畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

穂肥

2009-07-03 20:21:06 | 米作り
7月3日(金) 

一日、田んぼ作業。コシヒカリの穂肥の散布。早稲のヒメノモチは、一足早く、29日に散布した。
穂肥は、出穂期のおおむね、20日位前にに施す肥料のこと。出穂とは、穂の先の籾が顔を出し始めた状態のことで、全体の50%位の穂が、出穂状態の頃を、出穂期という。米作りでは、この、出穂期を基準に、栽培管理をすることが多い。当然、穂は、そろって出ることはないから、最初に顔を出す穂と、最後出る穂では、かなりの日数の開きはある。これがそろえば、管理は簡単なのだろうが、自然のこと、工場生産のようにはいかない。
稲の生育は、田んぼごとに、微妙に異なる。同じように、肥料をやり、同じ苗を植えるのだが、出来の早いところ、遅いところ。生育の良い、悪いも、現れる。土壌の違い、同じように日当たりでも、地形の違いで、風の動きが、違うのかもしれない。稲にとって、そんな違いが、生育に現れるのだろう。
わたしの管理の悪さもあるかもしれないが、条件が悪く、除草剤を使っていても、草の多い田んぼもある。今年は特に、そんな田んぼが、草の害を受けるほどになっている。3反ほどが、かなりひどい。そこには、穂肥をやらないことにする。
1町5反ほどのコシヒカリに、穂肥を散布したことになる。
穂肥は、どうしても、人力を頼らざるを得ない。散布機に20kgの肥料を入れて、歩きながら、肥料を、吹き飛ばすように撒く。10m位は飛ぶから、田んぼの畔を歩いて散布する。幅の広い田んぼだと、どうしても、田んぼの中に入らざるを得ない。30kgもの重さを背にして、ぬかる田んぼを歩くのはかなりしんどい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿