畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

2009-11-25 18:27:33 | 農作業
11月25日(水)  のち 

天気も天気だし、連れ合いが、午後、患者会の当番になっているので、出荷を手伝う。
野菜の種類は、すっかり冬野菜になっている。そして、根菜類が多い。根菜類は、体を温めるといわれ、これからの季節の野菜だ。ナスなどの、果菜類は、体を冷やすといわれるが、それらが、夏の野菜と云うのも、妙なるものだ。
季節季節の、旬の野菜。それを食べることが、体に良いことだ、と云うことだ。ハウス栽培などの野菜が、露地野菜に比べ、その野菜本来の栄養素が少ないとの、分析がある。そして、現在の野菜は、昔の野菜と比べると、栄養素が少ないのは、ほとんどが、季節の旬野菜でないということだ。ごく少数の種類を除けば、ほとんどの野菜を、一年を通して食べられる。
南北に長い、季節のある、日本の特徴を生かし、産地移動で、得られるものも多い。それに、品種改良により、生育適応性の拡大もある。が、圧倒的に、施設栽培、特に、施設加温栽培による、年間生産が多い。そして、それでも足りないものは、輸入である。こうして、食卓は、豊かになっている。
しかし、私たちの野菜は、その時取れる季節の野菜。だから、ずっと続く、ばっかり食である。そして、メニューから食材をそろえての料理ではない。野菜の顔を見つめて、どう食べようかから、料理に入る。発送の転換が必要だ。
しかし、ほんの、100年少し前までは、日本人のほとんどは、このようにして、食べていたのだが。