「人は亡くなっても、絆は残る」
最愛の者を亡くしてしまえば、とても辛く、例えば、楽しいことがあっても楽しむことができない。罪深くさえ思えてしまう。
その質問者に対して、絆は残っています、と。
一緒に楽しめばいい。「美しいね」とか「面白いね」と語りかけてあげればいい。
と、仰いました。
また、癌が転移し、手術を控えている。どう子供たちに伝えればいいか、迷っている。との質問者には・・・
ありのままに伝えてください、と仰いました。
そこから、カウンセリングが始まり・・・
子供たちが変わってきたことを指摘なさいました。
それまでは、軍隊的に(言葉は悪いとことわりましたが)しつけてきましたが、今では子供たちは自由意志で行動している、と。
あなたも変わったし、子供たちも変わった、と。
とても辛いことだとは思いますが、負の面ばかりでもない。
・・・それが慰めになるかどうかは、私には分かりません。
ただそこには、相談者の家族を含め、江原さん自身も、相手を思いやる気持ち、がありました。
それが客席に伝わり、私も涙を押さえることができませんでした。
結局のところ、それしかないかもしれません・・・。
ただ、スピリチュアルな観点からすると、生も死も同じ。表裏一体のもの。
死も、先に行くか後に行くか、だけのこと。
要は、しっかり生き切るということ。
「ぼやぼやしている間に、死んじゃいますよ」
「意味があるから生きるのではなく、生き切ることに意味がある」
「人生は経験と感動を得る旅」
・・・
講演といっても、漫談のようでもあり、スペクタクルなショーのようでもありました。
休憩を挟み3時間あまり。
そう、最後に江原さんは歌を披露なさいました。
4曲だったかな・・・歌の印象は、申し訳ないですが、私にとってはそこそこでした。
ただ、全力投球の講演で、観ていた私たちもフラフラになるほど堪能させて頂きました。
これなら、お金を払っても大満足、と納得できる内容でした。
幕が閉じた後も、もっとお話を聴きたい、もう一度講演を観にきたい、と強く思えました。
大海に一石を投じるため、全国を回ってみえる、ということでしたが、ぜひ、飛騨に来て貰いたいと思います。
ありがとうございました。