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夕暮れ。


ファインダー越しに見える空間。
それは同じようでも、わずかな加減で、彩りや雰囲気を変えてしまう世界。
そこでは、ただシャッターを切ることで、世界を切り取ることができる。



蛇足:
人通りの多い場所から、1つ外れた店から、妙に調子の外れた歌声が聞こえてくる。
ずいぶん大きな声だ。
普段、よく利用する通りだが、
今まで、こんな風に歌声が聞こえてくることもなかった。
新たにカラオケでも入れたのだろうか?
なんにしても、下手な歌。




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今は、ただ怒りの声を…。:あるブログへのコメントがわり


先日、大阪ミナミで起きた刺殺事件の記述が、
ブックマーク登録しているブログ上にあった。
「人を殺せば、死刑になれると思った」と言うのが、警察発表による犯行動機。
こんなフザケた話。
自分の身に起こったことでもないので、取り乱すようなことはなく、
醒めてはいるのだが…。
正直、憤りを覚えて、言葉に詰まった。
そのブログにも、加害者への怒りと被害者への悼みが記されていた。
何かコメントを送ろうとしたが、言葉がまとまらなかった。

以前にも記したけど。
「何故、人を殺してはいけないのですか?」
こんな質問に答えられなかったときがある。
「もちろん、自分が殺されたくないからだ!」
これが分かりやすい解答の1つ。
しかし、これは”自分の命”の重さすら、感じられないバカには通じない。

追記:
先日、テレビでニュースを見ていたとき。
カルト教団に所属していた20代の女性が指名手配者となって、
それから逃亡生活を17年も送っていたことに対して、
ほんの一瞬、同情しかけた”とき”があった。
(関連する記事、ね)
「弁護士一家殺人事件」「松本サリン事件」「地下鉄サリン事件」。
ほとんど思い出すこともなかったが、
絶対に忘れたことはなかった数々の凶悪事件。

罪人とは言え。
「国が法律のもとで、人の命を処断する」
法律家なら、この事実に不安を感じるのも分からなくもない。
しかし、世の中には…。
罪の重さを、量刑の重さで、ようやっと感じられるバカもいるのも事実。

「人の命を奪った殺人者の命も、殺人者に奪われた人間の命も、等しく尊いのです」
「悪人とは言え、彼らも、また社会的な弱者なのです。」
「彼らに必要なのは”救済”なのです。」
…などと言う輩がいるから、世の中はおかしくなってくる。
悪人、正確には、悪事が社会に露見した罪人。
彼らが、社会に対してするのは、償いであって、まず必要なのは、”裁き”。
それに救われるべきは、罪人ではなく。
まず、被害者。
”それ”が、一番おざなりにされている。




さらに追記:
この記事をアップしながら、テレビを点けたら、
最後の指名手配者でもある男性が都内のマンガ喫茶で逮捕されていた。
やっと・・・、だね。
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詭業社会の崩れるモラル

詭業…造語、NAの思いつき。

サービス業や大手企業に関わるコールセンターには、
毎日、色々なクレーム電話がかかってくる。
前回の話とは、矛盾する内容になってしまうが…。
(前回の記事)
近年は、”タカリ”まがい(”タカリ”そのもの)の営利クレーマーも存在する。
「粗悪品(不良品)を売りつけておいて、
ゴメンナサイだけで済む話だと思っているのか?」
「誠意を見せろ!」

ここで言う”誠意”とは、あくまで”誠意”
具体的な要求はしていないが、どのようにでも解釈できることから、
それ以上は、言わない。
しかし、このような悪質なクレーマーというのは、
企業側が、”お金”での解決法を提示をするまで…。
「それが、おたくの誠意と言うものか?」
「誠意が足りないぞ!」などと、散々、ゴネ続けていく。
このような手段で生計していた営利クレーマーの存在が、
明るみになってきたことから。
近年は、”民事暴力”として、警察沙汰になることまである。
実際、暴力団新法ができる前には、組織暴力がやっていた手段を、
(表向きは…)暴力団とは無関係な一般人が行っているというのもタチの悪い話。

追記:
このような不当な要求をしてくる悪質なクレーマーが出てくる背景には、
企業側の人間が”できもしない”ことを”できる”と言ってしまっていることにもある。
「当社の商品は、低価格で高品質。」
「しかも、アフターサービスもバッチリですよ♪」

”本当だろうか?”
たしかに価格は、お手頃。
仕様書を見る限りでは、必要な機能もついている。
・・・でも、これ外国製(中〇製)じゃない?
この店員さん、アフターサービスがバッチリなんて言っているけど、
大丈夫だろうか?
…などと。
コールセンターに実際にかかってくるクレーム内容は、
こんな分かりやすいシチェーションばかりでもなく。
本来、弱い立場にある人たちを守るためにある仕組みや法律が、
悪意を持った人物たちによって機能しなくなるのが腹立たしいところ。。
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気怠い朝、不快な光景


気分の乗らない朝。
何故、気分が乗らないのかも、よく分からない。
いつも通りの朝のようにも思えるし、
いつも、こんな気分だったように感じなくもない。

先週の話。
とにかく、ムシ暑い朝。
駅前の交差点で、赤信号とニラメッコしていると、怒鳴り声が聞こえてきた。
そちらに目線を動かすと、中年のタクシー運転手が、
ハッピ姿の老人に怒鳴りつけていた。
「なぁんだよ!その態度わぁ!!まずは”す・み・ま・せ・ん”だろうがぁ!!」
どうやら、老人が乗っていた自転車が、運転手のタクシーにぶつかったらしい。
一方的な言い分に老人は、憤ったような表情を見せていたが、
それが運転手の気分を、さらに煽ってしまったようだ。
「おい、お前、降りろ!」
老人を追いやるように運転手は言った。
運転手は、かなり肩幅のある中年男性だった。
そこで、ようやっと老人は、小さい声で「すみませんでした」と、渋々、言った。
「なぁんだよ。こっちは警察を呼んだっていいんだぞ!」
状況を考えると、老人にも”非”があるようにも見えるが、
正直、運転手の乱暴な言動と態度には、不快にさせられた。
”声をかけるべきか?”
そう思ったが、気分が乗らなかった。

信号が”青”になり、交差点を渡っていた。
電車に乗り、窓越しに交差点を見ると、まだ言い合っていた。
”何かできることなかったのか?”
少しだけ考えた。
こういう気分のときは、頭にイヤな光景が残ってしまう。
警察を呼ぶことも考えなかった訳でもないが、より大ゲサになりかねない。
それに通報者として関われば、出勤前に時間を取られてしまう。
それは煩わしかった。
次の駅で乗り換えながらも考えていた。
”タクシー会社とナンバープレートから、
タクシー会社に連絡して注意させることもできた”…と思いついたが、
どちらも覚えていなかった。
それだけ。
それで終わりだった。



追記:
厚生年金基金の解散で倒産した関西のタクシー会社のニュースも含めて、
色々と厳しいタクシー業界。
ストレスも多いのかも知れない。
それでも、路上で客商売の人間が乱暴な言葉で怒鳴り散らすなど、
あまり好ましいとも思えない。
まあ、今後、この運転手のタクシーに乗りたいとは思わない。
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雨(あめ)、東京


あれ、
なんで?
ふっと、そう思う瞬間がある。
そう思う光景がある。

先週の話。
夕方のラッシュ時まで、1~2時間ほど余裕がありそうな時間帯。
乗り換えのため降りた駅のホームで、電車を待つことになった。
別に珍しいことでもない。
むしろ、ありふれた日常的なとき。

ホームの端から、カサで床を突っつきながら歩いてくる女の子がいた。
6~8才くらいだろうか?
私立の小学校にでも通っているのか?
白と水色の制服姿だった。
勢いよくカサを突きつける音は、乱暴だが、妙にリズミカルだった。



電車は、まだ来そうになかった。
しばらくして・・・。
また別の女の子が、カサを突っつきながら歩いてきた。
白と水色の制服姿。
同じ小学校のようだ。
この学校の方針なのか?
それとも、この世代の女の子たちのスタイルなのか?
これまた乱暴な音を響かせながら、通り過ぎていった。




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