畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

いもち病

2011-07-27 18:29:16 | 米作り

7月27日(水)  いちじ 

早朝、鳥達の鳴き声を、かき消すようなエンジン音が響く。田んぼに農薬を撒く、動力散布機のエンジン音だ。

台風は、少しばかりの雨をもたらしてくれたが、同時に、真夏の太陽は、吹き飛ばしてしまったようだ。曇りがちの日が多く、太陽が出ても、梅雨明直後のような、カンカン照りにはならない。湿度が高く蒸し暑いが、気温は30℃になるかならないか。イネの大敵の、いもち病が、発病している。すでに穂が出ているから、穂首とか、籾のいもち病だ。いもち病菌の最も好むような気候になっている。この先一週間近く、曇りで、気温も低め傾向だと云う。農薬の散布は、予防と、病気の広がりを止めるためにまかれている。粉剤が多いから、早朝の、朝露の残る頃、そして、朝凪ぎの風の無い時にまかれることが多い。

我が家の田んぼも、発病している籾もみられるが、蔓延しないように、天候の回復を祈り、イネの体力を信じて、待っているしかない。

そんな心配をよそに、今日の天気も、どんよりとした曇り空。久しぶりに、花畑に行って、びっくりする。一面、草でびっしり覆われている。太陽熱処理をしている透明マルチの畝間も、草が生え、伸びている。ヤマイモヤゴボウの畝間の草は、伸び放題という感じ。ゴボウなど、草に埋もれて、ほとんど成長できていない。あちら立てればこちら立たずで、相変わらず、後手後手の追われる毎日だ。いくらかでも、回復させようと、一日草取り。午前中は、マルチをたたく雨音が、途切れないほどに、雨粒が落ちる。少しばかりでも水分があれば、発芽してしまう、雑草の種には、充分の雨だ。

田んぼのいもち病、畑の草だらけ。

さあ!頑張らなければ。


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