畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
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食、農への思い

テントウムシ

2013-03-10 18:53:48 | 農作業

3月10日(日)   いちじ 

寒冷前線が通過すると云うことで、強い南風。気温も上がり、異常な暖かさだった。

田んぼの草刈に出かけるが、あまりの風の強さで、すぐに止めて引き返す。枯れ草を刈るのだが、あまりの強風で、舞飛んでしまう。自分の田んぼへなら構わないのだが、他人の田んぼへも飛んでしまう。今の時期、もう水を湛えている田んぼに入れると迷惑だ。

帰って、秋田のままになっている、除草剤を使わない田んぼの耕起を終わらす。これで全部、一度耕したことになる。

午後も、強風が続くので、イネの苗作りのために、プールを作るため、ハウス内の片付けに着手。アブラムシにやられて、収穫しなかったレタスなどを片付ける。300本近く植えたが、10っ個か20っ個、アブラムシが付いていても平気、という人に食べてはもらったが、我が家でも2~3個食べたが、のこる250個ほどはすべて、アブラムシの餌にしてしまった。引っこ抜いて、鶏にでも、と思ってはいたが、この時期、出荷用の野菜の整理で出る残渣で、十分足りるので、結局そのまま放置で、今日に至った。もうほとんど、アブラムシにエキスを吸われ、半枯れ状で、中も腐りかけている。それらの片付けを始めた。

で、びっくり。

広げたままにしておいた不織布をまず片づけてと、手に取ったら、黄色の点々がびっしり。見ると、テントウムシの蛹。半端な数ではない。レタスの隣のカブとチョウホウナの畝間のホトケノザの茎は葉、撥ね野菜として残った葉にも。成虫は、数匹位しか見なかったが、幼虫もかなりの数いる。収穫放棄のレタスの畝が、テントウムシの養殖場となっていた。これから始まる、野菜の苗作りの、大きな味方の出現だ。不織布は、野菜育苗ハウスに運び、吊るしておく。

残り野菜や、草を抜くのも丁寧に、蛹をつぶさないように引き抜き、蛹の付いた所をちぎり、箱に入れる。まださなぎになる前の幼虫も、やさしくつまみ上げ、箱の中へ。すっかり時間はとられるが、テントウムシの、大引越。

テントウムシの幼虫

  

テントウムシの蛹 (この黄色の蛹が、とにかく、びっしりだった)

    

写真は、いずれもグーグル検索から。(私の携帯では、うまく写せないから。

コメント
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