畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

本番

2015-02-08 17:47:33 | 農作業

2月8日(日)  のち 

朝、雨は降っていない。予報通り、昼前くらいから弱い雨になるようだ。雨の前に極力やってしまいたい。

Kさんに、豆を温めるべく、火を燃してもらう。8時ころ、二人到着。味噌つくりを経験したいという友人を連れての到着。明日用の豆を洗い、水につける。塩糀も作業場に運ぶ。

豆は煮えているから、作業開始はすぐだ。これからの味噌つくりは、昨日とは少し番う。豆と一緒に糀もつぶす。だから、釜からあげた大豆にまず、塩糀を混ぜる。そのうえでミンチ機にかけてつぶすことになる。つぶす量が増えることと、豆だけとは違い、機械にくっ付きやすくなったり、負荷も強くなる。時間は余計にかかるが、倍というほどではない。作業の段取りを終えて、作業は3人に任せる。二人は、昼食後すぐに帰りたいというので、作業終了と同時に、昼となるよう、準備にかかる。

昼食は、キムチ鍋で、餅入りにする。

10時ころから、降り始めるが、予定通り、外での作業は終わっている。ちょっと戸惑うのは、弱い雨というより、かなり強い本降りの雨。しかし、作業は順調で、11時過ぎには完了。半ころからは食事が始まる。雨は強まり、雷までなる始末。本降りの中、二人は車を走らせて行く。Kさんは一休み、雨が弱まる3時過ぎに帰ってゆく。夕方には、雨は上がり、西の空はうっすらと夕焼け。さあ、明日は三日目の味噌つくり。13kgと5kgの二つの釜が待っている。

 


しわしわ

2015-02-08 15:56:12 | 農作業

2月7日(土)   いちじ 

釜戸に太めの薪を入れ、付け木用の細かな切れ端や紙を入れて、火をつける太い薪に火が付くまでは、釜戸の前を離れられない。四つの釜戸にすべて火をつけ、ちゃんと燃えるのを確認するまでに、1時間弱はかかる。太い薪が燃え始めたら、あとは時々確認して、薪を補充してゆけばよい。豆を煮るには、あまり強火だと吹きこぼれるから、ちょろちょろと燃えているぐらいが、ちょうど良い。太い薪が二本ほど入っていると、ちょろちょろ加減がよい。火が弱ったり、くすぶりかけたら、小さな薪を投げ入れて、火力を強くする。吹きこぼれたり、湯気の蒸発で、水が減ったら、時々足してやる。

そんな風に、豆を煮ながら、出荷作業をする。午後、早めに箱詰めを終わらせ、いつもはそのままにしている出荷台の上の箱を、作業場脇に止めた軽トラの荷台に移動する。ドライバーに電話して、早めに集荷してくれるようにも頼む。

出荷台を整理し、作業台に変える。シーツを敷いて、ミンチ機をセットし終えるころには、地元の友人が到着。豆も軟らかに煮えている。3時前ぐらいから、作業開始。豆をミンチ機でつぶし、大きなポリタルに落とす。片方では、糀をよくほぐしながら、塩とよく混ぜておく。ミンチが終わると、塩糀を入れてよく混ぜ、煮汁を足して、程よい軟らかさにする。そして、味噌桶にたたきつけるように入れて、空気を入れないように、強く詰め込む。詰め終った味噌樽を積んで、帰ってゆくのに、2時間もかからない。

作業の途中、4時前ころから、「しわしわ」してくる。弱い雨が、フロントガラスをよく見ないとわからないような、小さな雨粒が、落ち始めてくる。本降りになることのないうちに作業は終わり一安心。我が家の釜には、煮豆が入っている。雨が入らないように覆って、一晩おいておく。

我々は、明日の準備に、塩と糀を量って、塩切りし、それぞれの分量に分けて準備をする。一通り終わるころに、東京から、Kさんが到着。夕飯のころには、雨が本降りになる。