2月7日(土) いちじ
釜戸に太めの薪を入れ、付け木用の細かな切れ端や紙を入れて、火をつける太い薪に火が付くまでは、釜戸の前を離れられない。四つの釜戸にすべて火をつけ、ちゃんと燃えるのを確認するまでに、1時間弱はかかる。太い薪が燃え始めたら、あとは時々確認して、薪を補充してゆけばよい。豆を煮るには、あまり強火だと吹きこぼれるから、ちょろちょろと燃えているぐらいが、ちょうど良い。太い薪が二本ほど入っていると、ちょろちょろ加減がよい。火が弱ったり、くすぶりかけたら、小さな薪を投げ入れて、火力を強くする。吹きこぼれたり、湯気の蒸発で、水が減ったら、時々足してやる。
そんな風に、豆を煮ながら、出荷作業をする。午後、早めに箱詰めを終わらせ、いつもはそのままにしている出荷台の上の箱を、作業場脇に止めた軽トラの荷台に移動する。ドライバーに電話して、早めに集荷してくれるようにも頼む。
出荷台を整理し、作業台に変える。シーツを敷いて、ミンチ機をセットし終えるころには、地元の友人が到着。豆も軟らかに煮えている。3時前ぐらいから、作業開始。豆をミンチ機でつぶし、大きなポリタルに落とす。片方では、糀をよくほぐしながら、塩とよく混ぜておく。ミンチが終わると、塩糀を入れてよく混ぜ、煮汁を足して、程よい軟らかさにする。そして、味噌桶にたたきつけるように入れて、空気を入れないように、強く詰め込む。詰め終った味噌樽を積んで、帰ってゆくのに、2時間もかからない。
作業の途中、4時前ころから、「しわしわ」してくる。弱い雨が、フロントガラスをよく見ないとわからないような、小さな雨粒が、落ち始めてくる。本降りになることのないうちに作業は終わり一安心。我が家の釜には、煮豆が入っている。雨が入らないように覆って、一晩おいておく。
我々は、明日の準備に、塩と糀を量って、塩切りし、それぞれの分量に分けて準備をする。一通り終わるころに、東京から、Kさんが到着。夕飯のころには、雨が本降りになる。
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