。

僕も1保護者としてまだまだ勉強の段階だけど
この仕事を通じていろいろ勉強させていただいている。
(感謝です!)

今度新しく教室を開校される方が相談に来られて・・・

2007年06月21日 23時12分43秒 | About Nagahama
今度、同じ県内に開校される教室の方と話していてふと、自分の開校時を
思い出していた。
開校時は期待と不安が交互にやってきて、かなり不安で夜も眠れないことが
あったのをすごく懐かしく思い出していた。

彼の今の気持ちとしてはワラをもすがる気持ちだと思う。
その気持ち、本当によくわかる。

頼ってきてくださっている以上、僕にできることを全力でやってあげようと思う。
同じペガサスというグループに入り同じ志で起業される方なのだから。
僕としては個別学院がもう1教室増えるくらいの勢いでバックアップして
いこうと思っている。

マニュアル化の盲点

2007年06月20日 09時40分13秒 | 経営者業
クレジットカードの磁気が鈍くなったので電話で問い合わせてみたところ
同じ番号でのカードの再発行には面倒くさい手続きをいくつか行ってしかも
現行のカードを本社に送り、3~4週間かかるという。
もしくは10日ほどで新しい番号でのカードを再発行するか。その2択だった。

新しい番号にしてしまうと、それぞれ支払いに使っている会社すべてに対し
変更手続きを取らなくてはいけない。
とにかくどっちにしても面倒くさい作業になるのはさけられそうにない。

で、「どうして磁気が弱くなるのですか?」と尋ねてみたところ
「お客様が何か磁気の強いところに持って行かれたとかが考えられます。」と
即答で、しかも淡々と言われてしまった。
他のカードは大丈夫なのにそのカードだけ?と僕は思ったけど
もう、言うのも無駄なエネルギーなのでやめた。

こういったクレーム時に対応するマニュアルがおそらく完備されているのだと思うが
あまりにも素っ気なさ過ぎていかがなものかと思う。
どうせマニュアルを作るなら
「お客様が不快にならないような間(ま)を考えて・・・」
と付け加えておいて欲しい。

やはり人間性の部分はマニュアル化することはできないな、と良い勉強になった。
さて、このカード、どうしてやろうかな・・・(苦笑)