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怪猫:令和2年2月2日のこと

(前回の続き?)
ちょっと話が外れますが…。
猫とハードリカー(蒸留酒)の組み合わせと言えば、
ウイスキー蒸留所のウイスキーキャットの話が有名だけど。
人吉駅より、北東に位置する千光山生善院には、
酒蔵にネズミを寄せ付けないウイスキーキャットのような存在ではなく、
化け猫の物語が伝わっている。



熊本県球磨郡は、鎌倉時代から明治維新までの700年にわたり
領主・相良氏が治めてきた。
人吉駅より、北東に位置する千光山生善院の場所には、
かつて普門寺という寺があり、化け猫の話が伝わっている。
その昔、普門寺の住職は、相良氏によって、
無実の罪で非業の死を遂げ、同時に寺も焼かれたとある。
住職の母、玖月善女(くげつぜんにょ)は相良氏を呪いながら、
愛猫と身を投げたことから、
その後、相良氏は、化け猫に悩まされることとなり、
霊を鎮めるため、普門寺跡に建立されたのが生善院になるという。
(正直、かなり省いています。)
京都(みやこ)の喧噪も遠く、のどかな地域での700年と聞けば、
安定的に平和だったようにも思えてしまうけど、
このような怪談話が伝えてくるのは、呪いや妖怪が実在するかではなく。
死して、人を呪うほどの業(エネルギー)があったということ。

蛇足:
子供の頃に見たマンガには…、
“神の姿を写そうなどとは畏れ多いことだぞ!!”
と言う描写があり、
寺社などへカメラを向けるのは、ちょっと抵抗感がある。
神仏として崇拝されている偶像(アイドル)というものは、
パブリシティが発生している商業的な”アイドル”とは、
「格」や「質」と言ったものが異なる。
なんかバチがあたりそうなのだ。
…と言うことで、
この“はんぐおーば”では、寺社や仏閣、教会の画像は(ほとんど)ない。
(関連する過去の記事)
そこで、こんな画像で勘弁いただきたく存じます。
(次回からは球磨焼酎に関してとなります:続く)


(画像は、ものがたり酒店前で撮ったもの)
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