戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

さあ、こい!

2009年03月11日 | 想うこと

上地、野久保、元木・・・ヒキサゴンに出演している、野球3バカみたいな、のりですが・・・

こと野球に関しては、素晴らしいことを言っていました。

ノックを受けているときは、大きく両手を挙げ、さあ来い! と声を上げ、それから受ける。

捕れない球であっても、横っ飛びをする。

それが、ノックをしている方への感謝だと。

・・・素晴らしい。

そうなんですよ。

カッコつけのように聞こえるかもしれませんが、ノッカーは大変なのです。

息子の中学野球部では、学校によって事情が違いますから一概には言えないのですが、父兄のコーチがいます。

その方は、休みの日に、野球の指導に来ます。

サラリーマンだと、休日にコーチしに来るわけですが、来たからといって、手当が出るわけではありません。

土日、特に試合が近いと、一日中、部員たちの相手をします。

ノックでも、一時間くらい、打っています。

それも、色々バウンドを変えながら。

終わった後は、当然、汗だくになっています。

お金のためでもなく、名誉のためでもなく、ねぎらいの言葉一つかけられることもなく・・・

それでも、部員たちのために、ひたすらノックを打ちます。

自分のためではなく、部員たちが旨くなってくれることが、コーチの喜びです。

・・・頭が下がります。

なかなか中学生には、ここのところが分からないのですが、本当は、感謝の気持ちを持って、ノックを受けなければならないわけです。

さあ、来い! と大声を出し、捕れない球でも、横っ飛びして応えるのです!