旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

日本語教室

2011年09月04日 00時05分17秒 | Weblog
7月の下旬から週に1度、公民館で日本語を教えることになっていた。ところが季節がら日本語教室にくる外国人の数が極めて少ないものだから、なかなか教える機会に恵まれない。教壇にたてない。「日本語の教え方の秘訣」上・下という分厚いテキストを参照しながら晴れの檜舞台を心待ちにしている。

先週は講師の補助として韓国の男性を担当した。私は韓国語ができないし、彼は日本語ができないから日本語教室に通っている。ともに英語ができるので英語で日本語を教えることになってしまいがちだ。日本語で日本語を教えることを旨とするグループの新参なので、代表者からひとことあるのじゃないかと不安だった。確認してみたら「悪くはないですよ、大いに英語で日本語を教えてみてくださいな。」とのことだ。

9月から10月かけて都合3回「ボランティアのための日本語教授法」の研修を受ける。興味深い研修になりそうだ。楽しみにしている。今日初めて、中年の中国人女性から「せんせい」と呼ばれた。私のほかは全員が女性のボランティアだ。熱心で真面目な方が多い。生徒さんは、中国人、韓国人、タイ人、ベトナム人と多彩だ。

行政の原則

2011年09月03日 09時14分46秒 | Weblog
過剰規制禁止の原則
「行政規制では必要不可欠な権限行使のみが許容され、かつ規制措置が認められる場合でも、選択すべき規制手段は、権限行使によって制限を受ける権利・自由との関係で過剰とならない適正なバランスを確保することが必要である。この基本的な考え方は、行政法領域全般に適用される普遍的なものとして、行政法の一般原則に挙げられる。」「行政法用語 230 WARDS」(成文堂)から引用。ごく一部を改竄。
比例原則ともいう。行政規制の行使の際の制約として「スズメを撃つのに大砲を使ってはならない」という比喩で示されることが多い。行政法には通則的法典がないので、この喩えは行政法体系音痴の私にも非常に解りやすい。

適正手続の原則 
行政は適法であるばかりではなく、手続き過程も公正でなければならない。

公正性・透明性の原則
行政決定は恣意、独断を疑われるものであってはならず、内容及び過程は国民に明らかである必要がある。

求職者の側の理解力に差があるというのに行政には公平な説明責任が課せられている。行政を解りやすく説明することに心を傾けてきた末端の公務員である私は、新制度の膨大な業務取扱要領を前に戸惑いを覚えている。法によって明らかにされた太陽=制度主旨と、要領で示された北風=取扱規定とのギャップを埋めたうえで、国の主権者である特定求職者に対して新制度をうまく説明できるのだろうか。

はな金

2011年09月03日 00時16分53秒 | Weblog
台風の影響で家の外は風雨が荒れ狂っている。嵐の声がかすかに耳に響く。鉄筋コンクリート造は風に強い。つい先ほどまで、「You Tube」で音楽鑑賞に耽っていた。和声ポップスが嫌いなわけではない。お気に入りのスパイダースやシャープ・フォークス、ジャガーズを堪能した。

金曜日は夜更かしをする。明日に備える必要がないから心ゆくまで好きな音楽を聞き、好きな本を読む。アメやチョコをいただくと、年齢を忘れてなんだか愉快な気分になる。これから久しぶりに「法然草」を読む。

そういえば今日、若い女性の訓練生から相談の電話があった。情報筋によれば別の窓口の方がお気に入りらしい。しかし、電話相談では私の方を選ぶ。公私を混同しないところに好感が持てる。生来もてたことがないからこういう扱いには慣れている。

堕落

2011年09月01日 22時41分25秒 | Weblog
私が所属する部所ではこの10月から新しい制度の施行が始まる。やむなく通勤の車中にまで実務の本を持ちこむようになった。ふだんは心の糧になる類の本しか読まない。目下、新制度の立法主旨と施行の指針との矛盾に敏感になりすぎている。私の不勉強のせいで行政の正体が見えていないのではないかという不安に狩られた。実務書を読まざるをえなくなった原因だ。

ここでもまた、堕落が始まっている。人間、暇になったらロクなことがない。わが身と芸備線に腹が立ったからバスで帰宅した。ディーゼルで20分のところ1時間と半を要した。

芸備線

2011年09月01日 21時59分21秒 | Weblog
いつも下深川駅まで乗る17:20発の狩留家行きディーゼルは運休だった。しかも時間は5時15分だというのに、次の列車は「三次行き18:00発」と表示されている。場内アナウンスは「線路の安全点検のため、芸備線は復旧のめどがたっておりません。」と繰り返す。台風の接近によって大気が刺激されて雷雨が広島を襲った。芸備線は雨と「鹿との衝突」に弱い。