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球磨焼酎(前編):令和2年2月2日のこと

(画像の蔵元は、大和一酒造元)
「焼酎」と言えば、
古くから日本で、米や麦、芋など用いて造られてきた蒸留酒。
「焼酎」の原料には、国税庁が定めた53種類が使用されている。
日本に蒸留技術が伝わってきたのは、
いつ頃になるのか正確には分からない。
もっとも古い記録としては、
鹿児島県大口市にある郡山八幡神社から
「神社の改修工事に際して、
ケチな施工主は一度も焼酎をふるまってくれなかった」
…という宮大工が永禄2年(1559年)に書き残した落書きが
見つかっている。


(画像は、大和一酒造元でのもの)

1546年 …
フランシスコザビエルの手紙の中にも米焼酎の記述がある。



(画像は、大和一酒造元でのもの)

江戸時代、焼酎1杯の値段は、大工の1日分の給金だったとのこと。



本格焼酎が、それぞれの県で造られている九州地方の蔵元は、
いずれ訪れてみたいと思っていた場所の1つだったが、
資料集めは進んでいないのが実情だった。
それぞれの県で特色ある焼酎が生産される九州地方は、
暑さに弱い黄麹で造る清酒ではなく、
腐敗を防ぐクエン酸を大量に生成する黒麹(白麹)で
仕込まれる焼酎文化が根付いった歴史的土壌があり。
そんな九州地方の中央部にある熊本県は、
九州全県と県境が接している。
面積は7409平方キロメートルになる。
熊本県の焼酎は、米焼酎が主流となり。
その代表とも言える球磨焼酎は、本格焼酎(乙類焼酎)となる。

九州地方の焼酎には、麦や芋も印象的だと思われるけど。
歴史的には、米焼酎が、一番、古いものとなる。
<1件目:大和一酒造元のHP(外部リンク)>



追記:
新旧の文化が、生活の中に入り混じっているのは、
珍しいことではないけど。
それを強く意識させられる。
都市部での生活に慣れてしまったいるからという訳でもなく。、
ここ(人吉球磨)は、そのような場所。

(続く⇒)
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