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畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

道の駅

2009-11-14 18:30:55 | 食、農への思い
11月14日(土) 

前に、道の駅のことを書いた。農家の人たちが、野菜などを販売する、地元の農産物のコーナーは、どこにもある。それ以外にも、農産物直売所などが、あちこちで、人気があるようだ。これらの、農産物のことを、考えてみたい。
農産物の直売所は、それを運営している会や、個人の考え方が、農産物にも反映されている。並べてある農産物などの、説明を見れば、大体は判る。
道の駅とか、観光客相手の物産館なども、運営方針がはっきりしていれば、農産物の素性も、ある程度は、信用できる。しかし、中には、販売だけを目的とするようなところもある。山間の温泉などに行ったときに、地元農産物と云って販売している所で、輸入農産物を見ることもある。たとえば、ゴマや、雑穀類など、ラベルの隅に小さく、原産国が書かれていることもある。また、全く表示のないものもある。蕎麦などでも、粉の産地が分からないものなど、少なくない。
さて、地元の農家の新鮮野菜だが。これも少し疑った方が良い。産地は、大丈夫。地元である。問題は、どう作られたかである。
最近は、農協や、市場への出荷に関しては、生産履歴について、かなり厳しくなっている。特に、産地物は競争もあり、農薬の使用などは、かなり厳しくなっているようだ。
新鮮野菜コーナーは、どうだろう。ここにも、生産履歴等をきちんと管理している生産者もいる。と同時に、その辺のことにあまり関心のない生産者もいる。そして、大量に生産することなく、販売する農家同士の競争もある。見た目のきれいさは、「大事な」判断材料。少しでも虫に食われないように、神経を使う。そうした時に、ちょっと余計に、農薬を使いすぎる、と云うことはないだろうか。
自家用だけで、野菜を作っていたときは、わざわざ、農薬を買う必要はなかった。しかし、自分の野菜が、他の農家と一緒に、並ぶとなると、どうだろう。
道の駅や、物産館が、生産者の元気を、刺激する面はある。同時に、こうした矛盾も生み出すと思う。

雨なので、出荷作業。早めに終わり、のんびりしていた。レンコン団子を作る。これから、油で揚げて、一杯飲むのだ。
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