NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

時間を適度にかけること

2008年08月29日 23時49分10秒 | 学習塾経営
生徒の中には0から説明して欲しい生徒もいれば、5から説明して欲しい生徒
3,6,9と抜粋して説明して欲しい生徒など、1人1人の要望を聞いていると
実に様々です。性格にもよりますからね。

基本的に、面倒くさがりの子は、要領よく抜粋して教えてほしがりますし
逆に、きちんとしすぎてしまっている子は0から丁寧に、丁寧に何度も何度も
確認しながら、わかりきっていることでも慎重に慎重に勉強しようとします。

この例の場合は、実はどちらもよくありません。
時間をかけないのも、かけ過ぎるのもよくありません。

料理の時に鍋を火にかけているようなものですから火加減は
適度でなくてはいけません。

高校受験までの指導では、それほど意識したことはありませんが
高校生の指導では、どちらかというと、もっと時間をかけてじっくり
煮込まなくてはいけないよ!っていう勉強のパターンが多いですね。

要領よく、要領よく、と言うことばかり考えてしまいがちです。
確かに範囲も広がりますからね。できるだけ労力は最小限に抑えて
効果を最大限に上げたいと考えることは、そんなに悪いことではありません。

ですが、あまりにも要領よくしようとするがあまり、かなり雑になって
しまっているケースが非常に多いように感じます。
何とか友達と遊ぶ時間を捻出しようと、そんなことに頭を使っている
のかもしれませんね(笑)。





ところで、
夏休みが今週で終了になります。来週からいよいよ学校が始まりますが
小学生、特に低学年の子どもの中には「やっと友達と遊べる!」などと
学校へ行くのを待ち遠しくしている生徒がいます。
残念ながら中学生や高校生にもなるとほとんどそんなことを言っている
学生はいなくなってしまいます。